映画の話

「海よりもまだ深く」は名言の宝庫です。阿部寛さん是枝監督インタビュー。

映画「海よりもまだ深く」がついに公開となりました!

カンヌに愛された是枝裕和監督が、阿部寛さん主演で描く笑いあり涙ありの家族の感動作です。

今日感テレビの芸能コーナーで是枝監督、阿部寛さんにインタビューさせていただきました♪

丁寧に答えてくださる是枝監督、激シブな阿部寛さんでした!

この映画は是枝監督が2001年に着想し始めたオリジナル作品で、海街diaryの春編と夏編の間に撮影が行われたんだとか。

2013年の夏に「今なら書ける」と、海街diaryの脚本に取り組んでいた最中、第1稿を書き上げたんだそうです。

「みんながなりたかった大人になれるわけじゃない」

夢見た未来と違う今を生きる、元家族の物語。

作家崩れのダメダメな探偵・良多(りょうた)を阿部さんが演じます。

親の金はせびるわ、稼いだ金はギャンブルにつぎ込むわ、離婚した妻子への養育費は払わないわ、仕事でもセコいことするわ。。。ダメダメなところを挙げればキリがありません。

強さを感じさせる元妻・響子を演じるのは、真木よう子さん。元夫への思いは断ち切っているようでいて、”家族”という形に対しての想いはどこかで抱いているようでもあります。

二人の息子を演じるのは吉澤太陽くん。父への想い、母への想いの間で揺れ動く子ども心を見事に演じています。

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良多の母を演じるのは樹木希林さん。団地に住む老婆を完璧なまでの自然体ながら、圧倒的な存在感を持って演じていらっしゃいます。

良多の姉は小林聡美さん。是枝作品は初とのことですが阿部さんや樹木さんと独特の空気感で家族を体現されていました。

さて、物語は、ある台風の日にひょんなことから一つ屋根の下で一晩過ごすことになった元家族が、果たしてどんな時を過ごし、どんな明日を迎えるのかが見どころとなっています。

そして、なりたかった大人になれなかった大人たちから発せられる数々の名言に心打たれます。

「幸せってのはねぇ、何かを諦めないと手にできないものなんだよ」

「何で男は今を愛せないのかねぇ」

「どこで人生狂ったんやろ」

「全部ひっくるめて私の人生やから」

「誰かの過去になる勇気を持つのが男」

「女心は油絵みたいなもの」

次々に心を打つ名言が出てきます。

ロケ地は是枝監督が実際に住んでいたことがあるという団地。凱旋ロケですから旧知の住民たちからは「是ちゃん!」と迎えられたそうです(^^)

団地ならではの人付き合い、関わり合いも描かれていて、そこがまた哀愁漂う世界観に厚みをもたせています。

さらには阿部さんの歩き方にもご注目ください。

ラストシーンで阿部さんの背中がひとつの答えを見せてくれるはずです。

作中で1つの家族を覗き見ているわけですが、いつの間にか、自分も家族のような気持ちになり、家族において大事なものは何なのかを問いかけてきます。

見終わった時、とても清々しい気持ちになりました。

どんな感情が胸に去来することになるのか、ぜひ劇場で感じてみてください。。。

そして、描かれない部分の心情を埋めるようなハナレグミの主題歌「深呼吸」も心に染み渡ります。。。

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