もくじ
映画|寝ずの番
2006年、FM福岡にて。
津川雅彦さん初監督作品
近々、FM福岡REDZONE∞RADIOで俳優の津川雅彦さんにインタビューさせてもらえることになったんですよ!!
それに伴いマキノ雅彦(=津川雅彦)初監督作品『寝ずの番』を見てきました。
とある上方落語一門の師匠、一番弟子、おかみさんが立て続けに死んでしまいます^^;で、それぞれのお通夜の席で弟子や故人にゆかりのある仲間たちが悲喜こもごもの思い出話に花を咲かせる。。。
という人情物語です。
“寝ずの番”とは
通夜(地方によってはその前日から)の際に、故人を寂しがらせないために傍で一晩中起きていること。往々にして宴会がセットになっており、故人の思い出などを語りつつ飲み明かす。故人の傍らで宴会を行う場合と、宴席は別室に設け、故人の傍らには数人の不寝番をおく場合とがある。斎場で通夜を行う場合は、寝ずの番は行われない。
映画自体は猥語が次から次に出てくるためR15指定。
エッチで危ないエピソードが出てきますが、オトナなら爆笑間違いなしでしょう。
軽快な言葉遊びでかなり笑えるし、仲間たちの粋な関係がとってもよい感じ。
「そそ」「ちゃこ」「ばば」(※言葉の意味は伏せさせていただきます)などなど、そんな言葉が飛び交う中に登場している木村佳乃さんも新たな魅力を醸し出してて、これまたよい感じ。
寝ずの番という言葉を初めて知りましたが、自分があの世に行った時に、こんな形で賑やかに送ってもらえたら本望だなと感じました。
津川雅彦さん他界(2018年8月8日追記)
津川雅彦さん(78)が8月4日に心不全で亡くなっていたことが8日に報じられました。
寝ずの番のインタビューをさせていただいたのが2006年のこと。
当時の僕は著名人インタビューの経験がほとんどなく、とにかくど緊張していた頃でした。
拙さも大いにあったと思いますが、僕の一言一言を優しく受け止めてくださって、あたたかくお答えくださったのを覚えています。
優しいおじいちゃんのような。
有名でキャリアを積まれている方でも、こんなにあたたかい空気感の方がいらっしゃるんだと当時は驚いたものです。
奥様の朝丘雪路さんが亡くなられた時の、
『あらゆることすべてに感謝です。娘を産んだことも含めて、家を売ってくれたことも含めて、僕より先に死んでくれたことも含めて、感謝だらけです。』
というお言葉からも深い愛情を感じました。
僕も叶うなら妻を看取ってから逝きたいと思っているので、若輩者ではありますがそのお気持ちはよくわかります。
お別れ会も
近日、津川さん朝丘さん合同のお別れ会も予定されているとのこと。
津川さんのことですから、きっと笑顔で送ってくれと思っていらっしゃるのではないかと勝手に想像してしまいました。
安らかに、そして天国で再び訪れたおしどり夫婦生活をお楽しみください。。。
ご冥福をお祈りします。