2泊3日の沖縄旅行に行くにあたり、格安航空会社(LCC/ローコストキャリア)を利用することになりました。
LCCを利用するのは初めてのことだったので、“戸惑うこと”、“予想外なこと”が多々ありました。
予めネットに情報は出揃っていますし、調べたらわかることではあるんですが、改めて“乗ってみてわかったこと”をまとめておきます。
もくじ
Peach Aviation詳細レポート
料金|運賃タイプは3種類
ピーチの運賃タイプは3種類
- シンプルピーチ▶︎価格重視
- バリューピーチ▶︎標準価格
- プライムピーチ▶︎高め
最安値のシンプルピーチ
とにかく安くしたければ『シンプルピーチ』がおすすめです。受託手荷物・事前座席指定などのオプションは有料ですが、その分航空券代は“最も安く”購入することができます。7.0kgまでの手荷物機内持ち込みは無料です。
バリューは受託手荷物1個無料
中価格帯の『バリューピーチ』は7.0kgまでの手荷物機内持ち込みに加え、受託手荷物1個まで無料。さらにスタンダードシート・プレジャーシートの座席指定とフライト変更も無料でできます。
オプションほぼ無料のプライム
料金が高めの『プライムピーチ』ですが、7.0kgまでの手荷物機内持ち込み、受託手荷物2個、スタンダードシート・プレジャーシート・スマートシートの座席指定、フライト変更が無料です。取り消し手数料も無料で運賃全額がピーチポイントで払い戻しされます。
子供は2歳から要チケット
子供料金なし
他社では3歳未満で席が不要ならば同伴者1名につき1人無料というところもありますが、ピーチでは満2歳からチケットが必要です。
小児料金はなく大人と同額です。
座席指定はお早めに
後述しますが、ピーチの座席は3列シートです。
わが家は3人家族なので横並びで席を押さえることができましたが、座席指定タイミングが遅れると並びで取れない可能性もあります。
ネットで簡単に指定できるため、座席指定は早めに済ませておきましょう。
ピーチの座席|シートマップ
ファストシート
- 1列目はファストシート
- 他の座席に比べ足もとが広め
- 要指定料金
スマートシート
- 2〜5列目
- 12列目▶︎広め
- 13列目▶︎広め
- プライムは指定無料
プレジャーシート
- 6~11列目の窓際席
- 14~30列目の窓側席
- プライム・バリューは指定無料
スタンダードシート
- 上記以外のシート
- プライム・バリューは指定無料
ポイント
- 広めがよければ1・12・13列目
- 11・12列目はリクライニング不可
実感
行きも帰りも乗り降りがラクなスマートシートをチョイスしました。
身長160cmの妻は窮屈さは感じなかったようですが、身長180cmの僕の場合は“ちょっとパツパツかな”という感じ。膝と前席の間に余裕はなく、背もたれもちょっと低いのか頭は丸々座席からはみ出してしまう感じ。
座席はリクライニングシートです。
離陸後、リクライニングしてもいいタイミングになると『お使いいただけます。倒す場合はうしろの人に一声かけて…』というアナウンスがあるんですが、正直“一声かけられたとしてもリクライニングはして欲しくないタイトな座席間”なので、リクライニングNGにしてもいいんじゃないかなと感じました。
預ける荷物が有料だった件
家族旅行や数日滞在の旅行になればスーツケースは預けることになると思います。
『1つくらいはみんな無料なのかな』という甘いリサーチだったため、空港のカウンターで別料金を払うことになってしまいました。
今回は旅行代理店側が『シンプルピーチ』で手配していたため、受託手荷物の事前予約が必要でした。
受託手荷物はネットで申し込んだ方が割安なので事前に済ませておくことをおすすめします。
空港での支払いはクレジットカードのみ
ネットで事前に申し込みをしていなくても当日カウンターで預けることはできますが、料金が割高な上、クレジットカードでしか支払うことができません。
受託手荷物申し込み方法
- peach公式予約確認ページにアクセス
- 予約の確認・変更をタップ
- 予約番号・ローマ字で姓を入力
- 受託手荷物▶︎追加
- 手荷物の数を入力後、次へ
- 支払い方法を選択
- クレジットカード情報を入力
- 申し込み・決済完了
チェックインは30分前厳守
時間ギリギリになりがちな人がまず把握しておかないといけないことは、チェックインが30分前厳守だということ。
1分でも遅れたらNGだそうで。
天気、時間帯、時期によって渋滞、混雑事情も変わってきますが、それらの理由で遅れたからといってシステムは待ち時間を延ばしてはくれません。
そういった事情を予測して、早めに空港に到着できるようにしましょう。
手荷物は1人2個7.0kgまで
手荷物を機内に持ち込むには条件をクリアしなければなりません。
1人2個計7.0kgまで。
個人であれば7kgくらいでも大丈夫かもしれませんが、家族3人分の荷物だったので計13.8kg。
事前予約なしだったので料金は2800円でした。
これがネット申し込みであれば1700円で済んだとのこと。
これだけの料金を払うのであれば、むしろワンサイズ上のキャリーバッグにすればよかったなと。
Peachを初めて利用される方は、受託手荷物は事前予約が必要で、ネット申し込みの方が安いということを覚えておきましょう。
機内食が豊富
機内食
- 千房のねぎ焼きチーズ・700円
- たこ昌のたこ焼・600円
- けいはん雑炊・400円
- ビーフシチュー・500円
- 3種のチーズクリームパスタ・500円
- カップヌードル・400円
- シーフードヌードル・400円
- 辛ラーメン・350円
- チキンラーメンぶっこみ飯・400円
- チップスターうすしお味・200円
スナック・スイーツ
- じゃがビー・250円
- 札幌おかき焼きとうきび・250円
- 世界の山ちゃん天ぷらてばさきいか・300円
- 京都嵐山zarame綿菓子・400円
- 和歌山ピーチシャーベット・300円
- 蒟蒻ゼリーピーチ・200円
ドリンク
- evian・200円
- おーいお茶・200円
- 和歌山産飲むみかん・300円
- 富士山のバナジウム天然水・200円
- ミニッツメイド・200円
- カルピスウォーター・200円
- ポカリスエット・200円
- リンゴジュース・200円
- ネクターピーチ・200円
- コカコーラ限定デザイン・200円
- 三ツ矢サイダー・200円
- 炭酸水・100円
- イノダコーヒー・300円
- ルピシア白桃紅茶・200円
- プレミアム紅茶・200円
- オニオンスープ・200円
アルコール
- アサヒスーパードライ・450円
- ブラックニッカハイボール・400円
- 天使の果実(赤・白)各800円
LCCは家族旅行の強い味方
遠方への旅行時にどうしてもかさんでしまうのが航空券代です。家族旅行となると交通費だけでも馬鹿になりません。そこでLCCをうまく活用できれば、かさみがちな移動費を大幅に削減することができます。
当然LCCなので従来の大手キャリアとはホスピタリティは違ってきますが、システムを理解していればどれも納得できることばかり。
受託手荷物がある場合は事前に申し込んでおけばいいだけですし、全てネットで手続き可能です。
機内食は本社が大阪ということで粉物メニューだったり、頼みやすいカップ麺なども豊富に揃っていました。
座席は狭く感じましたが、それも価格とのトレードオフ。約1時間半の福岡-沖縄間フライトなら全く問題ありませんでした。
旅費が抑えられれば旅行回数も増やせます。
知らなければ不便に感じるLCCスタイルも、理解していれば特に困ることもありません。
システムを把握して快適なpeachの旅を楽しんでくださいね!
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