もくじ
再び、東峰村へ
今回は農作業ボランティア。
具体的には、
水路を埋めてしまっている土砂を、
全て掻き出す作業でした。
畑に水を通すことができなければ、
せっかく生き残った稲も、
枯れさせることになってしまいます。
![IMG_0579](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0579.png)
午前中にお伺いした現場では、
15m前後の水路を掘り起こしたんですが、
はじめ、水路は全く見えませんでした。
![FullSizeRender 4](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/FullSizeRender-4.jpg)
↓水路があるところに線を引いてみました↓
![FullSizeRender 5](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/FullSizeRender-5.jpg)
土砂は水路を埋めたばかりか、
その上にも厚く覆いかぶさっています。
まずは溝の端と端を見つけ、
次にその間にある土砂をひたすら掻き出していきます。
ゴロゴロとした石、
水分を吸った重たい土、
太い木の枝や根が、
掻き出し作業を阻みます。
![IMG_0535](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0535.jpg)
スコップも折れちゃうくらいの負荷がかかります。
畑の所有者はおじいちゃんたちです。
この作業をご自身でされるとなれば、
大変な重労働です。
![IMG_0503](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0503.jpg)
現場には11人のチームでお伺いしました。
ボランティアセンターで組むことになったのは
度々現地入りされているベテランボランティアさんたちと、
筑後消防本部でお勤めの屈強な男たち。
筑後消防本部の皆さんはこれまで、
任務として東峰入りされていたそうですが、
その任務が終了してしまったため、
休みが合ったメンバーで、
ボランティアに参加しに来たんだそう。
恐れ入ります。
心&力強い仲間たちとともに作業に当たります。
![IMG_0536](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0536.jpg)
作業を始めたのが11時過ぎ。
手分けして掘っていくことに。
![FullSizeRender](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/FullSizeRender.jpg)
![FullSizeRender 3](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/FullSizeRender-3.jpg)
重い。
暑い。
リーダーの指示のもと、
休憩、水分もしっかり摂りながら、
作業を進めていきます。
![IMG_0501](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0501.jpg)
徐々に露わになる水路。
![IMG_0534](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0534.jpg)
1人じゃ大変。
でも11人でやれば大変さは11分の1。
作業開始から1時間で水路が姿を現しました。
![IMG_0541](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0541.png)
水がすぐそこまで!
![IMG_0542](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0542.png)
堰き止めておいた土をすくい、開通。
![IMG_0543](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0543.png)
感動の瞬間でした。
おじいちゃんたちから言われた言葉
改めて畑所有のおじいちゃんたち。
![IMG_0503](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0503.jpg)
撤収前にボランティアメンバーに向けて話してくださったことが、
まさにボランティアの意義を物語っていました。
『水路が埋まったままなら農業を辞めなければならなかった』
おじいちゃんたちにとって、農業は生きる糧です。
その生命線とも言える水路が塞がれてしまった。
辞めるという選択肢が浮かんでもおかしくない。
でも、大人11人のボランティアが、
わずか1時間の作業をしただけで、
水路は復活しました。
これから先、収穫を迎えるまでに、
まだまだご苦労はあるかと思います。
でも、そのスタート地点に、
立つことができた。
そのお手伝いができた。
ボランティアって、
可能性を繋ぐことなんだと感じました。
裏を返せば、
その僅かながらの労働力がないばかりに、
何かの可能性が潰えていくことがあるかもしれない。
ボランティアの需要と供給のバランスが、
長く保たれることを願うばかりです。
さらに、孫世代に対して、
『”ボランティアに来てくれた人たちのような大人になれ”
と伝えていきたい』
ともおっしゃっていました。
そんなによろこんでくださっているなんて。。。
もったいないお言葉。
こちらもうれしくなりました。
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支援の形は様々
この日、
宝珠山サテライトでは、
【絆焼うどん】が無料で振る舞われていました。
絆焼うどんプロジェクト
時間とともに風化していく東日本大震災を、
『忘れない』という思いから誕生した、
北九州市立大学の学生さんと社会人によって、
九州から東北へ元気を届けるというプロジェクト。
![FullSizeRender 2](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/FullSizeRender-2.jpg)
絆焼うどん
小倉発祥の焼うどんと、
岩手県釜石市の名産品スルメイカをコラボさせた、
北九州と釜石市を繋ぐ焼うどん。
![IMG_0525](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0525-e1502524989255.jpg)
![IMG_0506](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0506.jpg)
美味しかったです^^
![IMG_0529](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0529.jpg)
絆焼うどんは、ボランティアの活力源でした!
絆焼うどんプロジェクトの皆さんもお疲れさまでした!!
↓絆焼きうどんプロジェクトのFBページはこちら↓
https://www.facebook.com/kizunayakiudon/
午後から同じチームで別の農水路へ
![IMG_0580](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0580.jpg)
ざっと30mあまり?
かなり距離がありましたが、
ここも1時間強の作業で、土砂を取り除くことができました。
![IMG_0545](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0545.png)
![IMG_0546](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0546.png)
![IMG_0538](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0538.jpg)
東峰村でボランティアをしたいと思ったら
ボランティアに参加する時は、
まず東峰村災害ボランティアセンターで、
受付を済ませます。
ちなみに今回訪れた宝珠山サテライトは、
前回来た時は東峰学園に設営されていましたが、
夏休み終了に備えて、
現在は隣りの「山村文化交流の郷 いぶき館」に、
移っています。
![IMG_0492](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0492.jpg)
↓東峰村災害ボランティアセンターFBページはこちら↓
https://www.facebook.com/tohovc/?fref=ts
ボランティアに参加する時の持ち物について
軍手(布)や、平スコ、剣スコ、つるはし、くわ、
バケツや一輪車などなど、
作業に必要な道具はボラセンにあります。
飲み物や、冷やしおしぼりなども、
用意してくださっています。
持参したほうがいいなと感じたもの
・長靴
ぬかるんだ場所を通ることがあります。
泥の中に足を突っ込むこともあります。
くるぶしソックスで長靴を履くと、
足の甲が靴擦れを起こすかもしれないので、
ご注意ください。
そんなミスをするのは僕くらいか。。。^^;
(網治さんありがとうございました)
・水に強い絆創膏
絆創膏はボラセンにもありますが、
ウォータープルーフがよければ、
持参したほうがよさそうです。
・ラバー素材の軍手
長時間スコップでの作業が続きました。
ラバー素材の軍手をしていても、
手のひらにマメができました。
お持ちならば、ゴルフグローブでもいいくらいかと。
摩擦抵抗の少ない布の軍手でのスコップ作業は、
握力の浪費につながります。
ゴロゴロとした石を持ち運ぶこともあります。
ラバー素材のほうが怪我も防げて良いかと思われます。
(網治さんありがとうございました)
・凍らせたスポーツドリンク
日に晒せばあっという間に溶けてくれます。
想像を絶するほど大量の汗をかくので、
凍らせた経口補水液もありがたかったです。
(網治さんありがとうございました)
前回と違った景色
2017年7月23日、片側通行、欄干に木片
![IMG_0582](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0582.png)
![IMG_0583](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0583.png)
2017年8月10日、両側通行、木片撤去済
![IMG_0581](https://harulog.jp/wp-content/uploads/2017/08/IMG_0581.png)
状況が改善しているところがあったのも事実。
しかしながら、爪痕が残されたままの場所も、
まだまだ多くありました。
また、行きます。。。
https://harulog.jp/23041.html