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テセウスの船|原作漫画とドラマの違いは?真犯人と最終回に衝撃!|ネタバレあり

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もくじ

心、再び1989年へ

清らかなさつきの姿

気を失い病院に運ばれた心。

目が覚めると目の前には父・文吾が。

心は文吾に犯人が加藤みきおと木村さつきであることを告げます。

加藤みきおを追う2人。そこに教師時代の木村さつきが現れます。

さつきによれば、みきおはおばあちゃんと2人暮らしだったが、おばあちゃんが病気になってしまったため、急遽、町の施設に入ることになったんだとか。

心はさつきを家に送りつつ、家の中に上げてもらい、さつきとみきおの関係性、青酸カリの有無に目を光らせます。

明音ちゃん事件の時、長谷川に指示されて青酸カリを持ち出したのは佐々木紀子でした。しかし、長谷川に指示したのが加藤みきおであるならば、木村鍍金工場の娘である木村さつきに直接頼んだ方が早かったはずなのに、なぜそうしなかったのか。

2人は共犯者ではないということなのか。

さつきは、本当の母はすでに他界し、父親もいないみきおに『祖母に何かが会った時には引き取りたい』と話していました。理由は『子供たちに辛い思いはさせたくないから』と。

さつきが紀子を殺した未来を知っている心には、目の前の木村さつきが人を殺すような人間だとは思えず、戸惑います。

加藤みきおに会うため、児童養護施設に向かう心と文吾。しかし入れ違いで親戚に引き取られた後でした。

親戚の名は加藤信也。施設に教えてもらった信也の番号に電話するも、使われていない番号だったため繋がらず。おばあちゃんが入院しているはずの病院に電話するも、危篤というわけでもなく、親戚も来ていないという返答が。

お泊まり会にさつきとみきおは参加するのか?また過去が変わってしまうのではないか?

心と文吾に不安が過ぎります。。。

テセウスの船|第6巻

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迫りくる信也

久々の心の来訪に歓喜する佐野家の面々。

料理中にお隣りさんに酢を借りてきて欲しいと頼まれた鈴は、ひとり外に出ます。真っ暗な夜道を恐る恐る歩いていると、茂みから『クスクス』という笑い声が聞こえてきます。そして茂みに潜む誰かが『…鈴』と呼びかけてきました。怖くなった鈴は急いで家に戻ります。

田中宅を訪れたみきおは、ウサギを殺した時のことを語り始めます。『本当は人間も使って実験したかった。でも実験できなかったから明音ちゃんのときは苦戦した。』と語るのは子供のみきお。

しかしそこにはもう一人いて『今更お爺ちゃんを実験体にする必要はないんだけど、どうしても次、殺らなきゃいけない人がいるんだ。』と言い、田中に襲いかかります。

火事で燃える田中宅を見つめる心と文吾。

その隙を突いて、2人が不在の佐野家を信也が訪問します。『みきおの伯父、みきおがいない』という言葉を聞き、和子はドアを開け、信也を玄関に招き入れてしまいます。

和子の大きなお腹を見て、それが将来の心であることを悟った加藤はナイフを握ります。しかし『父が帰ってくる』という鈴の声かけで、信也は何もせず退室。

和子は間一髪、難を逃れます。。。

信也に迫る父子

加藤信也が村にいると確信した心と文吾は、みきおの家を訪ねます。そこには音臼小のクラス写真が。よく見ると、みきおと鈴以外の顔には画鋲を刺した跡が。

危険を感じた2人は、別行動を取ることに。心は佐野家が一時村を出る準備をサポートしつつ、家の中にすでに隠されている可能性がある青酸カリ探し。文吾は加藤信也を追うことに。

和子、慎吾、鈴は富良野の親戚の家へ。出発前日、佐野家みんなでタイムカプセルを埋めます。

心は佐野家に由紀・未来を加えた家系図と結婚指輪を入れました。つまりは”心の未来”をタイムカプセルに封印したということ。自身の未来と決別した瞬間でもありました。

翌日、富良野へ向け出発する3人。しかし出発早々道の真ん中には三角コーンが。動かそうと車を降りた和子に忍び寄る人影。そして3人の消息が途絶えます。

お泊まり会前日に、加藤みきおから木村さつきに『お泊まり会に参加する』という連絡が入っていました。和子たちは相変わらず消息不明で焦る文吾。探しに行きたい。しかし殺人が起こるとわかっているお泊まり会現場を投げ出すわけにはいかない。

様々な不安を抱えながら明日に備えます。。。

6月23日金曜日 曇り

もうすぐ音臼の事件から28年が経つらしい。あの日は楽しかった。まるで毛虫が殺虫剤をかけられて、ダンスして死んだ。傑作だった。ところで最近また奴らが出はじめた。全く、邪魔くさい。イライラさせる連中だ。最初に奴らを見たときはそれがなんなのか理解できなかった。だけど奴らの数を数えてわかった。奴らは死んだ21人の目玉だ。それに千夏と明音と翼の3人の目玉もある。無様で醜く、毒で死んでいった24人の目玉だ。奴らはこっちを見つめてこうささやいている。「もっと殺して」「もっと殺して」と。

テセウスの船|第7巻

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6月24日|事件当日

24日、お泊まり会当日。

佐野宅に青酸カリがないことを確認した心と文吾。

事件阻止を『絶対に成功させましょう』と握手を求める心に対し、『握手は全部が無事に終わってからだ。全部終わったらまた温泉でも行くべや』と笑顔で返す文吾。

文吾は加藤みきお・信也確保のため駅へ、心は学校へ向かいます。

改めて保護者に対しても手荷物検査をやろうと提案する心。見たかったのはさつきのバッグでした。バッグの中には子供たちの作文が入っていました。心は加藤みきおの作文を見つけます。

「春」木村学級 加藤みきお

春は好きじゃない。

どうして人は春をうれしくおもうんだろう?どうして春が来ると人は笑うんだろう。

春は好きじゃない。

だって雪がとけるから。道路も草も汚くなるから。空気も汚くなるから。朝が来るのが早くなるから。夜になるのが遅くなるから。

学校に行くにも外に出るにも春は好きじゃない。桜の花もきれいじゃない。人の息が好きじゃない。家の温度も好きじゃない。

前まではそうおもっていた。この村にやってきた3年前の春もそうおもっていた。

だけど村の人たちはみんな親切で、いい人でやさしかった。

友達ができた。友達もやさしかった。先生もやさしかった。桜の花も、水も、空気も、草も、木も、みんなやさしかった。

うれしくて毎日泣いた。
うれしくて毎日笑った。

来年の春は来なければいい。
みんなとお別れすることになるから。

やっぱり春は好きじゃない。

テセウスの船|第8巻

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みきおと信也

山小屋で過ごしている加藤みきおと加藤信也。

みきお:ねぇおじさん、今までで一番楽しかったことって何?

信也:千夏ちゃんを殺した時かな。

みきお:僕も同じ。自分で作ったんだよ、パラコートジュース。初めて自分で作った武器。あれを持って歩くだけでも楽しかった。

物語冒頭、雪に埋まっていたところを心に発見された鈴が、病院で治療していた時のこと。

治療を終えて眠る鈴のそばで、みきおは明音と話していました。

みきおは鈴も自由研究に誘いたかったものの明音に反対されていました。

その理由は明音の父親がスピード違反で切符を切られていたから。具合が悪い患者の家に行くために急いでいたにも関わらず捕まったことに怒った明音の父親は『鈴ちゃんと仲良くするのやめろ』と言っていたようなのです。

それを聞いたみきおは、帰り際にたまたまガレージにいた明音の妹・千夏にパラコートジュースを飲ませ、殺害します。。。

長谷川翼の件

明音ちゃんをここに連れて来て翼くんがしたいようにして。その後は僕に任せてくれていいから。そうじゃないと全部言うよ。翼くんが僕にしたこと、全部言うよ。

翼は異常性愛者だったのかもしれません。

みきおに脅される形で明音を山小屋に連れ込んだ翼。

みきおは助けに来たように見せかけ、『温かい飲み物を持ってきたんだ。飲んで。』と言って再びパラコートジュースを飲ませます。しかしこの時は待っても待っても明音が死ななかったため、首を締めたと自白。

首の傷はその時についたものであることが明らかになりました。。。

さつきに語るみきお

村田藍として生きている中でみきおと出会った鈴。

みきおと鈴が同棲を始めることになり、みきおの荷物を片付けていたさつきは、みきおが子供時代に犯行を録音したテープを見つけてしまいます。

そして成長したみきおの口からお泊まり会での事件の詳細が語られます。

お泊まり会の翌日の朝は寒かったので、温めた牛乳にチョコレートを溶かして飲んだこと。そこに致死量を超える大量の青酸カリを入れたこと。さつきが牛乳を飲めないから牛乳に混入させたこと。しかしさつきも人工呼吸したことにより中毒になってしまったこと。自身も少しだけ牛乳を舐めたこと。それだけのことをしても、一番欲しかったものは手に入れることができなかったこと。。。

そしてさつきはタイムスリップしてきた信也に首を締められてしまいます。。。

テセウスの船|第9巻

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お泊まり会スタート

6月24日 晴れ

今日は待ちに待ったお泊まり会です。みんなでキャンプファイヤーをして花火をして歌って、夜には肝試しも予定しています。みんなで一緒に眠って…クスクス…いい夢を見ましょう。

学校の放送室に姿を現したみきお。

心と文吾はみきおが所持していた水筒の中身を捨て、お泊まり会のために用意された飲み物もすべて廃棄。参加者の反感を買いながらも事件阻止のため徹底的に不安要素を潰して行きます。

しかしみきおは周囲の子供たちに”溶かすとジュースになる粉”をこっそりと配ります。

まさに事件現場となるはずの多目的室に集まった参加者たち。

ここで心はお泊まり会を中止させるべく警報機を鳴らそうとしますが、鳴らないように細工されていました。

慌てて多目的室に駆け込み、飲み物に毒が混入されていると叫びます。誰もその話を信じないものの、幸いにも誰も飲み物を口にしなくなりました。

その状況でみきおはただ一人、粉を溶かした水を飲みます。

そして。。。

心と信也

心と文吾の元に、弱った慎吾を背負った佐々木紀子がやってきます。和子と鈴が連れ去られたことを把握する2人。

慎吾のポケットには和子・鈴・慎吾・赤ちゃんと、風速計、18と30の数字が描かれた絵が入れられていました。

18時30分に何かが起こると推理するも、風速計がある山小屋には間に合いません。2人とも学校から離れるのはリスキーなので心だけが向かうことに。

山小屋に到着した心は、背後から殴られ気を失ってしまいます。

目覚めると手錠をかけられ身動きできない状態に。隣りには気を失ったさつきの姿も。信也は小屋に灯油をかけながら、自身もタイムスリップしてきたことを語り始めます。

全ては、

『鈴が欲しかった。純粋な、最初の鈴が。』

そう。それだけのために起こした事件だったのです。

事件後に整形したこと、名前を変えたことも知った上で鈴に近づいたものの、やはりそれはみきおが求めていた鈴ではありませんでした。

タイムスリップした信也は、みきおに接触し、計画変更をアドバイスします。あくまでもシナリオを書くのはみきお。そしてみきおは、計画を知る心と文吾を邪魔な存在と認識していました。

佐野家を訪れた時、ナイフを手にしながら実行には移さなかったのは、鈴を傷付けることになると思ってのことだったと語る信也。鈴の過去を不幸にするほど未来の鈴が変わってしまうのだとすると、何もしないほうがいいのではないかと考えてのことでした。

さらに、全ての罪を背負って加藤信也として死ねば丸く収まるのではないかという結論に辿り着きます。

そして灯油が撒かれた小屋に火が放たれました。。。

心と文吾

みきおが鈴を背負って現れます。

鈴と和子を見つけたのはみきおだった、というシナリオ。これでヒーローはみきお。あとは信也の遺書が公になることで計画は成功に終わる、はずでした。

みきおのことが信じられない慎吾は胸騒ぎがして、山小屋へ向かおうとします。しかし背後にはナイフを持った信也が迫っていました。。。

ナイフを握り文吾に向かって走り出す信也。そこに間一髪で現れたのが燃え盛る山小屋を必死に抜け出して来た心でした。ナイフは心の胸に深く刺さりました。自らが盾となり、最愛の父である文吾を守ることができた心。しかし傷は深く、凶刃に倒れてしまいます。。。

お前は俺の子だ!俺の、俺の息子だ!!

という文吾の言葉は心に届かぬまま。

時空を超えた親子の戦いは、みきおと信也の計画を阻止することができたものの『また温泉に入ろう』という約束を果たすことは残念ながら叶わぬままとなってしまいました。。。

テセウスの船|最終巻

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再び2017年…

※ドラマは2020年。

心の活躍で穏やかな日々を過ごしている佐野家。

事件後、文吾はみきおの居場所を探していたものの、見つからないまま。

退官した今、探したい人は別にいるという。

心がタイムカプセルに残した家系図に書かれた由紀という女性。由紀を見つけることが、心の弔いでもあるわけです。

過去を書き換えたことで、未来には変化が生まれました。

文吾は由紀を探す必要はありませんでした。

今を生きる心が家族のもとに連れてきた女性は、今を生きる由紀だったのです。。。

その昔、クレタ島から帰還した英雄・テセウスの船を人々は後世に残そうとした。

時とともに古くなって朽ちた部品を新しい部品に交換していくうちに、当初の部品は全てなくなった。

ここで矛盾が生じる。

この船は最初の船と同じと言えるのか?

はる
はる
ここまでは漫画のエピソード。次ページでは漫画とドラマの違いに注目します!
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  1. […] テセウスの船|原作漫画とドラマの違いは?真犯人と最終回に衝撃!|ネタバレあり 毎週楽しみにしていたドラマ『テセウスの船』が終わってしまいました。。。 最終回に関してはち […]

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