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ぱいどん|前後編の感想・あらすじ|AI手塚治虫の漫画はどうやって描かれた?

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もくじ

ぱいどん|あらすじ

記憶喪失/ホームレス

舞台は2030年の東京・日比谷。

道路には自動運転車、空には無人宅配便、人々の個人情報は管理され、財布も携帯も必要なく、犯罪も事故も激減。

そんな時代に都会のど真ん中でホームレス生活をおくるぱいどん。

ぱいどんは記憶喪失ながら孤独ではなく、小鳥ロボット”アポロ”と人型ロボットの”預言者”が寄り添う。

そんなぱいどんのもとに「失踪した父を探して欲しい」という娘2人からの依頼が。

早速捜索を始めるぱいどんたちは父の研究所へ向かい。。。

はる
はる
もうね、AIって言われないとわかりません。

ぱいどん|登場人物

ぱいどん(主人公)

哲学者プラトンの弟子『パイドン』に由来。日比谷でホームレス生活。記憶喪失だが花の名前は覚えている。発言が哲学的。隻眼だがスキャン機能がある眼球を左目に装着可能。その目は何を見抜くのか。。。

アポロ

小鳥のロボット。口癖で語尾は『ピ』。人間に憧れている描写あり。飛行、検索、プロジェクター、スキャン機能。体内にぱいどんの左目を格納している。

預言者

ブリキの人型ロボット。体には『FORTUNE TELLER』の文字。発言が名言じみている。動きがぎこちない。

及川アン

及川定倍の娘。父親捜索をぱいどんに依頼する。

及川イズミ

及川定倍の娘。アンの妹。ぱいどんに惹かれている描写あり。

及川定倍

1971年生まれの科学者でアンとイズミの父。AB型。クリーンエネルギー開発の第一人者で海水からエネルギーを作り出す研究者。クリーンエネルギーは廃棄物を出さず環境も汚さない新エネルギーで供給量は原発の150%。研究完成間近というところで行方不明に。

 

ぱいどんを読んだ感想

読み終えた時にまず思ったのは、

『短っ!!』

でした(笑)

前編ということで結構ページ数あるのかなーと思っていたら21ページで終了。

しかもやっと物語が動き出した!というところで終わります。もっと読みたかった。そのくらいスムーズに入り込むことができました。

とにかく物語に違和感はなく、小気味よく進んでいきます。

“手塚治虫の未発表漫画”と言われたら信じちゃいそうなくらい手塚治虫漫画らしいストーリー、キャラクターでした。

あらゆることが進化した未来においてもぱいどんのような社会から逸脱した存在がいることとか、エネルギー問題が未解決なところとか、対権力の構図も見えるところとか、人間とロボットの共生だったりとか。

普遍的なテーマなんですかね。

ぱいどんとアポロが、ブラックジャックとピノコのようで、AI的にもその関係性が好きだったのかなぁと思ったり。

“ピエタ像”はAI発案なのか、人間発案なのか。

制作チームの皆さんに細かく聞いてみたくなるところがたくさんありました。

いや、よくよく考えたら“手塚治虫”という超高いハードルを設けながら、この勝るとも劣らないクオリティに仕上がってるってかなりすごいことですよね。

AI美空ひばりはなんとも言えない”これじゃない感”がありました。(すいません^^;)

『ぱいどん』は漫画だからか、AI美空ひばりに感じたような違和感はありませんでした。

漫画作成におけるAIによる作業量についての説明はなかったですが、これだけのものができるのであれば“AI×漫画”の相性はよさそうです。

はる
はる
〇〇っぽい漫画が描けるのであれば、AI冨樫義博にハンターハンターの続きを、AI佐藤タカヒロに鮫島最後の十五日の続きを描いてもらいたいです。

ぱいどん後編はいつどこに掲載される?

2020年3月19日(木)情報公開

『ぱいどん』後編の掲載に関する情報は3月19日(木)に、

#世界新記録 TEZUKA2020サイト

で公開されました。

当初、後編のモーニング掲載はアナウンスされていませんでしたが、約1か月後の2020年20号に掲載されることとなりました。

モーニングは今後“新人作家”「手塚治虫AI」と本格連載を目指していくとのことで楽しみです。

はる
はる
AI×クリエイターによるぱいどんに違和感なし。そして手塚治虫さんご本人による過去作を改めて読みたいなと思わせてくれる新作でした!

ぱいどんphase1|前編

ぱいどんphase1|後編

ブッダ

ブラックジャック

火の鳥

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