といった相談をよく受けます。
iPhoneを安く買いたい。
スマホ代を安くしたい。
わかります。
物価高に悩む現代人の喫緊の課題だと思います。
だから、
新しいiPhone
+スマホ料金プラン
=月々3000円
に抑える方法をまとめてみました。
ポイントは、
- 型落ちモデルを買う
- 家電量販店に行く
- MNP(番号持ち出し)する
- 4か月後に格安プランに変更orMNPする
以上4項目です。
詳しく解説していきます。
もくじ
iPhoneを安く買う方法
①型落ち標準モデルを選ぶ
1年以上前のiPhoneを選んでください。
現行機種がiPhone16シリーズであれば、
- iPhone15
- iPhone14
- iPhoneSE(第3世代)
などが対象となります。
ほとんどの家電量販店でそれら型落ちiPhoneが2年総額47円・月々2円で販売されているはずです。
iPhone15は1年前の機種なので、型落ちと言っても性能的には問題なし。
残念ながらAppleのAI『Apple Intelligence』には対応しませんが、充電端子はUSB-Cだし、カメラも2つあります。
本来なら月々2円で持てるようなシロモノではありませんが、本当に月々2円で販売されています。
iPhone17シリーズが登場すれば、Apple Intelligenceが使えるiPhone16もいずれ月々2円販売の対象機種となるでしょう。
ただし、ストレージの選択肢は128GBモデルのみです
iCloudのアップグレードか外付けのSSDを使ってうまくやりましょう。
2024年末に総務省が過度な値引きを規制するガイドラインの改正を実施しましたが、iPhoneに関しては変わらず型落ちモデルは月々2円で販売されています。
- 最新モデルじゃなくていい人
- Proシリーズじゃなくていい人
- 128GBでいい人
には、この買い方がおすすめです。
ソフトバンクの月々3円×12回は1年36円+早トクオプション利用料19,800円(一例)となります。早トクオプション利用料が発生すること、1年で機種を買い替えなくてはいけないことに注意が必要です。
②家電量販店に行く
スマホを激安で買い替えたい人は今すぐ家電量販店に向かってください。
どこの家電量販店でもOKです。
なぜ家電量販店なのか。
それは…
大手キャリアを
イッキ見できる
からです。
ドコモの在庫がなければauの売り場に行けばいいし、auの在庫がなければソフトバンクの売り場もあります。
ご丁寧にサブブランドのUQモバイル、ワイモバイルの売り場もあります。
家電量販店が手掛ける格安SIMもあったりします。
※ビックカメラのBIC SIM、ヤマダ電機のy.u mobileなど
最も手軽にiPhoneを選ぶなら、大手キャリアをまとめてチェックできる家電量販店がおすすめなのです!
③-1|月々2円はMNPした人が対象
MNPした人、つまり電話番号を変えずにキャリアを変えた人が型落ちiPhoneを月々2円でゲットできます。
MNPするということは『ライバル社のユーザー”減”=自社ユーザー”増”』に直結するので、端末購入サポートが最も手厚く、月々の端末割賦代金も安くしてくれます。
逆に言えば、MNPしないということは、安く買える方法があるにも関わらず『端末を高く買い続けている』ということになります。
キャリアがMNPの人を優遇し続ける限りは、安く買いたいならMNPが正解です。
MNPするにはMNP番号の事前取得などが必要にはなりますが、そのあたりのことは店員さんが教えてくれるので、手続きに関しての事前準備は不要です。
MNP、超簡単!
MNPって難しそう、めんどくさそうと思っている人が多いのですが、実はめちゃくちゃ簡単です。契約中のキャリアにMNP予約番号をもらい、新しいキャリアと契約するだけ。契約中のキャリアに最後の月額料金を支払ったらそれで終わりです。(※端末の割賦代金がある場合は完了するまで支払いあり)ただし、キャリアメールアドレスを利用中の人は、メールアドレスが使えなくなるか、継続利用にオプション料金が必要になるので注意が必要です。
脱キャリアメールアドレスのすすめ
『キャリアメールがあるからMNPできない』って人が少なくないんですよ。キャリアメールが理由でiPhoneを安く買えないとか、そのために追加でお金がかかるって、すごくもったいなくないですか?キャリアメールアドレスを各種サービスのログインアカウントに設定している人は、自由なキャリア選びができるようにGmailなどのフリーメールアドレスに変更しておきましょう。
③-2|月々2円の取り扱いは主に大手キャリア
家電量販店では主に、
- ドコモ
- ソフトバンク
- au
が、1年前のモデルを2年総額47円・月々2円で販売しています。
そして大手キャリアのサブブランド、
- ワイモバイル(ソフトバンク直系)
- ahamo(ドコモ直系)
- UQモバイル(au直系)
が、2年前のモデルを2年総額24〜47円、月々1〜2円で販売しています。
料金プランが高い大手キャリアで1年前のiPhoneを買うか、料金プランが安いサブブランドで2年前のiphoneを買うか。
どちらがいいかはお好みで。
③-3|カラバリには若干の縛りがある
以前、GooglePixel8をUQモバイルにMNPして月々2円で買った時の話です。
カラバリは4色あるのに、UQモバイル契約だとObsidian(黒)しか選べませんでした。
ちなみにau契約であればHazel(グレー)も選択可能とのことだったので、
つまりは、
月額料金が高いau(大手キャリア)なら人気色のグレーも選べるよ。UQモバイル(サブブランド)は月額料金が安いから黒だけね。
という暗黙のルールが透けて見えるわけです。
iPhoneにおいても同様で、もし譲れないカラバリがあるならば、とりあえず大手キャリアで契約しましょう。
僕のiPhoneとPixel

④-1|4か月以降に格安プランに変更orMNPする
iPhoneが月々2円で持てても、毎月のスマホプランが高かったら節約になりませんよね。
だから3か月経過後に、格安プランに変更してしまいましょう。
安いプラン、たくさんあります。
家電量販店ではよく、
と耳打ちされます。
そのアドバイスが“コロコロ乗り換える客”というレッテルを貼られないためなのか、“店側の都合”なのかはわかりません。
もしかしたら3か月継続で店側にインセンティブが発生するのかもしれないし、ブラックリストに乗らないためのアドバイスなのかも…?
真相は不明ですが、とにかく、“最低3か月でよい”という条件ならば、お言葉に甘えて“4か月目以降に格安プランに変更”すれば、月々のスマホ代をさらに節約できるというわけです。
個人的には、安いプランに変えるなら“同じ回線のプラン”に変えるのが義理人情ではないかとも思っています。
例えば、
- ドコモのeximoで契約➡︎ahamoかirumo
- auで契約➡︎UQモバイル or povo
- ソフトバンクで契約➡︎ワイモバイル or LINEMO
みたいな。
上記パターンのであれば、MNPではなくプラン変更だから手続きも簡単だし、他キャリアに乗り換えない分、大手キャリア的にも“ギリギリおとがめなしのプラン変更”になるのかなぁと。
もし“最低3か月ルール”が顧客の信用に直結しているものだとしたら、同じキャリアへのプラン変更はリスクヘッジにもなりうる社会人としての最低限の心遣いと言えるのかもしれません。
④-2|スマホ代を月々3000円にするためには?
月々のスマホ代を端末代金込みで3000円以内にしたいなら、3000円未満のスマホプランを選べばいいだけの話。
3000円未満のプランに乗り換えてしまえば、
- スマホプラン料金:3000円未満
- iPhone端末代金:月々2円
- 合計:3000円以内
となり、新しいiPhoneを使いながらスマホ料金も安いという夢のような体制のできあがりです。
安くしようと思えば日本通信のデータ1GB・月額290円というプランもあります。
が、個人的には、
- データ30GB
- 5分通話定額
が通話料やデータ残量を気にすることなく快適に使えるプランの条件だと思っているので、両方を兼ね備えたプランの中では、
ahamo(ドコモ回線)
LINEMO(ソフトバンク回線)
を推します。
ahamoは5分通話定額+データ30GBで月額2970円。データ30GBは海外でもそのまま利用可能です。
LINEMOは5分通話定額+データ30GBでこちらも月額2970円。LINEギガフリーなので、LINEのトークや通話はデータ消費せず、データ量超過後もLINEの速度は落ちません。
どちらもオンライン専用プランなので、手続きはWEBで行います。
誰でもできるような優しい手続き画面に仕上がっているので、ぜひがんばってみてください。
ちなみに僕はメイン回線にahamo(+大盛りオプション)、サブでpovoを利用中です。
ご参考まで。
ahamo
- データ30GBで月額2970円(税込)
- 5分通話定額込み
- 完全通話定額オプションが1100円/月
- データ+80GBオプションが1980円/月
- 追加料金なしで海外でも利用可能(30GBまで)
\ドコモ回線が月額2970円!/
※機種代金別途
※ahamoではキャリアメールなど一部利用できないサービスがあります。
※5分超過後は22円/30秒の通話料が発生します。SMSや他社サービスなどへの発信は別途料金がかかります。
※ahamoは申込からサポートまでオンラインにて受付するプランです。
※海外82の国・地域でのパケット通信も20GBまで無料。
※15日を超えて海外で利用する場合は速度制限がかかります。国内利用と合わせての容量上限です。
※eSIMはMNP予約番号を取得のうえ、ahamoサイトからMNPによる新規申込手続きが必要です。
LINEMO
- データ30GBで月額2970円(税込)
- 5分通話定額込み
- 完全通話定額オプションが1100円/月
- LINEギガフリー
LINEMOはLINE通話(ビデオ通話含む)やメッセージ送受信などがデータフリーなので、通話をLINEに限定すれば通話オプションが不要になるなど、節約効果は絶大です。
\LINEギガフリーが魅力!/
④-3|スマホは2年後に要返却
契約したiPhoneが月々2円で使えるのは24回目の支払いまで。
25〜48回目(完済)までの割賦代金概ねは高く設定されています。
よって2年ごとに買い替えるのがベスト。
2年後の返却タイミングで、WEBか店頭で手続きをして返送キットを入手し、その中に端末のみを入れて送り返せば、2年総額47円ミッションは完了です。
返却前に別のキャリアにMNPして新しいiPhoneを入手しておけば、ゆっくりデータ移行した上で返却できます。
ただし、端末の状態が良くないと別途費用が求められることもあるので、ガラスフィルムや全体を覆うケースなどでしっかり保護しておきましょう。
24回目の支払いを待たずにMNPした場合
24回目の支払いを待たずにMNPしても、契約したキャリアへの支払いは完済するまで続きます。24回目までは月々2円、返却し忘れてしまうと25〜48回目まで高い割賦代金を請求されることになってしまうので、24回目までの返却を忘れないようにご注意ください。ただし端末総額自体は安く設定されているので、完済しても損することはありません。
家電量販店における
乗り換えプロセス
事前準備
家を出る前に、
- 本人確認書類
- クレジットカード
を持っていることを確認しましょう。
本人確認書類は補助書類不要の運転免許証かマイナンバーカードがおすすめです。料金支払いに使うクレジットカードも忘れずに。
家電量販店にて
スマホ売り場に向かい、大きく“総額47円”と書かれたポップを探してください。
僕が見た限り、どこの家電量販店でも同様のポップを見つけることができました。
そして店員さんに『この値段で買いたい』と声を掛ければOKなのですが、ひとつ注意点が。
総額47円販売はMNPが前提なので、利用中のキャリアとは異なる回線のキャリアを選ぶようにしましょう。
ドコモユーザーのあなた
- ➡︎au、UQモバイル、ソフトバンク、ワイモバイルなど
auユーザーのあなた
- ➡︎ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルなど
ソフトバンクユーザーのあなた
- ➡︎ドコモ、au、UQモバイルなど
UQモバイルユーザーのあなた
- ➡︎ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルなど
ワイモバイルユーザーのあなた
- ➡︎ドコモ、au、UQモバイルなど
家電量販店が取り扱う大手キャリア・サブブランドのみで例示すると上記のような選択肢となります。
わからなければお店の人を頼りましょう。
いざ契約!
※写真はPixel購入書類になっていますが、購入機器代金についてはiPhoneでも同様の金額になります。
乗り換えを決めたら、いよいよ席につき、契約手続きとなります。
MNP番号取得はこのタイミングで行います。
オンラインでMNP番号を取得し、諸々の書類に必要事項を記入し、店員さんからの説明を聞き、端末の動作確認が済んだら手続きは完了です。
端末のデータ移行は家でやる!
店頭にて端末の動作確認が済んだら、新しいSIMカードはこれまで使っていたスマホに挿し、新端末には手を付けず家に持って帰りましょう。
データ移行は予期せぬトラブルが起こる可能性があるため、時間に余裕がある時に行うのが鉄則。
データ、Suica、LINE移行などは安定してWi-Fiに繋げる環境で行いましょう。
MNPのメリット
スマホの機種代が断然安い
とある日のPixel8販売価格です。
上記価格はいずれも“乗り換えた人”に向けた価格です。
Google Pixel8の販売価格は11万2900円なので、どちらも爆安です。
MNPした人➡︎新規契約➡︎機種変更の順に端末価格は高くなります。
端末を安く手にいれることのみに主眼を置くならば、MNPするのがベストです。
スマホを同時に保有できる
2年後の買い替えタイミングを待たずに買い替え可能です。
端末代金支払いが二重になってしまいますが、月々2円サイクルを作ることができれば、2台分でも月々4円です。
一定期間、前機種を保有しつつ新機種にゆっくりじっくり移行させることができるのもMNPのメリットです。
子ども用のおさがりスマホを作れる
すでに端末代全額支払い済みの人が2年47円スマホに乗り換えた場合、これまで使っていたスマホは返却不要なので、いざという時のために持っておいてもいいし、売却して現金化してもいいし、子ども用のおさがりスマホにもできます。
LINEMOのベストプランSIMを挿しておけば、990円でLINE使い放題スマホのできあがりです!
背に腹は変えられない。
普通に買えば10万円以上するスマートフォンが毎月2円で使えるなんてありえないし(※ありえてるんだけど/機種による)、みんながみんなこの方法で買ってしまうとキャリアやメーカーにとっては商売上がったりなところがあるとは思います。
が、物価高や数多の税金で日々節約を強いられている以上、使えるサービスは使い倒したらいいのではないでしょうか。
まぁ、僕なんかが心配しなくても、いろんなキャリアのいろんな機種がそれなりに売れながら経済は回っていくんだと思います。
実際、2年総額47円で買えるのは現状型落ちPhoneの128GBモデルのみなので、最新のiPhoneや大容量モデル、他メーカースマホを選んだ場合はちゃんと端末代金が発生します。(※それでも2年で返せば実質半額以下で使えます。)
とはいえ毎月何千円も機種代にかかる一方で、毎月2円で使える買い方があるのも事実。
浮かせた数千円は暗号資産にでも回したほうが将来は明るいのではないかと思わずにはいられません。
型落ちPhoneの128GBモデルでもいいという人は、在庫があるうちに家電量販店へお急ぎください。





