もくじ
急性虫垂炎の3大初期症状の1つ「腹痛」
虫垂炎というのは、
われわれがよく言う”盲腸”の正式な病名です。
盲腸の端から細長く飛び出した器官である虫垂が、
炎症を起こした状態のこと。
その虫垂が破れて膿などが腹腔内に流れ出し、
腹膜炎などを併発すると、
命に関わることもあるそうですから、
急性虫垂炎が疑われる時は早く診てもらってください。
火曜日の朝、
妻は腹部の激痛で目が覚めたそうです。
あとから僕と娘が起きた時には、
尋常じゃない痛みに耐えている妻がいました。
仕事に行く準備を済ませており、
現場入りするため、
痛がりながら家を出ていきました。
まっすぐ立って歩けないほど痛がってたので、
ちゃんと会社の人に伝えて、
どうしても耐えられない時には、
病院に行くようにと強く言いました。
家を出てすぐ、
「病院に行く」
と妻から電話がかかってきました。
現場に着く前に、
病院に行く判断をしたということは、
ただごとではないなと思い、
不安になりました。
急性虫垂炎の3大初期症状の1つ「吐き気」
しばらくして、
妻からか細い声で電話がかかってきました。
「ポカリ買ってきて…」
家を出て、
まもなく病院に着こうかという時にまた、
「ポカリ買ってきて…」
病院の駐車場に車を停めて、
病棟に入ろうとする時にまた、
「ポカリが飲みたい…」
あまりに頻繁に催促されたので、
相当に喉が渇いていることは、
容易に伝わってきました。
病室に着くと、
点滴中の疲弊した妻の姿。
時折痛みに身悶えしていました。
痛みに加えて収まらない吐き気。
痛み止めを処方してもらうも、
あまり効果がないようで、
CT、血液検査の結果が出るまでの1時間半ほど、
ただただ痛み、吐き気と戦い続けていました。
もどかしい時間でした。
3大初期症状の1つ「発熱」はなく検査全てに”異常なし”
腹痛・吐き気・発熱
腹痛と吐き気はあるものの、
熱はないようでした。
36度後半。平熱。
そして血液検査の結果、異常なし。
白血球の数値に異常はなく、
炎症を示す数値も通常レベルとのこと。
その時点では、
急性虫垂炎を示す数値ではありませんでした。
その時点では。。。
CTの輪切り画像を見るも、
こちらも異常なし。
ただ、虫垂内にふん石の影があり、
ふん石がない人よりも虫垂炎になりやすい状態。
とはいえ、大きく腫れているわけでもなく、
あえて言うならば、少しだけ大きいかなという程度で、
虫垂炎を疑うほどではなし。
何より、
虫垂炎の人が痛いはずの場所が、
触診しても痛くなかったようで、
先生としても理由を突き止められずにいたようです。
血液検査で異常なし。
CTにも大きな違和感はなし。
痛がるのは虫垂部分より胃の近く。
手の打ちようがない状況で、
しかし妻は悶絶を続けていたので、
最後の望みをかけて、
胃カメラ検査をしてもらうことにしたんです。
しかし。。。
胃カメラ、異常なし
それはもう健康的な胃袋でした。
先日テレビのロケでも、
胃カメラやってたんです。
その時の先生からも太鼓判押されてました。
今回の検査でも、
食道、胃袋、十二指腸と、
全くもって異常なしとのこと。
アニサキスでは?
と聞いてみましたが、
胃カメラで見えてないのでその可能性はゼロに近く、
何より、同じ食事をしている僕が平気なので、
確かにその線は薄い。
できることは全てやった上で、
大きな異常が見当たらなかったので、
落ち着いたら薬を処方してもらって、
帰宅するという流れになりました。
「落ち着いたら声をかけてください」
と看護師さんに言われ、
しばらく様子を見ていたのですが。。。
痛みは増すばかり
看護師さんが、
「5分後見に来ますね」
「10分後見に来ますね」
と頻繁に様子を見に来てはくれるものの、
痛みは増すばかりで、
一向に痛みが引く気配はありませんでした。
先生は、
気持ちの面から来ている可能性も、
ないと思うけど、除外はできない、
とおっしゃていたので、
やはりそれだけ数値等々に異常はなかったのでしょう。
ただ、逞しくこの業界を生き抜いて来た妻が、
ストレスで胃を痛めるとは考えにくい。
(妻自身は繊細だと言っていましたが…)
それに、
胃に穴が空いているわけでもないのに、
この痛がり方はおかしいと思っていたので、
このまま家に帰るのは不安でした。
その様子を見た先生が、
1泊入院してみてはどうかと提案してくれました。
痛みが引く様子もないし、
すぐ診てもらえる場所にいた方が安心なので、
一泊だけ、入院することになりました。
虫垂炎の時は、
はじめ胃のあたりが痛くなり、
痛むポイントが徐々に下がっていき、
右下腹部あたりが痛むそうです。
しかし、
夕方になっても、
変わらず胃の部分だけが、
痛むようでした。
朝からずっと激痛に耐えている妻。
かわいそうに…
夕方、
娘のお迎えなどもあるため、
帰宅。
いっそのこと、
急性虫垂炎だったらいいのに、
と思いながら、
不安な夜を過ごしました。
そして水曜日の朝。。。
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朝イチの血液検査で”異常あり”そして発熱
朝の採血で検査した結果、
白血球と炎症を示す値が、
前日と大きく変わっていたと、
連絡がありました。
虫垂炎が疑われる数値。
さらに、発熱もあるようでした。
これで急性虫垂炎の3大初期症状が揃いました。
数値も異常あり。
そこまで聞いて、
僕は一度仕事へ。
仕事の後、
病院に行くと、
CTの結果待ち。
そして結果を聞くと、
ほぼほぼ虫垂炎であるとのこと。
前日の数値や画像は僕も見ていたので、
検査結果の変化は僕でもわかりましたし、
先生も驚いてました。
かなりレアなケースだと言われました。
入院して正解でした。
痛む部分も少しずつ下に下がってきていました。
虫垂炎の時ははじめ胃が痛み、
徐々に痛むポイントが下がっていき、
右腹部の虫垂あたりが痛むんだとか。
妻はというと、
前日は胃のあたりだけ痛がっていましたが、
徐々に左側の下腹部が痛くなってきたと。。。
虫垂と逆。
本当にレアですね、と先生に言わせる妻。
さすが生粋のコメディアン。
とか言ったら今はさすがに怒られるか。
でも、痛みの原因が明らかになって、
ホッとしました。
来週末くらいまでは入院になりそうです
週明けて手術をして、
順調に行けば週末に退院。
その次の週から復帰。
そんなスケジュールでいけたら、
と話しています。
関係者の皆々様、
ご心配、ご迷惑をおかけします。
妻に仕事をと考えてくださっていた皆様、
妻の代わりは務まりませんが、
私はいつでも稼働できますので、
お声がけくださるのをお待ちしておりますm(__)m
僕は虫垂炎未体験
虫垂炎って正しい言い方らしいですけど、
やっぱり馴染まないですかね?
通称、盲腸。
僕はまだです。
もうやりました?
痛がる妻を見て、
大人がこんなに痛がるものなのかと、
本当に驚きました。
自分の虫垂が暴れ出さないことを、
願うばかりです。
そして、
虫垂炎の先に腹膜炎があり、
腹膜炎は命に関わるということを、
知ることができてよかったです。
抗生剤で散らせば、
切開しなくてよいというメリットが。
切除すれば、
再発の心配がないというメリットがあります。
担当の先生は、
コウノドリ的に言えば、
四宮先生(星野源さん)より、
こうのとり先生(綾野剛さん)に近く、
検査結果や、
これからのことについても、
懇切丁寧に話してくださいます。
丸2日、わが家を振り回した虫垂に、
一体どんな役目があるのかを聞いてみたんです。
「あまりないですね(笑)」
という衝撃な答えが帰ってきました。
虫垂のバカヤロー!!
「ママいつ帰ってくる?」連発の娘
寂しい時って、寂しい泣き方するんですよね。
しくしくと、長く静かに泣いてました。
でも、病室を出る時、
ママと離れる時は泣きませんでした。
えらいぞ、こはる。
絵本を読み聞かせながら、夢の中へ。
半年前に比べたら随分ラクになりました。。。
おやすみ…
痛がってるママを見たので、コハルちゃんもがんばっているのでしょうね。
素敵な家族ですね。
早めに気づいて何よりでした。
どうぞおだいじにしてください。
[…] 病院に来た火曜日の状況はあまりにも痛くて記憶が曖昧なのですが、主人がブログにしっかり書いてくれていました。 →harulog […]