AQUOS sense3 SH-M12
通話専用で運用していたカードケータイをAQUOS sense3に機種変更しました。
カードケータイのサイズは神でしたが、もう少し多機能なサブ機にしたかったのと、スマホ講座なども始めたのでAndroid機も手元に持っておきたいという思いもあり、久しぶりのAndroid里帰りとなりました。
Androidスマホの現状としては価格もそこそこでハイスペック&ハイデザインな中華勢の勢いがハンパないわけですが、意外にも?手堅く国内メーカー『SHARP』のスマホにしてみました。
SHARPは“SIMフリースマホ”に力を入れていて、キャリアモデルと同じ機種をSIMフリーモデルとしても販売してくれているんです。
スマホオタクの僕的にはハイスペックなスマホを選びたいところですが、あくまでもメインはiPhone11Proなので、サブ機はミドルスペックのものから選ぶことにしました。
条件的には、
- ミドルスペックスマホ
- でもオンリーワンな機能がある機種
- 安っぽいデザインはイヤ
- でも安くないとイヤ
というわがままフィルターが発動した中で、見事に引っかかったのがAQUOS sense3だったというわけです。
AQUOS sense3は僕のように2台目需要で探している人はもちろんのこと、ゲームなどはしない人、ウェブなどができれば充分だという人にはおすすめできるスマートフォンです。
もちろん防水・Felica対応。
しかもSIMフリーモデルだけはSIM2枚挿しができるDSDVモデルとなっています。
低価格・ミドルスペックのアベレージスマホをお探しの方にはぴったりのAQUOS sense3についてレビューしていきます!
もくじ
AQUOS sense3 SIMフリーモデル
開封の儀
型番はSH-M12。
本体・取説・USB Type-Cアダプタを同梱。
コンパクトなパッケージの中に、
- 本体
- 取扱説明書
- USB Type-Cアダプタ
を同梱。付属品は必要最小限という感じ。
個人的にはアダプタなしで価格を下げて欲しいという思いもありますが、この端末がUSB Type-C端末デビューになる人も多いでしょうから致し方ないところ。
MacBookシリーズやiPad Proを持っている人は同じアダプタ・ケーブルで充電できます。
充電環境をブラッシュアップしたい方はこちら(▶︎最高の充電環境の作り方)をぜひご一読ください。
外観|デザインをチェック
アルミボディがいい感じ
バスタブ型に削り出したアルミ筐体をアルマイト染色。
AQUOSロゴはセンターに配置。
iPhone7的ルックス
端末の上下部にはアンテナラインが。
Appleのスペースグレイという感じ。
iPhone7を彷彿とさせるデザインです。
ツインカメラ&Felica対応
カメラは標準・広角のツインカメラ。
画素数はどちらも1200万画素。
インカメラは800万画素。
5.5インチIGZOディスプレイ
5.5インチ
IGZOディスプレイ
フルHD
生体認証は指紋認証に対応
マスクしててもロック解除できます。
イヤホンジャックあり
手持ちの有線イヤホンも使えます。
充電端子はUSB Type-C
MacBookシリーズやiPadProと同じケーブルで充電可。
爪で引き出せるSIMトレイ
SIMピンがなくても入れ替え可。
見た目が好み
AQUOS sense3はミドルスペックながらアルミボディ&アルマイト染色で安っぽさがありません。
デザインや素材に対する価値観・価格感は人それぞれですが、僕はメタル素材に高級さを感じます。
そういう点で、3万円台のミドルスペックスマホながら背面側面をアルミで固めたAQUOS sense3は好印象でした。
スペック的に上位機種にあたるAQUOS sense3 plusという端末がありますが、そちらは背面に樹脂素材を使用。電波感度・排熱の面でのメリットはありますが、見た目はアルミ素材に軍配が上がるかなぁという感じ。
ハイスペックスマホと比べるとスペックは控えめですが、防水防塵・おサイフケータイにも対応しているので、ゲームをしない人であれば充分戦力になるスマートフォンだと思います。
SIMフリーモデルのカラーはブラック・シルバーホワイト・ライトカッパーの3色。
ブラックはAppleのスペースグレイ的な色合いなので、手に持った時にiPhone7を使っていた頃のことを思い出しました。
iPhoneXにして依頼ここ数年は顔認証のみのライフスタイルだったので、マスク時の指紋認証のありがたみを再認識しています。
近年排除されつつあるイヤホンジャックも搭載しているので、こだわりの有線イヤホンを使っている人にもおすすめです。
ブラック
シルバーホワイト
ライトカッパー
▶︎ドコモ:AQUOS sense3 SH-02M
▶︎au:AQUOS sense3 SHV45
▶︎ソフトバンク:AQUOS sense3 basic
▶︎ワイモバイル:Android ONE S7
▶︎UQモバイル:AQUOS sense3
▶︎楽天モバイル:AQUOS sense3 lite
SIMフリーモデルはデュアルSIM仕様
DSDV
SIMトレイにnanoSIM2枚入れられます。
AQUOS sense3は各キャリアから発売されていますが、SIMフリーモデルのみDSDV仕様になっています。
DSDV(ディーエスディーブイ)はデュアルSIMデュアルVoLTEの略で、
- SIM2枚装着可
- 同時待受可
- どちらも4G・VoLTEに対応
- 2枚同時通信は不可
という特徴があります。
メインで使っているiPhone11ProもDSDV機種ではありますが、2枚目のSIMはeSIM仕様。
SIMカードなしで契約情報を書き換えることができるeSIMは便利ですが、国内のキャリアでeSIMに対応しているのは、今のところ選択肢はIIJmioのみ。
※楽天モバイルもeSIMモデルを販売中ですが、iPhone11Proに登録できるかは不明。2020年3月現在でiPhoneへの対応はアナウンスされていません。
対するAQUOS sense3はSIMカードを2枚挿しできるので、異なるキャリアのSIMを挿してダブルスタンバイ体制を作ることもできるんです。
ひと昔前ならバッテリーの持ちも心配になるところですが、今のスマートフォンはバッテリー容量も増えているので1日持たないなどということはありません。
さらにDSDVには見逃せないメリットがたくさんあるんです。
2台持ちしなくていい
例えば仕事とプライベートで番号を使い分けている人は端末を2台持つ必要がありますが、2台持ちってやっぱりめんどくさいじゃないですか。
DSDV機なら2つの番号を1台に集約できるので荷物を減らすことができます。
料金節約の可能性
今は格安SIM会社が増え、月額料金を驚くほど安く抑えることも不可能ではありません。とはいえ大手キャリアの信頼性から離れられない人も多くいることと思います。
DSDV機なら大手キャリア+格安SIMという合わせ技も可能です。
デュアルエリアスタンバイ化
異なるキャリアのSIMを入れておけば、2つの会社のエリアで使えるようになります。
例えば、ドコモ利用者がau回線・ソフトバンク回線の格安SIMを挿せば、使えるエリアや安心感はぐんと増します。
その時々で電波感度の良いSIMを選びながら使い分けることもできます。例えば、
- ドコモ+UQモバイル(au回線)
- au+LINEモバイル(ドコモ回線)
- ソフトバンク+BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)
- ワイモバイル+LINEモバイル(ドコモ回線)
- UQモバイル+BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)
- 楽天モバイル(MNO)+LINEモバイル(ドコモ回線)
のような体制を築いておけば、日本国内で圏外になる心配はほぼないのではないかと思います。
海外旅行時に現地SIMを挿せる
海外旅行時に現地で使えるSIMを挿して使うこともできます。
海外旅行時に超便利なSIM2Flyを、使用中のSIMを挿したままで使えるので、SIMを失くす心配もありません。
ドコモFOMA SIMがそのまま使える!
モバイルデータ通信をオフにしているため、
アンテナ右下に”×マーク”が表示されていますが、
通話とSMSは可能な状態です。
僕は通話専用端末としてドコモのカードケータイを使っていましたが、超コンパクトサイズというメリットはありながら、ネットはしにくいという側面もありました。
AQUOS sense3にFOMA SIMを挿したところ、無事にアンテナ圏内表示。
端末サイズは大きくなってしまいましたが、Wi-Fiエリアでは快適にネットできるようになりました。
80点!充分合格点!
ゲームしないならば…
見た目、素材感は3万円台機種の割にはがんばっているし、防水防塵、おサイフケータイなどの機能も押さえつつ、SIMフリー機限定ではありますがDSDV仕様という尖った一面もあるAQUOS sense3 SH-M12は非常に満足度の高いスマートフォンでした。
ただし、このスマートフォンをメインのスマホとして使うか、サブ機として使うかでその評価は変わってくると思います。
僕はサブ機として使うので、甘めの採点なのかもしれません。
やはりiPhone11Proと比べれば、カメラ画質も物足りないし、AntutuベンチマークスコアもiPhone11Proより40万点くらい低い11万点前後なので、ゲームなどの処理はかなりカクつくなぁという印象です。
それでもSNSやウェブができればいいという人にとっては必要充分なスマートフォンだと言えそうです。
AQUOS sense3のスペック一覧
サイズ
- 約147mm×約70mm×約8.9mm
- 約167g
OS
- Android9 Pie
CPU
- Qualcomm Snapdragon630/2.2GHz(クアッド)+1.8GHz(クアッド)
内蔵メモリ
- ROM 64GB/RAM 4GB
外部メモリ
- microSDXC 最大512GB対応
バッテリー容量
- 4000mAh
外部接続
- USB Type-C
- イヤホンマイク端子
充電時間
- 約170分(同梱のACアダプター使用時)
ディスプレイ
- 約5.5インチ
- IGZOディスプレイ
- フルHD+(1080 × 2160)
- リッチカラーテクノロジーモバイル
通信速度
- 受信時最大350Mbps
- 送信時最大75Mbps
LTE
- Band1(2.0GHz)
- Band3(1.7GHz)
- Band5(850MHz)
- Band8(900MHz)
- Band12(700MHz)
- Band17(700MHz)
- Band18(800MHz)
- Band19(800MHz)
- Band39(1.9GHz)
- Band41(2.5GHz)
3G
- Band1(2.0GHz)
- Band5(850MHz)
- Band6(800MHz)
- Band8(900MHz)
- Band19(800MHz)
GSM
- 850/900/1800/1900MHz
Wi-Fi
- IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth
- Ver.5.0
SIMカード
- nanoSIM×2
- DSDV対応
- 1基はmicroSDXCカードスロットと排他利用
生体認証
- 指紋認証
- 顔認証
おサイフケータイ
- 対応
防水防塵
- 防水▶︎IPX5/IPX8
- 防塵▶︎IP6X
- お風呂対応
特筆すべきは4000mAhのバッテリーとDSDV対応の2点。
4000mAhのバッテリーを搭載したことで公式サイトでは電池持ち1週間を謳っていますが、さすがに1週間とまではいかないものネットなどをあまり使用しないスタイルだと、3〜4日は余裕で持ちますよ!
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