小川洋県知事から休業要請が出された福岡県ですが、その休業要請に協力した店舗・施設、感染リスクがある中で最前線で働いている人を対象とした福岡市独自の支援が発表されました。
高島福岡市長による緊急会見の内容をまとめます。
※緊急事態宣言延長に伴い高島市長が追加で発表した内容は赤文字で追記。
もくじ
休業要請に協力した施設に対する支援
- 店舗の家賃を8割(5分の4)支援▶︎5月末まで延長・上限30万円
- 飲食宅配サービス1000円以上で500円還元▶︎追記あり
- ライブハウス無観客映像配信等の費用支援▶︎追記あり
- 宿泊施設消毒などの費用支援
- 上限50万円/1施設
- 中小企業・個人事業主が対象
- 17000施設・店舗相当
- 人件費については国の制度雇用調整助成金の活用を
タクシーや理美容など休業・時短要請非対象且つ安全対策が求めれる事業者に対する支援(New)
福岡県から休業・時短要請は出ていないものの、安全対策に費用負担が発生する事業者に対する支援も発表されました。
市民生活に必要なサービスを安全に提供する事業者への支援として、売り上げが30%以上下がったお店に対し、
- 法人:15万円
- 個人事業主:10万円
が支援されます。
を新規で支援します。
市民と接する施設やサービスであればジャンルを問いません。
売上30%減という数値は福岡県の支援金と同条件なので、福岡市に提出する場合も同様の資料を用いることができます。
飲食店のテイクアウト支援
デリバリーサービスを始めた飲食店で1000円以上のキャッシュレス決済をした場合、500円相当のポイント還元・クーポンの配布を検討。これを最長5月末まで延長。
事業者向け▶︎外出自粛に向けた飲食宅配の促進
利用者向け▶︎外出自粛中の飲食デリバリー情報
飲食店が割引などの特典を付けてテイクアウトサービスをしていただければ1店舗10万円の支援金を支給。
エンターテインメント支援
ライブハウスなどが無観客映像配信を行うための機材・通信整備・ソフトウェアなどの環境構築支援。
▶︎福岡市|文化・エンターテインメント施設への事業継続支援金について
「福岡市の魅力発信」につながるWeb配信コンテンツ制作に対し、1事業者当たり10万円、1作品50万円を上限に支援。
コロナ禍で被害を受けた、
- アーティスト
- アーティストを支えるスタッフ
- 音響スタッフ
- 照明スタッフ
- 編集マン
- 撮影機材
をサポートする目的で追加支援を発表。
ぜひチームを組んでコンテンツを制作していただければと思います。もちろん伝統芸能や演劇でも結構です。ライブハウスやスタジオで無観客ライブ配信などを行う上での機材導入費用などを上限50万円で支援する施策と合わせて、福岡市にとって大切な文化、エンタメに少しでも未来を見据えた支援ができればという思いです。(引用元:高島市長フェイスブック)
文化・エンタメ活動支援対象者
文化・エンターテインメント分野で活動するアーティストやイベント関連事業者。
具体的な対象者:音楽、ライブパフォーマンス、ダンス、ライブアート、演劇、伝統芸能等の分野で新型コロナウイルス感染症拡大以前から継続的に対価を得て公演やイベント等を行った実績があるアーティスト。
照明,音響,機材,編集等の分野でアーティストとともに活動するイベント関連事業者。
スケジュール(予定)
- 申請受付開始:6月1日(月)
- 支給開始:7月上旬以降
書類の提出・問い合わせ先
- 福岡市経済観光文化局国際経済・コンテンツ部コンテンツ振興課
- 810-8620福岡市中央区天神1-8-1
- TEL:080-6449-6443(平日午前10時から午後5時)
- TEL:080-6449-6444(平日午前10時から午後5時)
- FAX:092-711-4354
- bunka.entame_sien@city.fukuoka.lg.jp
※外出自粛中のため問い合わせ受付は電話かメールのみ。
宿泊施設支援
稼働率が下がっている宿泊事業者に対して、除菌消毒など安全な環境を整えるための費用支援。
人との接触を8割減らすというハードルが高いことを実現していく中で、店舗などの閉鎖は最も有効な手段となるわけですが、閉めなければならないとわかりながら経済的な理由で営業せざるを得ない現実がありました。
これらの福岡市独自の支援が、休業と事業継続に繋がることを願うばかりです。
最前線で働く人たちへの支援
- 特別給付総額20億円規模
- 病院・クリニック
- 介護・保育施設
- ありがとう基金設立
ありがとう基金(仮)設立(New)
最前線で働く医療介護従事者への支援として新たに医療・介護従業者等応援基金/ありがとう基金(仮)を創設。
新型コロナウイルス感染者を受け入れた医療機関や介護施設勤務の人に支給されます。
ふるさと納税で福岡市に寄付をすると福岡市が橋渡しをしてくれます。
▶︎福岡市|ふくおか応援寄付サイト(※5月中旬までメンテナンス中)
医師や看護師に対する支援給付
1施設あたり40万〜600万円で、新型コロナウイルスに感染した福岡市民を受け入れた病院に対しては、患者一人につき月額30万円を支給。
介護施設・保育施設に対する支援給付
介護施設・保育施設が機能しなくなると行き場がなくなってしまう人たちがいるため、完全に休業とすることは難しいとわかりつつ、感染リスクが高い場所であるということもまた事実。
介護関係は1施設15万〜150万円支給。
保育園について
休業要請から除外されている職種・ひとり親・社会的弱者とされる家庭以外の保育利用自粛を改めて要請。
自宅保育に切り替えた人に対するサポートとして、
- 自宅で保育した日数分を減免
保育園の経営を守るため園に対しては、
- 園児が休んでもこれまでと変わらない支援を約束
- 1施設あたり15万〜60万円給付
認可外保育施設について
さらに認可外保育施設に預けている保護者に対しても支援を約束。保育料減免は認可外保育施設が行い、減免分は福岡市から施設に支払われる形。
保育施設で働く人たちからは休みたくても休めないという悲痛な声も届いていました。
福岡市の保育施設へのサポートは素晴らしいですが、ひとり親の家庭では有給休暇にならない限り休めないという事情もあると思います。
感染者の周辺サポート(NEW)
保護者が感染した場合など
- こども総合相談センターえがお館での託児
- 訪問介護事業者への補助
- ペット預かり事業の開始
保護者が感染し、どうしても養育する人がいなくなってしまった子どもをこども総合相談センター「えがお館」で預かれるようにしたり、自宅で介護する人が感染してしまったときに取り残される高齢者や障がいのある方のために訪問介護をしてくれる事業者に補助をしたり、飼い主が感染してしまった際のペットの預かり事業を始めます。
特別定額給付金郵送申請方法

特別定額給付金オンライン申請方法

福岡県の休業要請
緊急事態宣言発令期間中
商業施設
- 生活必需品の物資・サービス提供以外の店舗
学校・大学・学習塾など
- 小学校
- 中学校
- 高校
- 大学
- 学習塾
- 自動車教習所など
遊興施設
- カラオケボックス
- ネットカフェ
- バーなど
運動・遊戯施設
- 体育館
- パチンコ店
- ゲームセンターなど
集会・展示施設
- 博物館
- 美術館
- 図書館など
劇場など
- 劇場
- 観覧場
- 映画館など
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