2015年12月に格安SIMを使い始めて以来、ずっといろんな格安SIM会社を渡り歩いてきました。
その時々で魅力的だと思えるプランを選んできたため、月の支払額が5000円を超えたことはありませんでした。
で、格安SIMの料金に関しては満足してました。がしかし、大手キャリアに比べるとネットの速度はイマひとつでした。そこだけが惜しい。
格安SIMには魔の時間帯があるんです。朝の通勤・通学時間帯、昼12時-13時頃のランチタイム、夕方18時から19時頃の帰宅時間は利用者が集中するためネットの速度がガタ落ちしてしまいます。それに耐えられなくなった僕。
と思い立ち、このたびワイモバイルにオンラインでMNPしてみました。
MNPの手続きもネットで完了しちゃう時代なんだということを肌で感じました。
やってみると意外と簡単なMNPウェブ手続きの一部始終をまとめます!
もくじ
格安SIM比較サイトで速度チェック
なぜワイモバイルなのか
5分通話定額だとちょっと足りない時があるんです。5分経ったからといって電話を切るわけにはいかないじゃないですか。そして5分を超えると30秒20円の通話料が無慈悲にも加算されていきます。
通話定額オプションなしで10分までの通話が無料というのがまず魅力的でした。
さらに格安SIMでありながらそこそこ速度が出ているのが最大の決め手となりました。
格安SIM30枚の通信速度(リアルタイム)というサイトで、格安SIM各社のリアルタイムの通信速度がわかります。
計測エリアが不明なので数値が絶対であるとは言えませんが、格安SIMを渡り歩いた僕的にも“概ねその通りだな”と思えるグラフが並びます。
ドコモ回線の格安SIM会社

※朝9時前と12時頃と18時頃に速度低下
※グレーのグラフはSIM30枚の平均値
健闘するワイモバイル

UQモバイルもハイスコアです。ただしUQモバイルでiPhoneX・iPhone8/8Plusを使いたいと考えている場合は4GLTEエリアのみの受信になるので注意が必要です。4GLTEエリアのみでも問題はないという考え方もありますが、4GLTEエリアではないところがあったとしてもそこが3Gエリアであれば圏外になることはありません。4G&3Gダブルスタンバイのほうが安心感があるので、僕はワイモバイルを選びました。
水・電気・ガス・ネット
速度は大事
ほとんどの格安SIMが朝昼晩の混雑する時間帯は低速になります。理由は2通りあって回線に余裕がなくて速度が出ていないケースと、敢えてその時間は速度が出ないようにしているケースが考えられます。価格と擦り合わせると仕方のないことなのかもしれません。
僕自身はそれで納得していたんですが、遅い状況を見ていた妻としては格安化に今ひとつ前向きになれないようでした。
水や電気、ガスが止まると困ります。ネットも同じようなもんだと思うんです。
これまでは安いという理由でネットが遅い時間帯も我慢できていましたが、遅すぎるとやっぱり困ることもあるんですよね。
だからといって大手キャリアは高いので戻る気にはなれない。
だったら格安の中で比較的速度が出てるところから選ぼうということになり、ワイモバイルにMNPすることになりました。
さっそくオンラインストアで申し込む
オンラインMNPのプロセス
- プランを選ぶ
- 個人情報を入力
- 家にSIMが届く
- 前会社の電波が切れる
- SIM入れ替え
- ワイモバイルの電波を受信
- 移行完了
ワイモバイルのHPにアクセス
製品ページの中からSIMを選択

SIMカードを選択

※ドコモ・au・ソフトバンクで購入した端末をそのまま使いたい場合はSIMロック解除の手続きが必要です。
オンラインストアへ
どこでももらえる特典で3000円相当、5のつく日かゾロ目の日ならさらに6600円相当、合計9600円相当のPayPayポイントがもらえます。
そのままお小遣いにしてもいいですし、端末代、違約金、MNPにかかる手数料に充ててもまだお釣りがきますね。
※PayPayポイント付与キャンペーンは期間限定
iPhoneユーザーならnanoSIM

契約方法を選択

現在利用中の携帯会社を選択

料金プランを選択

SIMのみの販売価格は0円

オプションを選択

データ容量オプションに忘れずにチェックを入れましょう。
通話が多い人はスーパーだれとでも定額をつけてもいいかもしれません。1100円プラスになりますが、通話が完全無料になります。
割引サービスを選択

家族で加入する場合は家族割引サービスにもチェックを。名義人以外の家族が月540円割引になります。わが家でいうと妻が割引対象。
明細を確認してOKなら次へ進む

新規割は7か月だけの割引なので、8か月目以降は770円アップします。
ただし、この時点では下取り割引が反映されていません。
下取りに出せばその金額がこの先24回割り引かれます。
※下取り額は今後変わる可能性があります。
MNPに必要なものを準備しておく

MNP予約番号が必要になります。
契約しているキャリアに問い合わせて予約番号をあらかじめ受け取っておく必要があります。
よく『解約手続きをどうしたらいいの?』と聞かれますが、MNPが完了した時点で前のキャリアは自動解約になります。特に手続きは必要ありません。
MNP予約番号の受け取り方
電話・公式サイト・ショップの3つの方法があります。
ショップによっては待ち時間が長いこともあるでしょうから、電話か公式サイトがオススメです。公式サイトの場合でも24時間受付ではないのでご注意を。
ドコモ
- 電話:151(9:00-20:00)
- WEB:My docomo(9:00-21:30)
- ショップ
au
- 電話:0077-75470(au携帯、一般電話共通・9:00-20:00)
- WEB:auお客さまサポート(9:00-21:30)
- ショップ
ソフトバンク
- 電話:✳︎5533(9:00-20:00)
- WEB:MySoftBank(9:00-21:30※ガラケーのみ)
- ショップ
本人確認書類アップロード
画像をアップロード

書類種別を選択するとファイル選択項目が出てきます。書類に記載された住所が現住所か否かをチェック。
書類種別は以下の通り

免許証画像をアップロード時

氏名・生年月日・住所を自動で読み取ってくれます。
読み取りに間違いがなければ「読み取り情報を反映してアップ」をクリック。
のりかえ(MNP・番号移行)情報を入力

あらかじめ準備しておいたMNP番号、利用中の電話番号、MNP予約番号の有効期限を入力。
契約者情報を入力する
氏名・生年月日・性別・住所

希望届時間・連絡先番号・メアド・職業など

ネットワーク暗証番号を設定する
絶対に忘れない4桁の数字を入力

家族利用の場合は家族情報を入力

クレジットカード情報を入力

注意事項を確認して”同意”にチェック

料金未納があれば審査が通らないとか、メールアドレスは引き継げませんよとか、そんなことが書いてあります。
下取りに関する同意事項にチェック

申し込み完了後1週間ほどで下取りキットが郵送されてきます。
到着から14日以内に送り返さないと正しく割引が付与されないこととか、下取りに出す端末はちゃんと初期化しておきましょうとか、そんなことが書いてあります。
契約書類を選択

ファイナルアンサー

これが最終確認です。
“同意して申し込みを完了する”をクリックすればオンラインストアにおける入力作業は完了です。
注文してから2日後、SIM到着

小さなダンボール箱に、今回頼んだiPhone用のnanoSIMと数枚のマニュアルが同梱されてました。
商品到着後は電波オフになるのを待つ
SIMが到着したことをワイモバイルが確認し次第、MNP手続きに移ることになります。(到着確認の手続きなどは不要です。)
到着確認後にSIMの切り替えが行われるわけですが、その手続きが完了するまではこれまで使っていたキャリアを普通に使うことができます。
ワイモバイルSIMとSIMピンは常時携帯
SIMの切り替え日の朝
商品到着から2日後、ワイモバイルからSIMの切り替え案内のメールが届きました。
その中で切り替え時間が案内されています。
朝10時から夜7時までの間で切り替えが行われるとのこと。

切り替わるのが朝10時かもしれないし、夜7時かもしれません。
指定された時間が幅広くて不安になりますが、案内があるだけよいのかなぁと。
ワイモバイルSIMをアクティベート

圏外になったら、iPhoneの電源を切りSIMを入れ替えます。
ここからがちょっとがんばらなくてはいけないポイントです。以後の作業をしなければネットに繋がりません。
プロファイルを削除

【設定→一般→プロファイル→プロファイルを削除】の流れでこれまで利用していたキャリアのプロファイルを削除します。
ワイモバイルの構成プロファイルをインストール

ワイモバイルSIMでネットができるようにワイモバイル用の構成プロファイルをダウンロード&インストールします。
構成プロファイルのインストール作業が完了したら、きっとアンテナ表示が4Gに変わるはずです。4Gに変わらないなぁという時は構成プロファイルがインストールしてあることを確認した上で電源を入れ直してみてください。
開通おめでとうございます!
もしもここまで自分でやれたなら、それはあなたが“スマホ料金の自由”を勝ち得た瞬間です。
スマホの契約でわざわざ店頭に出向く必要はありません。
世の中で売られているSIMフリーのスマホ端末全てがあなたの選択肢となります。家電量販店でも買えるし、Amazonでもたくさんの見たこともないような機種が販売されています。
海外に行けば現地のSIMが使えるので通信料金の大幅な節約が可能になります。
もちろん国内のみの利用でもかなりの節約になるでしょうから、浮いた分の楽しい使い道を今のうちに考えておきましょう。
LINEの年齢認証ができました!

ドコモ系格安SIM会社からワイモバイルに変えたメリットのひとつがコレ。
LINEモバイル以外の格安SIM会社ではLINEの年齢認証ができませんでした。
がしかし、ワイモバイルはソフトバンクのサブブランド。
MySoftBank経由で年齢認証させることができました!
メアドは引き継げません

@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpなどのキャリアメールアドレスは残念ながら引継ぎできません。
代わりに@yahoo.ne.jp、@ymobile.ne.jpのアドレスを持つことができますが、gmailで十分かなぁと。
それと、忘れがちですが転出手数料が3000円前後かかります。まぁ、すぐペイできる金額ですけどね。
2年縛り&解約料は高すぎる
契約解除料+逓減型解除料

スマホプランの24ヶ月以内の契約解除料は税込10260円です。
それに加えて逓減型解除料が発生します。逓減型解除料は以下の通り。

加入月の10000円から24か月かけて徐々に金額が下がっていきます。
もしも途中で辞めようとした場合、結構お金がかかってしまうことも頭に入れておきたいところ。

おつかれさまでした!
ワイモバイルのオンラインストアでの申し込み方法と、ワイモバイルに変えた場合のメリット・デメリットを挙げてみました。
メリットとデメリット、どちらもあります。
でもそれは大手キャリアでも格安キャリアでも同じこと。
自分に合う格安SIM会社探しは、料金とサービスの妥協点探しとも言えます。
その点で、悪くない妥協点になるのがワイモバイルと言えそうです。
https://harulog.jp/45061.html
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