iPhone16eが発表されました。
2月21日22時予約開始
2月28日発売開始
です。
iPhoneSE4ではなく、
iPhone16eというナンバリング。
99,800円〜という価格設定はさすがに廉価版とは言い難いですが、
『16のダウングレード版です』
と言われたなら納得できなくもない。
でもまぁ販売中のiPhoneの中では安いほうだし、今年4月初旬に日本語対応が予定されているApple Intelligenceを使いたいから買い替えようかな…と思っている人がいなくもないと思うので、敢えて言いたい。
iPhone16e買うなら、
iPhone16買おうよ。
と。
別にApple憎しとかで言っているわけではないし、なんだったら僕は今年9月に登場するであろうiPhone17ProMaxに買い替える気満々の親Apple人間です。
でも、iPhone16のほうが安く使えるし、カメラも2個だし、カラバリも多いし、もちろんApple Intelligenceも使えるなら、絶対そっちのほうが良くないですか?
物価上昇に苦しむ日本国民の皆さまに、老婆心ながら進言させていただきます。
もくじ
なぜiPhoneSE4ではなく
iPhone16eだったのか。
画像引用元:apple.com/jp/iphone-16e/
Apple Intelligence推し
なぜiPhoneの廉価版として人気を博していたSEモデルではなく、iPhone16のダウングレードモデルとして登場したのか。
これはひとえに“AppleがApple Intelligenceを使って欲しいから”ということに尽きます。
現状、Apple Intelligenceに対応するのは、
- iPhone16シリーズ(16e含む)
- iPhone15Pro/ProMax
のみです。
つまりiPhone15/Plus以前のモデルを使っている人はApple Intelligenceが使えません。
Apple製品がもっともっと賢くなって生活が便利になるであろうAI機能が使えないとなれば、買い替えが進むのは必至。
買い替えてもらいたいから、Apple Intelligenceを使ってもらいたいから、iPhone16eには最新世代のA18チップを搭載せねばならなかった。
最新チップを搭載したiPhoneが『SE』だと名前に見合わないし、Apple Intelligence対応機種のモデル名を明確にする上でも『16e』にしたのではないか…というのは容易に想像できる話ですが、真実は果たして…
MagSafe非対応
どうやらマジらしいです。
MagSafe対応のモバイルバッテリーがこれまで通り磁力でピタッとくっついてくれないなら、MagSafe経験者からすると“残念すぎる改悪”ということになります。
16シリーズに肩を並べながら多種多様なMagSafe対応アクセサリーが使えないなんて。
まぁアップル的には“勝手に残念がられても困ります”ということになるのでしょうが…
iPhone16に劣るところ
- カメラが1つだけ
- 超広角なし
- マクロ撮影非対応
- カメラコントロールボタンなし
- ノッチ
- MagSafe非対応
- ワイヤレス充電は最大7.5W
- ディスプレイの輝度減(iPhone16比)
- フロントカメラはシネマティックモード非対応
- GPU4コア(iPhone16は5コア)
- Wi-Fi6(iPhone16はWi-Fi7)
このうち
iPhone16eの価格
Apple Store価格
iPhone16e | iPhone16 | |
128GB | 99,800円 分割4,158円/24回 |
124,800円 分割3,466円/36回 |
256GB | 114,800円 分割4,783円/24回 |
139,800円 分割3,883円/36回 |
512GB | 144,800円 分割6,033円/24回 |
169,800円 分割4,716円/36回 |
分割回数が違う
AppleStoreの販売価格を並べてみました。
左がiPhone16e、
右がiPhone16です。
それぞれの分割金額にご注目ください。
Apple Storeの分割支払いはベイディあと払いプランApple専用を利用します。
ペイディアカウントに紐付けている金融機関口座から毎月引き落とされるシステムで、ざっくり言えばiPhoneを現金分割手数料なしで買えます。
実はその分割回数は製品ごとに異なります。
iPhone16は36回
iPhone16eは24回
iPhoneの最新ラインナップだけが36回で、AppleWatchは3回、iPadとMacBookシリーズは24回に設定されています。
と毎度ツッコミたくなりますが、それはさておき、最新のiPhoneだけが安く買えるよう優遇されているのが現状です。
そして型落ちのiPhoneは24回分割となるわけですが、iPhone16eは新登場機種でありながら分割回数が24回に設定されました。
というわけで、AppleStoreで分割購入する場合、毎月の支払額はiPhone16/256GBのほうがiPhone16e/128GBよりも安くなります。
『でも総額高いよね?』に対する回答
分割金額で見ればiPhone16/256GBのほうがお得ですが、支払い総額は“高く”なってしまいます。
が、ペイディあと払いApple専用には2つのメリットがあります。
- 分割手数料無料
- 24回目に買い替えオプションが用意されている
要するにiPhone16を24回目に買い替えれば、iPhone16eより安い支払額でiPhone16が使えるということになります。
もちろん完済もおすすめです。
将来的にはリセールバリューが高いiPhone16を自分のモノにできるし、アップルさんは短くとも5年以上はOSアップデートしてくれるはずなので、完済後しばらくはスマホ代が“スマホプラン料金だけ”というがっつり節約できる状態が訪れます。
アップルストアで買うなら“ペイディあと払いアップル専用の分割購入”が最トクだということを覚えておいてください!
家電量販店に行けば
iPhone16がもっと安い!
これ、ちょっと前に撮影した画像なので、金額はもっと安くなっている可能性があります。
しかしながらiPhone16/128GBモデルの毎月の支払額はなんと、
785円×24回
です。
AppleStoreでiPhone16/128GBを買うと毎月3,466円なのに、同じ端末が785円で使えるという衝撃プライス。
これ、去年までは1円とか2円で売られていたはずなんですが、総務省の新規制により大幅値引きが制限されてしまったため、金額が上がってしまいました…上がってしまったのですが…それでも購入するよりかなり安く手に入れることができます。
もちろんちょっとだけ手続きが必要になります。
- 大手キャリアへのMNP
- 3か月経過後に格安プランへの変更
- 2年後の端末返却を前に新端末購入
- 旧端末を契約したキャリアに返却
電話番号を変えずに乗り換えた場合に、特典で激安で入手できます。
キャリアが変わるため、キャリアメールを使っている人は手放すか、継続利用料が必要になります。
※足枷とコストにしかならないから個人的には脱キャリアメールされることをお勧めします。(キャリア様ごめんなさい…)
iPhone16を安く販売しているのはドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアとなるため、格安プラン利用中の人は毎月のスマホ料金が高くなってしまいます。
データ使い放題の大手キャリアのプランが利用実体に合わない場合は、3か月経過を待ってから格安プランに変更することもできます。
※3か月という目安は多くの家電量販店販売スタッフ談
例えば大手キャリアでiPhone16/128GBを月額785円×24回で入手して、4か月目からahamo(データ30GB/5分通話定額)に乗り換えた場合、
- ahamo:月額2970円
- 端末代:月々785円
- 計3755円(24回支払時まで)
となり、毎月のスマホプラン+端末代金の合計額が、AppleStoreでiPhone16eを買った場合の分割金額とほぼ同じということになります。
2年ごとにこれを繰り返すことで、最新のiPhoneをリーズナブルに使い続けることができるのです。
キャリアがMNP優遇・特典をやめない限りは、これが最もスマホ代を節約できる買い方となります。
iPhone16が片や月々3466円、片や月々785円。
お値段いろいろです。
ただし、家電量販店でiPhone16eがiPhone16より安く販売される可能性はもちろんあります。
家電量販店のスマホ売り場を通りかかった時は要チェックです。

改めてiPhone16eとは?
画像引用元:apple.com/jp/iphone-16e/
メリット
- Apple Intelligenceが使えるA18チップ搭載
- Apple Intelligenceが使えるiPhoneの中では比較的安い
- 防水・防滴・防塵性能はiPhone16と同等
- バッテリー持ちはiPhone16以上
デメリット
- カメラが1つだけ
- 超広角なし
- マクロ撮影非対応
- カメラコントロールボタンなし
- ノッチ
- MagSafe非対応
- ワイヤレス充電は最大7.5W
- ディスプレイの輝度減(iPhone16比)
- フロントカメラはシネマティックモード非対応
- GPU4コア(iPhone16は5コア)
- Wi-Fi6(iPhone16はWi-Fi7)
まとめ
Apple Intelligenceが使える廉価スマホとして登場したiPhone16eですが、Apple Storeで買うならiPhone16/256GBのほうが安いし、家電量販店などに行けばiPhone16をもっと安く入手できるため、そちらのほうがおすすめです。
Apple Intelligenceが日本語に対応するのは4月上旬とアナウンスされているので、今すぐ日本語でApple Intelligenceが使えるわけではありません。
新商品登場時、リニューアル時、物欲上昇時に観たいドキュメンタリー映画があります。
ざっくり言うと『それ、買わされてますよ』というのを、“買わせようとしてきた側の人たち”が教えてくれる作品です。
僕が当事者なら、
という結論に至りました。
ご参考まで。




