“一年の計は元旦にあり”という言葉に従い、正月にはその年の目標を立てますよね。メジャーな目標としては体型維持、健康増進、語学習得などでしょうか。
きっと今年のはじめにも理想の自分に近付くための素晴らしい目標を掲げたはず。
しかしながら年初に立てた目標を今でも明確に覚えている人はどれだけいるでしょうか。“いつの間にか忘れてしまっている”というのが実情ではないでしょうか。
あなたが今でも今年の抱負を明確に覚えている人ならば、ここで離脱していただいて構いません。
でも僕と同じように年初に立てた目標を忘れてしまっているならば、読み進めることでもしかすると明日以降の人生が全く違うものになるかもしれません。
先日『フランクリンセミナー』というものを受けました。
“タイムイズマネー”という言葉の生みの親でもあるベンジャミン・フランクリンさんの手帳をもとに作られた『フランクリンプランナー』を用いて、自分の理想の人生を実現させていくというもの。
どんな人生にしたいのか。そのためにはどんなことをやらなければならないのか。長期目標と短期目標が明確になります。
フランクリンプランナー自体は真新しいものでもないので、ご存知の方も多いかもしれません。特に成功者と言われる人たちやできるビジネスマンたちは軒並みフランクリン手帳を愛用しているようです。
恥ずかしながら初めて知ることとなったフランクリンプランナーを早速購入し、メソッドに従って書き進めてみたんですが。。。
理想・希望・夢といった言語化していなかったものの輪郭がクリアに見えるようになります。
ぼんやりとした理想や目標をぼんやりさせたままにしておくと、きっと来年も今年と同じ一年を過ごすことになるんだと思います。
時間は有限です。そんなもったいない過ごし方はしたくないじゃないですか。
そこで『フランクリンプランナー』の出番です。
手帳の重要項目を書き進める作業に、僕は丸1日かかりました。
こんなに時間がかかるのかと思う半面、今後何十年と続く人生のプランニングに丸1日かけたことがないなんて無謀だったなとも思っちゃいました。
ノープランでこの先何十年も生きていくなんて、手ぶらでジャングルに行くようなもの。
ぜひ『フランクリンプランナー』を使って、1年後、5年後、この先ずっと忘れることのない、いや常に持ち続けるべき目標・抱負を考えてみてください。
きっと理想の自分に近づける毎日が過ごせるはずです。
もくじ
オーガナイザーA6サイズ
サイズ:148×105×18mm
フランクリンプランナーはバインダー+リフィルタイプと、綴じ手帳タイプのものがあります。リフィルはたくさんのパッケージがあって、使い勝手に精通している人なら好みのものを選んで手帳を作ることもできます。
初心者の僕は何を選べばよいかさっぱりきょとんだったので、はじめから1冊に綴じてくれているものを選びました。
オーガナイザーA6カバーなし
オーガナイザーA6ゴード
売り場に行ってみてわかったことなんですが、バインダー+リフィルは高い!
バインダーの価格帯はサイズや素材によりますが6000円〜1万円台後半。そこに数千円のリフィルを挟み込んでいくので、トータル2万円超えになってしまいます。
夫婦それぞれで買おうとすると4万円以上。
さすがに出費額としては痛すぎるので比較的低価格のオーガナイザー(綴じ手帳タイプ)から選びました。オーガナイザーの価格帯は1400円〜5400円なのではじめやすいのではないかと思います。
バインダー+リフィル
- バインダーデザイン豊富
- リフィルの種類が豊富
- 自由度◎
- コスト高
オーガナイザー(綴じ手帳タイプ)
- カラバリあり
- 自由度低
- コスト安
フランクリンプランナーとは?
ベンジャミン・フランクリンさんは政治家・外交官・著述家・物理学者・気象学者として名を馳せた人物で、アメリカの100ドル紙幣に描かれていたり、雷が電気であることを明らかにしたあり、『タイムイズマネー』という言葉の生みの親であることでも有名です。
フランクリンプランニングシステムは、フランクリンさんが持ち歩いていた“小さな手帳”を手本に考案されたもので、自分が最も価値を置いていることや、達成したい目標、進捗状況などを把握でき、時間をコントロールできるようになります。
時間の使い道に優先順位をつける
仕事やプライベート、家事や趣味など、毎日何かに時間を割いていると思いますが、そういった自分のToDoを書き出してその全てに優先順位をつけます。
順位をつける時の判断基準は重要度と緊急度。時間管理のマトリックス(上画像)を参考に4つの領域に振り分けていきます。
第一領域はすぐやるべき重要なこと。
第二領域はすぐやらなくてもいいけど大事なこと。
第三領域はすぐやらなくちゃいけないけど重要じゃないこと。
第四領域はすぐやらなくていいし重要でもないことになります。
自分の毎日がどの領域にあてはまるかがわかれば、第一・第二の重要領域に集中できるようになり、時間効率が格段にアップするというわけです。
第二領域に時間を使う
人生を豊かにしてくれるもの、変化させてくれる要素を秘めているのが第二領域です。
今しなくてもいいけど重要なことの最たるものといえば『学習』ではないでしょうか。アカデミックなものだけではなく、魂を歓喜させてくれるような趣味や旅などの経験もここに入ります。
自分を向上させてくれる友との時間かもしれないし、健康を維持するための運動という人もいるかもしれません。
第二領域に時間を充てることができていればOK。でも“忙しい”が理由でできていないならば人生においてあまり重要ではない第三・第四領域が貴重な時間を奪ってしまっている可能性があります。
重要ではないことに時間を割くのはやめて、第二領域に時間を使えるようにしたいですよね。
価値観の明確化|Value
目標を設定する前に自分の価値観を明確にします。価値観にそぐわない選択を続けると、理想の人生からどんどん遠ざかってしまいます。
僕が頭を空っぽにして最初に浮かんできた価値観は『家族第一』でした。一緒に食事をし、出かけたり、旅に出たりしてたくさんの思い出を作りたいという価値観。ありがたいことに今はその価値観に合う生活ができています。
でももしこの価値観の人が、四六時中仕事で家族との時間を全く持てていなかったとしたら?
そこに気付くことができたら、変化するきっかけになるのではないかと思います。
目標|Goal Planning
『生産性のピラミッド』を踏まえてライフプランを作成していきます。
価値観に基づいた目標を設定し、目標を達成するための週間計画、日々の計画を立てます。
ここに書き込んだことが長期目標の基本になります。
その目標を達成するためのステップを書き出し、優先順位を付け、大まかでもいいので期限を設定します。
これで“目標”をゴールにしたフルマラソンのコースの全貌が見えてきました。
月間計画
目標設定時に書き出したステップを月間計画に落とし込んでいきます。
やるべきことを右端のTASK欄に記入し、完了したものからチェックを入れていきます。
週間計画
1週間単位で職場や私生活での役割と目標、タスクを管理します。
肉体の項目には“腕立て伏せ10回”を設定。たった10回の腕立て伏せも文字にしなければ『明日でいいや』となりがち。
でも第二領域をあとまわしにしていては自分を変えることはできません。
日々の計画
日々の計画ページではその日の予定と第二領域を照らし合わせながら時間の使い方を決めることができます。
ページ上段が第二領域欄、中段以下がその日のスケジュール欄です。
第二領域は予め優先順位を定めておき、優先すべきものから実行していきます。
ページ最上段の名言が気分を上げてくれます。
ミッションステートメント
自分が何をしたいのか、どんな人になりたいのかを書くのがミッションステートメントです。ここに書き記した言葉が日々の道標になります。
『ならぬものはならぬものです』(参考:白虎隊什の掟)や『言い訳しない』など自由に考えてみてください。
まとめ
手帳のうしろのほうには2021年の計画を書くページもありました。
2021年なんてまだまだ先のような気もしていましたが、フランクリンプランナーで自分自身の価値観や時間の使い方を確かめてみると、そんなに先のことに思えなくなるから不思議です。
過ごしているその時々の時間が“どの領域か”を意識できるようになっただけでも、時間の浪費を防げるような気がします。
僕は手帳の基本情報を考えるだけでも丸1日かかってしまいました。
でもよくよく考えると、何をやるにも計画は立てるじゃないですか。
でも人生の詳細な計画ってあんまり立ててなくないですか?
新年だからってなんとなくな計画を立ててしまうと、その1年がなんとなく過ぎて行ってしまいます。
一年の計は元旦にあり。
オーガナイザーA6
カバーなし
サイズ:148×105×18mm
オプションカバー
オーガナイザーA5
カバーなし
サイズ:220×158×23mm
オプションカバー
オーガナイザーB6
カバーなし
サイズ:190×137×20mm