“はじめてのおつかい”をリアルにやってみました。
といってもテレビ番組のように大勢のスタッフ、たくさんのカメラで追いかけられるわけもなく、ノリと勢いで始まった“パパひとり子ひとり“による“はじめてのおつかい”
これまで娘がひとりでお出かけしたことはもちろんなく、親のそばにいる時はTOO SHY SHY GIRLなので、おつかいなんてまだまだできないだろうと思っていました。
そんな親の勝手な想定を、子どもは余裕で飛び越えてきます。
パパも娘もドッキドキの“はじめてのおつかい”備忘録です。
※娘にはスマートフォンを持たせて実施しました。
※うしろから見守りながら実施しました。
ちなみにTOO SHY SHY BOY(1992年)は小室哲哉さんが作詞作曲を手掛けた観月ありささんの楽曲です。
もくじ
習い事、ひとりで行ってみる?
入学前に通学路を歩いてみましょう。
前日に読んだ『小学生になるための準備』について書かれた記事の一文が、僕の中に強く印象に残っていました。
娘は来年度から小学生なので、(毎日送迎したいですが、残念ながら)登下校に付き添うことはできません。
そして幼稚園がコロナで休園している時期で、僕も娘も『何か真新しいことをやりたい』という気分だったのも後押ししたんだと思います。
思いがけない返事に驚きましたが、なんだか未知なる挑戦にワクワクしている模様。
で、行くと言ってみたものの、
矢継ぎ早。
口数多い。
それがまたかわいい♡
さて、急遽開催されることになった“こはるちゃんのはじめてのおつかい”で課せられたミッションは、
- 習い事教室までひとりで行く
- 帰りに八百屋さんでタマゴと厚揚げを買ってくる
の2つ。
家から教室までは歩いて10分〜15分くらいの距離。八百屋さんはその道沿いにあります。
娘にとっても通い慣れた道ではありますが、迷子にならないよう地図を書いて渡しました。
お金の計算はまだできないので、おつかいに事足りる額を財布に入れて持たせました。
結果
娘は両ミッションをポッシブルしたばかりか、途中から地図に書いていない道を歩き、寄り道してご褒美のお菓子を買い足してくるという大物ぶりを発揮(笑)
初心者らしからぬアドリブをぶちかましてくれました(笑)
帰還直後。
やるにあたり、
楽しみな反面、
不安もありました。
交通ルールを守れるか、
変な人に声をかけられないか、
とか。
でも、普段から口酸っぱく言い聞かせていたおかげで交通ルールはきちんと守れていたし、通りすがりのおじさんに助けられるシーンもありました。(横断歩道がない十字路でずっと横断できずにいたところ『渡って大丈夫だよ』と声を掛けてくださっておりました。多謝。)
キビキビ横断。
娘に見つからないよう隠れながらの全力猛追で汗だくになりましたが、思いがけず感動と達成感を味わうことができました。
がしかし。
娘専属カメラマンとしては反省点もあって、まったく準備せずに実行したのもあり“記録できたはずなのに、できなかったシーン”もありました。
はじめてのおつかいは、
一生に一度しかありません。
はじめてのおつかい未開催の保護者の皆様のために、お子さんの大冒険を安全に遂行できるように、そして感動シーンを撮り逃すことのないように、僕自身の反省も織り交ぜながら、娘のがんばりを振り返ってみます。
- 追跡は2人以上で
- 道順選びも大事
- お店への根回し
- 計算できなくてもOK
- おすすめ撮影機材
追跡は2人以上で
子どもは思った以上に足が速いんです。
曲がり角の手前で隠れる場所がなかったりすると、娘との距離がどうしても開いてしまいます。かなり先行させることになってしまうわけです。
で、娘が角を曲がった瞬間に全速力で追いかけるわけですが、すぐそこにいるはずの娘が、い、いない!?
一瞬見失ったかと思いました。
でも見失ったわけではなくて、こちらが思っている以上に先に進んでいたんです。
子どもは走ります。
不安だから走るというのもあるんでしょうか。
はじめてのおつかいは不安もあるだろうから地図を見ながらゆっくりゆっくり歩いていくのだろうと思っていたのですが、うちの娘の場合は移動の半分以上を走っていたような気がします。
離れて見守るためには、後方からだけではなく、前方からもサポートしたいところ。
なので1人はうしろから。
もう1人は先回りして前方から。
パパとママの連携プレーで見守って上げてください。
親族・友人・知人の協力が得られるなら、見守りポイントを数多く設けて人員配置してもよさそうです。
仲間たちにカメラマン役もお願いすれば、いい動画素材も集められそう。
あー、友達にも協力してもらえばよかった。。。
はじめてのおつかいなのに目的地が遠方だったり、交通機関を使わなければならないような難易度の高いおつかいはさせないように気をつけてあげたいところです。
道順選びも大事
車の通行量が少ない道
ちゃんと歩道がある道
シンプルな道順
上記3つのポイントを意識して地図を書いたのですが、もうひとつ意識すればよかったと感じたのが“隠れる場所”の有無。
ビル陰でもいいし、電柱でも、ちょっとした壁でも、とにかく死角になる場所があれば把握しておきたいところです。
はじめてのおつかい中、背後からの僕の視線を感じたのか、ちょいちょい振り返る娘。
パパはこっちですよー(笑)
その度に慌てて隠れる僕。
死角がないところでは通りすがりの人の背後に隠れたりして(笑)
通り慣れた道ではあると思いますが、可能であれば“隠れられる場所はあるか”という意識を持って下見された上で実行されることをおすすめします。
「交通ルールが理解できていないうちはさせない」というのは当然ですが、加えて、交通量が多くない道・時間帯を選んであげてください。交通ルールを学んでいるがゆえに、交通量が多い時には渡りたくても渡れないようなケースがあるかもしれません。
お店への根回し
今回おつかいをお願いした八百屋さんは馴染みのお店でした。
いつもは僕の陰に隠れてほとんどしゃべらない娘が突然1人で買い物に来たので、きっとお店の方も驚かれたことと思います。
お店の方には遠巻きにアイコンタクトで“おつかい中です感”を伝えることができたのでよかったですが、振り返ると、あらかじめ伝えておけたらよかったな、と。
事前に報告しておけば見守りポイントとしての役割を果たしてもらえることになるし、関係性によっては店内にカメラを設置させてもらえるかもしれません。
※無理強いは禁物ですがなかよしな個人商店ならOKしてもらえるかも?
店内まで追いかけて撮影することはできないので店の外から見守っていたのですが、お店の人とどんな会話をしているのか、気になるけど聴けないもどかしさを感じる結果となってしまいました。
皆様におかれましてはぜひ周到な根回しをされた上で、実行の日をお迎えください。
混雑時を避けるなどお店側への気遣いも忘れずに。
計算できなくてもOK
八百屋さんではタマゴと厚揚げを買ってくるようお願いしていたので、それが買えるだけのお金を入れていました。
娘はまだお金の計算ができないので、1000円渡してお釣りを受け取ってくるように伝えていたんです。
そこまでは予定通り。
しかし、八百屋さんで無事に買い物を済ませた後に事件は起きました。
娘が急に地図に書いていない道を歩き始めたんです。
間違えた?
しかしその割りには自信満々に歩を進める娘。
道を間違ったという意識があればきっと僕が書いた地図を見るはずですが、いつの間にかその地図は袋に入れてしまっている。見てやしない。
どこ行くのー?
右に曲がり、
左に曲がり。
まったく家に近く気配なし。
しばらく着いていくと、視線の先にはいつもお菓子を買っているドラッグストアが。
自信満々に入っていく娘。
店の中まで追いかけたいけど、尾行がバレてしまうのはイヤなので店外から様子見。
案の定、お菓子売り場へ進む娘。
あれ?
会計はどうするんだろうか。
ちゃんと買えるんだろうか。
お金は足りるんだろうか。
でもまぁ、お金が足りなければ買えないだけだし、どんな結果になってもいい経験。さてどうなるのか。ドラッグストアから家までは一本道なので、先回りして家の前で帰りを待つことにしました。
しばらくすると、寄り道した娘がお店から出てきました。
よーく見ると手には習い事の袋、八百屋さんの袋、そしてもう一袋持っている。
お菓子、買えたのね(笑)
支払いについてはレジの人に財布を渡して任せたんだそう。優しいレジの人がお菓子代を取り出してくれたそうです。足りて良かった(汗)
はじめてのおつかい時にまだ計算できなかったとしても、おつかい分と、念のため”お菓子代”をお財布に入れておけば大丈夫です。
お金のやりとりを経験をしたことで、お金のこと、小銭の色や形、金額、お釣りがいくらかといったことに興味を持つようになりました。
おつかい経験が学習意欲が刺激したのだと思います。
『おかえり。』
おつかいは買い物だけではありません。お届け物をしたり、手紙をポストに入れに行ったり。お金を持たせるおつかいが不安な時は、そういったおつかいからはじめてみるといいかもしれません。
おすすめ撮影機材
僕の手持ちのカメラの中で一番寄って撮れるのはソニーのコンデジです。
これにパワーズームレンズを装着すると、
画質劣化を抑えつつ結構寄れます。
しかし、さすがに電柱に隠れながら、画像のカメラレンズと比べて倍以上の長さがある“パワーズームレンズ”を構えるのは怪しすぎます。
そこで、スマホ1台で追跡することになったはじめてのおつかい。
がんばってiPhone11Proのデジタル10倍ズームで追いかけましたが、やっぱり粗い画質になってしまいました。
粗さは仕方ない。
でも、せめて手ブレは抑えたかった。
はじめてのおつかい動画が少しでも綺麗に残せるかもしれない撮影機材をまとめます。
OSMO MOBILE
最も身近な動画カメラといえばスマホだと思います。
そのスマホをOSMO MOBILEに装着すると、ブレない動画が簡単に撮影できます。
僕は普段の動画撮影のほとんどをOSMO POCKETで行っているんですが、はじめてのおつかいに関しては出番がありませんでした。
遠くから子どもの姿を狙うにはズーム機能は不可欠。しかし残念ながらOSMO POCKETにズーム機能はないんです。
よってスマホのほうが使えるし、そのスマホカメラの動画クオリティを簡単に上げてくれるOSMO MOBILEがイチオシです。
OSMO MOBILE作例
OSMO MOBILEにスマホを装着して朝のフィレンツェを歩きました。
正確にはOSMO MOBILE第一世代で撮影した動画ですが、OSMO MOBILE3はこれ以上の性能だと思ってもらって大丈夫です。
OSMO MOBILE3を使う場合、撮影はスマホカメラで行うのでズームも可能。どこまで寄れるか、どれだけ綺麗に撮れるかはスマホのカメラスペック次第です。HUAWEI P40Pro・Galaxy S20あたりは相当綺麗に撮れそうです。
OSMO POCKET
それでもやっぱりおすすめしたいOSMO POCKET。
ズーム機能が必要ないシーンにおいてOSMO POCKETは手放せないカメラです。
ポケットに入れて持ち歩けるコンパクトさ、小さいながら4K画質での撮影も可能なカメラ、スマートフォンとのコネクティビティなどなど、オズモポケットほど子どもの成長記録を撮影するのにぴったりなカメラは他にありません。
アクセサリーが豊富なのもオズモポケットの魅力です。
FIMI PALM
OSMO POCKETほどアクセサリーのバリエーションは多くないですが、オズモポケットよりも広角なカメラアングル、Wi-Fi内蔵、しかもオズポケより低価格という無視できないジンバルカメラです。
DSC-WX800
手持ちのソニーNEX-5Tは画質に不満はないのですが、パワーズームレンズを装着するとなかなかの大きさになってしまい持ち歩く気持ちが萎えてしまうんです。その点、コンパクトボディでありながら光学28倍ズームのWX800は気になる存在。パパ的には高額でなければすぐにでも欲しいデジカメです。
GP-VPT1
WX800とセットで使いたいグリップ。でも揃えるとなかなかの出費に。そう考えるとコスパの良いOSMO POCKETやFIMI PALMはありがたい存在です。
ソニーのVlogカメラZV-1G
6月19日発売のソニー製Vlogカメラ。画質は当然のことながら、高速オートフォーカス、ボケ味調整などがハイレベルで行えるデジカメです。懐に余裕があるなら手を出してみたい機種です。
開催は計画的に!
娘の背中を追いかけてたくさん走りました。
記念写真を撮ったんですが、汗ばんでいたからか、
肩を組んでくれていませんでした…笑
子どもは自分が思っている以上に、目の届かないところではしっかりしているのかもしれない。
そう思わせてくれるくらい、たくましい姿を見ることができました。
幼稚園の先生の話によると、園ではしっかり者らしいのですが、家ではあまえんぼうなところもあったりしたんです。
それは外でがんばっていることの反動なのかもしれない。
離れてみなければ見られなかったであろう成長ぶりを目の当たりにでき、はじめてのおつかいはとても楽しい思い出となりました。
無事におつかいが完了し、娘も自信が持てたようです。
親にとっても挑戦
今までおでかけする時はひとときも離れずにいたわけで、僕にとってもものすごく不安で勇気のいるチャレンジでした。
でも、一生密着しているわけにはいきませんもんね。
そこはむしろ、娘より僕の方ががんばらないといけないのかもしれない。
ひとりでおでかけする。
車に気を付ける。
危険を察知する。
これは繰り返し練習して覚えさせるしかない。
僕にとってもはじめてのおつかいは有意義な時間になりました。
そしてお子さんのはじめてのおつかいが、無事に、安全に、そして撮り逃しなく完了することを願って、締めとさせていただきます。
提案する前に読み聞かせてしてみた一冊。
名作ですね。
こはるちゃんも、パパもお疲れさまです。よく出来ました
涙無しでは、見れません。
こはるちゃんも、パパも初めてのチャレンジ
ドキドキもんでしたね。
涙無しでは見れません。よく頑張りましたね。
利発な小春ちゃんだから、これからも、チャレンジ頑張ってね。