音楽・動画配信サービスに始まり、多種多様なサブスクリプションサービスが誕生している昨今、自動車業界にもサブスクの波が押し寄せています。
国産車サブスクとしては『コスモマイカーリース』やトヨタが展開する『KINTO』、外国産車に乗れるサブスクは『NOREL』などがありますが、ついにボルボもサブスクサービスをスタート。
ボルボのサブスクリプションの名称は『スマボ』
“スマ”ートに“ボ”ルボに乗れるサブスクは一体どんなサービスなのか。
気になる毎月の支払額・選べる車種・仕組みなどを調べてみました!
もくじ
SMAVO|スマボとは?
スマホと同じように2年、もしくは3年で乗り換えることができ、支払額は毎月定額というボルボ版サブスクリプションサービスです。
短いスパンで最新のボルボ車に乗り換え続けることができる『スマボ』は、まさにスマホの大手キャリアが『機種代の半分払ったら新しいiPhoneに乗り換えていいよ』というサービスに似ています。
残価設定方式
画像引用元:Volvo Cars Japan
契約終了時の査定予想額を予め新車価格から差し引いて、毎月の支払額が決まります。
もし査定予想額が実際の査定額を下回ったとしても、追加支払いは発生しません。ただし走行距離によって超過精算金が発生する場合はあります。
残価設定ローン(残クレ)と似ていますが、スマボの場合は登録時の諸費用や毎年の自動車税、VOLVO交通傷害保険、補償サービスなどもコミコミでの毎月均等払いを実現しています。
毎月の支払額は?
スマボ2/3なら月81800円+税
画像引用元:Volvo Cars Japan
S60 T4 Momentumの場合は月々81800円(税込89980円)×36回払いと紹介されています。
通常ローンの場合は月々税込94300円。
となると通常ローンよりもスマボの方が月々4320円お得、4320円×36回でトータル155520円安いことになります。
諸費用コミコミなのでさらに経費削減できている計算になります。
3年契約2年しばりの『スマボ2/3』は頭金0円でスタートできて、2年終了時から違うモデルに乗り換えも可能。
2年後に乗り換える場合の乗換精算金は20万円+税。
3年目以降の乗換精算金はありません。
スマボ3/5なら月々67100円+税
画像引用元:Volvo Cars Japan
S60 T4 Momentumの場合は月々67100円(税込73810円)×60回払いと紹介されています。
通常ローンの場合は月々税込94300円。
となると通常ローンよりもスマボの方が月々20490円お得、20490円×60回でトータル122万9400円安いことになります。
かたやリース価格、かたや購入価格なので、質の違うものを比較して”安い”ということに違和感を感じる人がいるかもしれませんが、支出額としては大きく変わってくるという事実。
毎月の支払額が安くなるなら『スマボでいいや』と考える人は、今の時代少なくないのかもしれません。
5年契約3年しばりの『スマボ3/5』は頭金0円でスタートできて、3年終了時から違うモデルに乗り換えも可能。
3年後に乗り換える場合の乗換精算金は20万円+税。
4年目以降の乗換精算金はありません。
スマボ対応車種
V40、V40 Cross Country以外はスマボ対象車種です。
車種、サブスク期間によって毎月の支払額も変わってきます。
スマボのメリットは?
ボルボ車の標準的な車検代とニアイコールな精算金20万円を支払うことで最短で新車を乗り継いで行くことができます。
高い安全性能に加え、ドライブレコーダーも装備。
タイヤパンクは無償修理、ホイール・ボディ・シート損傷時の修理交換費用は負担額1万円。
VOLVO交通傷害保険も無料で付帯されます。
スマボのデメリットは?
所有、ではない。
スマボはリースなので、車が自分のものになるわけではありません。
もちろん購入する場合であっても支払いが完了して初めて自分の物になるわけですが、とはいえ、購入とリースに大きな違いを感じる人もまだまだ多いのではないでしょうか。
車は買うものだ、という感覚の人には馴染まないかもしれません。
そのままの状態で返すのが基本
契約時に残価を設定しますが、それはそのままの状態で車を返却した場合の価格になります。
正しく使用した上での経年劣化は査定に含まれていますが、それ以外のパーツ変更は仮にアップグレードしていたとしても、良くも悪くも査定額に反映されることはありません。