2003年6月30日にスタートした今日感テレビは、2020年9月18日金曜日の放送を以って終了となることが発表されました。
9月14日月曜日の今日感テレビ冒頭でMC田畑さんがお話しになっていた通り、その後についての詳細は18日金曜日のOAで明らかになります。
僕が今日感テレビに初めてレギュラーメンバーとして出演させていただいたのは2007年1月のこと。
僕のテレビキャリアは今日感テレビなしには語れません。
僕の人生も今日感テレビなしに語ることはできません。
感謝の想いと寂しさでいっぱいです。
もくじ
中継レギュラーに至るまで。
今日感テレビ初レギュラーになれたのは2007年1月(当時27歳)でしたが、実はそれまでも不定期出演していました。
出演機会は3か月に1回くらいだったので、視聴者の皆さんにとっても、番組スタッフにとっても『君、誰?』みたいな状態だったと思います。
麦田陽子さん・池尻和佳子アナと
家で今日感テレビを見ていて、中継が天神のデパート催事紹介だった時には、やる気を見せるべく見切れ(※)目的で急いで中継現場に向かったものです。
※見切れる:画面に映り込むこと
だがしかし、やる気はあってもスキルがないため、せっかくロケ現場に呼んでもらっても満足のいくパフォーマンスができず、続けて呼んでもらえない。
2013年、道下美里さん取材時
リオパラリンピック銀メダル獲得は2016年
でもね、そんな箸にも棒にもかからない僕を『飯食えてるか?』と気にかけてくださるディレクターさんがいたんです。全然しゃべれてないのに編集で存在感をマシマシにしてくださるディレクターさんがいたんです。
2009年、アイランドタワー取材時
そんな恩人ディレクターのみなさまのおかげで、2006年の夏に事件が起きます。
なんと中継に呼ばれたんです。
普段は上野敏子さんがお一人で担当されている中継だったのですが、その時の中継現場は敷地が広い温泉施設で男湯の紹介もあったため、男性リポーターが必要だったのだと思います。
今思えばその御指名も一巡目ではなかったのではないかと思います。
一巡目の人に電話して、ダメ。
二巡目の人もダメ。。。
で、困り果てた結果、かろうじて思い出してもらえて、ド暇な僕登場みたいな。
じゃないと中継にお声がかかるわけがありません。
でもその時のディレクターさんとADさんがめっちゃノリ重視の人たちで、陽気なノリに乗せられてベストパフォーマンスができたんです。
その時初めて、鬼プロデューサー様の目に留まったのだと思います。
温泉中継から半年後の冬、奇跡が起きます。
なんと2007年1月から中継レギュラーに抜擢されたんです。
“出演回数1クールに1回の男”から“週2の男”に大躍進(笑)
真剣に打ち合わせしている一コマ
ソラリアステージにて
当時は天神のソラリアステージからの定点中継と、週替わりで様々なお店におじゃまして看板メニューをダーツで割り引きしていただいちゃうという『ウィークエンドダーツ』(※)というコーナーを担当させていただきました。
※お店のご好意で看板メニューがダーツで1円になるというとんでもないコーナーでしたが、たくさんのお店の方々のご協力により成立していたコーナーでした。この場を借りて改めて感謝申し上げます。
2010年4月、すしざんまい天神店にて
マグロ大王・木村清社長、山口玲香ちゃんと
中継パートナー・中西久美さんと
最後は『マンデーダーツ』として終了
紹介したいモノ・コトを限られた時間内に収めなければならない中継は、性格に合っていたような気がします。
ロケと中継では仕事スタイルが大きく異なります。
ロケはたっぷり時間をかけて取材し、ディレクターさんの編集によって研ぎ澄まされたものが放送されますが、中継はディレクターさんが用意してくれた台本から優先度を判断し、いかに時間内に収めていくかという作業になります。
例えるなら、ロケは空の弁当箱に具材を詰めていくような作業であり、中継はすでに具材が詰め込まれた弁当箱の中身を美味しいもの順に自慢していくような感じ(※)とでも言いましょうか。
※個人の感想です。
一言でリポーターと言っても、現場が違えばそれはもう似て非なるお仕事なんです。
職人気質な技術の皆さん&石本愛さん
あと、中継現場ではいろんなスタイル・考え方を持ったカメラマン・音声マンの皆さんと直接コミュニケーションが取れたのもありがたかったです。
や、やせている…
こういう絵が欲しいならコメントの長さはこのくらいないといけない、視聴者が見やすい順番というものがある、といった“映像に合わせたしゃべり”というものが何たるかを毎週毎回ビシバシ鍛えてもらうことができました。
雪山でのカップ麺は格別!
僕は段取りを覚えたり、時間内に収めるという作業は得意とするところなので、中継レギュラーという好機を与えてもらえて本当に救われました。
決められたものをどうキッチリ伝えるか、魅力的に見せるか、限られた時間内でどのように情報を取捨選択すればよいか、といった現場でしか学べない経験を積むことができました。
芸能コーナー出演
中継担当としてレギュラー出演させていただく中で時折、芸能コーナーに出演させていただくことがありました。
磯田久美子さん、高田課長、田畑兄さんが各曜日の芸能コーナーを進行されている中で、田畑兄さんが出演できない時のピンチヒッターでの不定期出演でしたが、東京からいらっしゃる芸能リポーターの皆さんとのお仕事は本当にやり甲斐に満ちた時間でした。
田畑兄さんは担当番組が多くお忙しい方ですが、
と、腹黒い僕はこっそり思っていました。
思っていただけで口には一切出していなかったのですが、念願叶って2010年6月から中継レギュラーに加え、芸能コーナーも担当させていただけることになりました。
芸能コーナーも学びが多いお仕事でした。
最前線で活躍されている芸能リポーターの皆さんから聞ける話は刺激的で、時に厳しく、時に優しく取材対象と向き合っていらっしゃる人間味あるお仕事姿勢はとても勉強になりました。
俳優・アーティストインタビューも数え切れないくらい行かせてもらいました。挙げたらキリがないですが、会った瞬間にファンになってしまうような魅力・引力をお持ちの方ばかりでした。
一流の人が纏う空気を肌で感じることができました。
スタジオ進行についても現場スタッフの皆さんに鍛えていただきました。
フリップの出し方、ボードのめくりをめくる効果的なタイミング、情報の取捨選択、話の振り方・引き出し方など、毎回大反省会でしたが厳しくもあたたかく指導していただきました。
進行役、VTRのナレ読み、臨機応変さが求められる芸能コーナーを経験させてもらったことで、当初はスタジオ入りするだけで緊張していた青年が、落ち着いてパフォーマンスできるようにもなりました。
芸能コーナーファミリーの皆さま、芸能コーナーに抜擢してくださった番組スタッフの方に対してはもう感謝感激雨有吉(※)です。
※本名は有吉くん
川上さんと田畑さん
みんなの”おとやん”こと川上さん
初代今日感テレビMC川上政行さんのことはいつからか『おとやん』と呼ばせていただいていました。
文字通り“お父さん”のような優しさで、当時経験の浅かった中継班をサポートしてくださいました。
ミスや至らない点があってもすかさずスタジオから突っ込んでくださるので、笑いになったり、事なきを得ること多々。
川上さんがいらっしゃることの安心感たるや。
トークの達人、百戦錬磨、しゃべりずきな川上さんから、スタジオの空気作りの大切さと共演者への巧みな心配りを直に学ぶことができました。
僕の結婚式(2012年)では新郎側の主賓祝辞をお願いし、快く引き受けてくださいました。
本当にありがとうございました。
パーフェクトヒューマンこと田畑兄さん
福岡のスーパースターの皆さまと
2代目今日感テレビMCの田畑兄さんは絵に描いたようなハンサムジェントルマンなんです。
とにかくデキる。なんでもデキちゃうから田畑さんがいればみんな安心。
僕が緊張していると『肩の力抜けよ』とポンと肩を叩いて颯爽とスタジオに入っていくあのうしろ姿。
と何度心の中で叫んだことか。
田畑さんがMCの今日感テレビになってからはスタジオでご一緒することが多かったですが、いい意味で緊張する毎日でした。
田畑さんの大きすぎる背中を追いかけながら、少しでも近付けるように精進する毎日でした。
僕はそれまで、俳優やアーティストにインタビューする時、台本に頼ることはないものの資料を手に持って臨むことは多々ありました。
でも田畑さんは台本やバインダーを一切お持ちにならずにインタビューされているんです。
そのお姿を見て以来、僕も台本を持たずに臨むようになりました。
初めは不安もありましたが、きっちり下準備をして、しっかり取材対象に興味を持っていれば、持ち時間の10分20分なんてあっという間です。
台本を持たないことで相手の目を見る時間が増えます。
視線が合えば、会話も弾みます。
自分に負荷をかけ成長できたのは、田畑さんというパーフェクトヒューマンのそばでお仕事できたからにほかなりません。
これからも田畑さんの背中を追い続けます!
※↑あの歌に合わせて読んでください。
あたたかい
今日感スタッフに導かれ…
根気強く起用、指導してくださった番組スタッフの皆さんにも感謝してもし足りません。
ディレクター=クリエイターなのでお一人お一人VTRの作風は異なります。
だからディレクターさんによって求められる表現は変わってくるし、パフォーマー側としても柔軟に応えていかなければなりません。
例えば、グルメリポートで『おいしい』というワードがOKな人もいれば、NGな人もいます。(※)
※今は昔ほど厳しくなくなったような気がします。
正解はいくつもあるわけです。
求められることに応えられなければ2度目はないはずですが、ロケ中、ロケ後にご指導ご鞭撻賜った上にまた起用してくれるわけです。なんと慈愛に満ちた人たちなのだろうかと思わずにはいられないわけです。
いい意味で“クセがすごい人”ばっかりなんですよね。
そんな方々とかけがえのない時間を過ごさせていただきました。
今生の別れというわけでは全然ないのですが、一つの節目ということでこの場を借りて感謝申し上げます。
新番組は『タダイマ』
- 2020年9月28日スタート
- 15時40分〜19時
- 司会▶︎田畑竜介アナウンサー・池尻和歌子アナウンサー
- 福岡ゆかりの著名人が不定期出演
- 第1回ゲストは松重豊さん
- 今日感テレビの時間はゴゴスマをネット
今日感モーニングはソコトラにリニューアル
今日感テレビ
歴代オープニングテーマ
このお方こそがお馴染みのジングルの生みの親
音効・本田さんです。
初めてコメントします。
ハルさんがかつて1クール1回の男だった時代、RKBさんで働いていました。裏でもハルさんのことを悪く言う人はおらず、愛のあるいじりばかり耳にしていました。しばらく経ってハルさんをテレビで拝見したところ、パーフェクトヒューマンタバタさんに引けを取らない滑舌や立ち回りにびっくり。今のハルさんがあるのは、見えないところでの努力やまさにお人柄だと感じました。特に芸能コーナーでのハルさんの存在感は印象深く、まるで独立したひとつの番組のようでした。今日感テレビお疲れさまでした。楽しい時間でした。
すずりさま
コメントくださりありがとうございます!
当時RKBにお勤めだったということはRKB同窓生ですね^^
1クールに1回しか通えていなかったため、お会いしたことはなかったということでしょうか。
厳しくも優しい制作スタッフの皆さんに恵まれ、長く続けることができています。
今日感はこれからもまだまだ続くものだと思っていたので、終了は本当に寂しいです。
また、出演していたコーナーを深く見てくださり、しかも褒めていただけて恐縮&光栄です!
10月以降も朝と日曜日は変わらず出演させていただけることになっております!
今後とも優しく見守っていただけたら嬉しいです^^
はじめまして。
Twitterでゴリけんさんがハルさんの呟きにいいねしてるのを見て、今日感テレビが終了することを知りました。
去年から奈良県にいるので見れてはいませんが、それまでは福岡に住んでいたのでとても楽しみにしている番組でした。
帰省したときも今日感テレビをみて、「このスポット次回帰ったら行ってみよ❗️」といつも参考にしてました。
ハルさんを知ったのはラジオが先だったんですが、今日感テレビにでていらっしゃるのを見て、本当さわやかだなぁと思ってました。
西本美恵子さんが奥さんってこともさっき知りました、昔よくファッションでピーコさんから突っ込まれてたイメージです笑
新番組も帰省したら絶対見ます❗️
あとさわやか夫婦でこれからも頑張ってください
シェリさま
ゴリけんさん経由でのアクセス、ありがとうございます^^
ゴリけんさんとは番組共演者というより、
ドラマ情報をやりとりする間柄で、
時々ネタバレメールの共有などをさせていただいております(笑)
長く愛していただいた今日感テレビが終わってしまいました。
当然の様にもっともっと長く続くと思っていただけに、
驚きましたし、寂しいです。
しかし落ち込む間も無く新番組もスタートします。
福岡にお戻りの際にはどんな番組に生まれ変わったのか、
ぜひご確認ください^^
ラジオ&妻のことも知ってくださっていて嬉しいです^^
夫婦共々、よろしくお願いします♪
お疲れ様でした!ちょっと長過ぎましたね!
嫌いじゃなかったけど飽きも有り、高田、西本夫婦共演はキモさが際立ってチャンネル変えてました!
緊急事態宣言中に放送してた「ゴゴスマ」を放映して欲しいです!「ひるおび」~「ゴゴスマ」~「Nスタ」
ローカル放送するなら早朝も埋まっているから、深夜枠しか無いですよね!もうこれからはローカル番組よりキー局番組放送を見たいですね!
訂正٠٠٠高田、秋本夫婦
[…] 今日感テレビが2020年9月18日に終了することを受けて、今日感モーニングも番組名とスタイルを刷新し、9月28日月曜日からリニューアルしてお届けすることになりました。 […]
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