勉強会で出てきたB層戦略というワード。
小泉政権(2001年4月26日〜2006年9月26日)が2005年の郵政民営化に向けた政策PR企画の中で、広告会社スリードが小泉政権の支持基盤として想定した言葉。
B層は要するに「メディアに流されやすい考えない人たち」ということか。
キーワード備忘録、今回はB層戦略。
もくじ
B層戦略
B層の意味とは?
B層(ビーそう)とは、郵政民営化の広報企画にあたって小泉政権の主な支持基盤として想定された、「具体的なことはよくわからないが小泉純一郎のキャラクターを支持する層」と定義されている。
B層の由来は?
2005年、小泉内閣の進める郵政民営化政策に関する宣伝企画の立案を内閣府から受注した広告会社・有限会社スリードが小泉政権の主な支持基盤として想定した概念である。
スリードの企画書では国民を「構造改革に肯定的か否か」を横軸、「IQ軸(EQ、ITQを含む独自の概念とされる)」を縦軸として分類し、「IQ」が比較的低くかつ構造改革に中立ないし肯定的な層を「B層」とした。B層には、「主婦と子供を中心した層、シルバー層」を含み、「具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラクターを支持する層、内閣閣僚を何となく支持する層」を指すとされる。
上記の企画書がネット等を通じて公に流布されたため、資料中に使用された「IQ」という知能指数を示す語や露骨なマーケティング戦略が物議を醸すところとなり、国会でも取り上げられた。
スリード社などが分類する4層が指す意味
A層とは
エコノミストを始めとして、基本的に民営化の必要性は感じているが、これまで、特に道路公団民営化の結末からの類推上、結果について悲観的な観測を持っており、批判的立場を形成している。「IQ」が比較的高く、構造改革に肯定的。構成者は財界勝ち組企業、大学教授、マスメディア(テレビ)、都市部ホワイトカラーなど。
B層とは
郵政の現状サービスへの満足度が極めて高いため、道路などへの公共事業批判ほどたやすく支持は得られない。郵政民営化への支持を取り付けるために、より深いレベルでの合意形成が不可欠。マスコミ報道に流されやすく「IQ」が比較的低い、構造改革に中立的ないし肯定的。構成者は主婦層、若年層、シルバー(高齢者)層など。具体的なことは分からないが小泉総理のキャラクター・内閣閣僚を支持する。
C層とは
構造改革抵抗守旧派。「IQ」が比較的高く、構造改革に否定的。構成者についてはこれ以上の分析はない。
D層とは
「名無し層」「命名無し層」と呼ばれることも多い。「IQ」が比較的低く、構造改革に否定的。構成者は既に失業などの痛みにより、構造改革に恐怖を覚えている層。
自分はどの層なのかを意識する
それホント?という見方
B層戦略という言葉にはマスコミ報道に流されやすい人たちという意味があるようですが、最近ではマスコミ報道に限らずSNSで間違った情報(犯人と同じ名前というだけで親族関係にあるとされ無関係であるにも関わらず誹謗中傷されてしまうとか)が拡散されてしまったり、テレビで誰かが言っていたことを「正解だ」と受け止め、それで終わらせてしまっている人は多いのではないでしょうか。
目の前にある情報は、一旦もぐもぐしてみないと。
本当にそうなのか。情報源は何なのか。誰から聞いた話なのか。別の見方はないのか。もぐもぐした上で自分の考えはどうなのか。
ポジティブなものに乗っかるのはまだいいですが、ネガティブなものに乗っかる時は気を付けたいですね。誰かを傷付けたり、貶めたりしてしまうことがあるかもしれませんし、結果として自分の価値を落としてしまうことになる恐れもあります。
僕は仕事で芸能情報に触れる機会が多いですが、同じ話題でも週刊誌ごとに論調が違ったり、情報源の違いで見方が180度変わってくることはよくあります。テレビに出てる人が本音を言っているかどうかは、視聴者の心で判断していただく必要があるわけです。(僕はいつもテレビでは本音しか言っていないということを添えさせていただきます。)
ショッピングサイトの星の数やレビューだけで判断してませんか?そんなの使ってみないとわかりませんよ。
グルメサイトの星の数やレビューだけでお店を判断してませんか?僕の好きなお店は星評価は高くないですが、僕的には星5つだったりしますよ。
子どものための『知識・情報もぐもぐタイム』
子どもには本質を見る目を持って欲しいから、知らないことは素直に認め、調べたり、学んだりというアクションに親子で移せたら、共に成長できるのかなと思います。
そういう教材は毎日報じられてます。
こういう話題が出てくると必ずネット上には賛否両論巻き起こります。児童館が柔軟性に対応すべきという意見もあれば、ルールは守るべきという意見もありますし、巡り巡ってブログ収入アップのための炎上商法では?という意見まで出てます。
大事なのは声高に賛否を叫ぶことではなく、自分がその場に置かれた場合にどうするかってことじゃないかと思うんです。あの児童館は大人1人に対して子ども2人までしか入場できない決まりがあった。児童館みたいなところに行くと、親たちは子どもほったらかしで話に夢中なシーンもよく見たりするので、児童館が無難なルールを定めたくなる気持ちも理解できなくもない。そのルールに従って、行くのか行かないのか。3人の子どもを連れていくなら大人2人体制で行ける時だけ利用するのか。ルール改善を自治体に申し出てみるのか。(←期待薄)逆に自分が居合わせた保護者だった場合、一人見てあげるという手段もあるんじゃないか。
子どものためにも、本質を見ようとする意識を忘れない親でいたい。
娘が大きくなって、ハロウィンの仮装をして街に繰り出したいと言われた時に何と言えばいいのか、今からすごく悩んでます。
もしも仮装が本気の趣味だったとするならば、それは仮装A層ということかもしれない。でもここ数年ニュースで報じられているただ楽しそうだから参加してそうな人たちは仮装B層と言わざるを得ない。もし後者であれば、親としては絶対に参加して欲しくないわけです。
まぁ、仮装A層だとするならば乗っかるんじゃなくて、川崎ハロウィンみたいにゼロからイベントを立ち上げてみるという選択肢を選ぶ子に育ってほしい。。。
そもそも仮装A層ってなんだよ(笑)
目指せ、真のA層。というかそういう層うんぬんのカテゴライズからはみ出していきたいものですね。
[…] バイトテロのニュースが相次ぐ中でのこの言葉。若い世代に限ったことではなく、短絡的な人間が増えているんだとしたら、ちょっと、いや、かなり怖い。でも、他者をどうこう言う前に自分を省みるのが先。小泉政権時代は国民に対してB層戦略なんて言葉が使われたこともありました。物事を多面的に捉える力、俯瞰で見られる視点、一枚の葉に囚われず樹を、一本の樹に囚われず森を見られるかどうか。柊先生の言葉を胸に刻み、日々精進するのみです。 […]