先日地上波で放送された、
映画「永遠の0」を見ました。
祖父の人物像を探る中で、
戦争が、特攻が、どんなものだったのかが、
描かれていました。
映画の中で、
(あくまでフィクションの世界ですが…)
ある若者(馬鹿者)が、
「自爆テロと特攻は一緒」
と語るシーンが印象的でした。
僕はそれらが同じだなんて思わないにしても、
「特攻とは」「戦争はいけない」ということを、
語れないのはよろしくないので、
すぐに大刀洗平和記念館に行くことにしました。
零戦が展示されていました。
コックピット内を覗くこともできます。
温もりも、彩りも、快適性も何も感じられないこの場所で、
どんな想いで操縦桿を握っていたのでしょう。。。
特攻に出ることになった若者たちの手紙を、
一言一句漏らさず読みました。
親に宛てた手紙。
「特攻に行くけど笑顔でいてほしい…」
「国のために死ねることが親孝行…」
など、現代では考えられない文言が並びます。
達筆で、素晴らしい文章で、
いかに立派な教育が為されていたかが伝わってきます。
そんな次世代を担う若者たちが、
次々と特攻隊員として飛び立ち、散っていったわけです。
死ななくてよかったはずの善良な国民が、
死にたくないと言えなかった70年前。
遺された手紙や遺品を見ていると、
戦争やそれを強いた国に対して、
怒りが湧いてきます。
その怒りの感情を持てただけでも、
行ってよかったです。
過去を知らなければ、
同じ過ちを繰り返すかもしれません。
知り、感じ、次へ伝える。
知るべきことはたくさんありますが、
少しでも知ることができる場所が、
近くにあってよかったです。。。
