PayPayの使い方に関する記事を複数公開していたのですが、そのすべてが古い情報になってしまっていたので、内容をアップデートし、ひとつの記事にまとめました。
PayPayがスタートした2018年10月当時の記事を振り返ると、使えるお店が多くなかったり、決済上限額がシビアだったりで、現金の座を奪うには物足りなさもありましたが、今やぶっちぎりで使われているキャッシュレス決済へと成長しました。
逆に。
ポイント還元率は二重取り三重取りを駆使すれば常時4%も実現可能なポイントバブリーな時代がありましたが、他社クレジットカードでの決済や納税にはポイントが付かなくなったり、ポイント還元率を上げるためのハードルが登場するなど、シェアの奪い合いが終結しつつあるがゆえの下方修正もありました。
しかしながら。
僕のキャッシュレス決済の軸足は結局PayPay(※PayPayカードゴールド決済含む)だし、シンプルな使い方でポイントが貯めやすいのはやはりPayPayだと思います。
先日、生涯獲得ポイントが、
35万ポイント
を超えました。
全然がんばってないんです。これはひとえに、
真っ先に、
長く、
正しく、
集約して、
使い続けてきたからこその結果です。
貯まる秘訣は、
あたりでしょうか。
ポイントを押さえつつ、
ポイントが貯まる
PayPayの使い方
をお教えします!
■ポイント早見表
利用額➡︎ 還元率⬇︎ |
100万円 | 200万円 | 300万円 |
0.5% | 5000円相当 | 1万円相当 | 1.5万円相当 |
1.0% | 1万円相当 | 2万円相当 | 3万円相当 |
1.5% | 1.5万円相当 | 3万円相当 | 4.5万円相当 |
2.0% | 2万円相当 | 4万円相当 | 6万円相当 |
もくじ
青PayPayですか?
赤PayPayですか?
赤PayPayの人
赤PayPayの人は事前にチャージしておいたPayPay残高、及びPayPayポイントから支払うことになります。
そして還元率は以下のようになります。
PayPay残高・ポイント支払い | |
基本付与分 | 0.5% |
条件達成クリアで | +0.5% |
適用期間(翌月)の最大付与率 | 1% |
無条件で付与される基本付与分が0.5%。
条件達成をクリアした翌月のみ還元率が0.5%プラスされ、トータル1%の還元率となります。
達成条件は度々内容を変えてきましたが、現在は、
- 前月の200円以上の決済が30回以上
- 前月の決済総額が10万円以上
の2つのハードルが課せられています。
この条件をクリアし続けさえすれば、赤PayPayの人の還元率は常時1%ということになります。
100万円到達時に1万円分が返ってくる計算です。
おめでとうございます!
しかし!
これを青PayPayにするだけで、100万円到達時に返ってくるポイントを1万5000円分に増やすことができます。
青PayPayの人
PayPayの決済方法をPayPayクレジットに設定すると青PayPayになります。
PayPayカード/PayPayカードゴールドを持っている人が利用できる決済方法で、チャージ不要でPayPayが使えます。利用分は翌月に銀行口座からまとめて引き落とされます。
PayPayカードを持っていない人もアプリからの登録でバーチャルカードが最短20秒・2ステップで発行されるので、すぐに青PayPayが使えるようになります。
そして青PayPayにするだけで、還元率が上がります!
PayPayクレジット | |
基本付与分 | 1% |
条件達成クリアで | +0.5% |
適用期間の最大付与率 | 1.5% |
無条件で付与される基本付与分が1%にアップ。
条件達成をクリアした翌月のみ還元率が0.5%プラスされ、トータル1.5%の還元率となります。
おめでとうございます!
ちなみにPayPayカードをPayPayカードゴールドにアップグレードすると、100万円到達時に返ってくるポイントを2万円相当に増やすことができます。
青PayPayでPayPayカードゴールドの人
PayPayカードゴールド(年会費11000円)の場合、還元率がさらに上がります。
PayPayクレジット (ゴールドカード利用時) |
|
基本付与分 | 1% |
条件達成クリアで | +0.5% |
ゴールド特典 | +0.5% |
適用期間の最大付与率 | 2% |
無条件で付与される基本付与分が1%。
条件達成クリア+0.5%。
さらにゴールド特典の0.5%がプラスされ、トータル2%の還元率となります。
おめでとうございます!
PayPayカードか、PayPayカードゴールドか…
毎月PayPayの達成条件をクリアしたとすると、年間総額120万円の利用に対し、
- 還元率1.5%▶︎1万8000ポイント
- 還元率2%▶︎2万4000ポイント
が付与されることになります。
還元率が2%だったとしてもゴールドの年会費を差し引くと実質1万3000ポイントとなり、ノーマルなPayPayカードでの獲得ポイントの方が上回ってしまいます。
しかし、PayPayカードゴールドには、
- 国内主要空港ラウンジ無料
- 海外旅行で最大1億円の補償が”自動”付帯
- ETC年会費無料
- LYPプレミアム(月額508円)使い放題
- Yahoo!ショッピングが毎日最大7%
- ソフトバンクスマホ通信料等最大10%付与
- ワイモバイル通信料等最大3%付与
- ソフトバンク光/Air最大10%付与
- おうちでんき/自然でんき最大3%付与
などの特典があるため、獲得ポイント差からは見えないメリットがあります。毎月の利用額が20万円に増えると、年会費分を差し引いてもPayPayカードゴールドの獲得ポイントが上回ります。
とはいえ、年会費無料にも関わらず条件クリアで還元率1.5%のカードに生まれ変わるノーマルカードもなかなかの実力。
いずれにしても青PayPayにするためにはどちらかのカードが必要になります。
赤PayPayの人は青PayPayへ、PayPayカードの人はゴールドへアップデートするだけでPayPayがもっとお得になる可能性があるということは、ぜひ覚えておいてください。
週末限定!
漫画の還元率がエグい!
電子コミックを金土日にebookjapanでPayPayで買うと、めちゃくちゃポイントが還ってきます!
金土日限定(要エントリー)で新刊を含むほぼすべての作品が、
- ソフトバンク・ワイモバイルユーザー▶︎29.5〜30%
- LYPプレミアム会員▶︎24.5〜25%
- 誰でも▶︎19.5〜20%
という高付与率で購入できます。
さらに、付与率最大50%の大盤振る舞いキャンペーンは頻繁に開催されているし、初回利用者向けには6回使える70%オフクーポンの配布もあるので、漫画をebookjapanで購入するだけでかなりのポイントを獲得することができます。
ここ数年は毎年春には集英社の漫画が半額で買えるキャンペーンが開催されていて、人気作品の数々を超お得に買えちゃいます!
画像引用元:ebookjapan
※画像は期間限定キャンペーン中のものであり、ごくごくごくごく一例です。
※コミックウイークエンド以外のキャンペーンは不定期開催なので最新情報はebookjapan公式サイトでご確認ください。
\漫画でもポイントザックザク/
LYPプレミアムなら
Yahoo!ショッピング毎日7%
LYPプレミアムの会員はYahoo!ショッピングのポイント付与率が7%にアップします。
LYPのLはLINE、Yはヤフー、PはPayPayで、LYPプレミアムはその3ブランドサービスがよりお得になるサービスです。
LYPプレミアム会員になるには月額508円を払ってもいいですが、スマホをソフトバンク・ワイモバイルにするか、PayPayカードゴールドを持つことによってLYPプレミアム特典を無料で利用できるようになります。
LYPプレミアムはポイント付与率以外にも、
- LINEスタンプ使い放題(LINE)
- LINEのアルバムに高画質保存(LINE)
- LINEのフォントが選択可(LINE)
- LINE通話の着信音・呼び出し音設定(LINE)
- 会員限定クーポン(ヤフー・PayPay)▶︎5〜20%
- ebookjapanがお得(ヤフー・PayPay)▶︎1〜50%(初回のみクーポン使用で70%)
- 宿泊予約・旅行がお得(ヤフー・PayPay)▶︎5%
- メール容量無制限(ヤフー)
などなど、たくさんの特典が用意されています。
加入しておいて損はないサービスです。
ポイントが増える!?
ポイント運用のススメ
貯めたポイントは、
- そのまま貯める
- 運用する
- 支払いに使う
のいずれかに設定しておくことができます。
3択ではありますが、実質“使う”か“運用する”かの2択だと思います。
どうせ貯めておくならポイント運用がおすすめです。
もしかしたら減るかもしれませんが、もしかしたら増えるかもしれません。
今のところ、僕は増えています。
- 金(ゴールド)コース
- テクノロジーコース(GAFAMに連動)
- スタンダードコース(米国の500企業で運用)
- チャレンジコース(米国500企業に連動して3倍の値動き)
- 逆チャレンジコース(米国500企業に逆連動して3倍の値動き)
の5つの中から上がりそうなところにポイントを移すだけでOKです。
手数料は追加するポイントが100円以上の場合が1%。
99円以下の追加を繰り返せば手数料はかかりません。運用中、引出時も手数料なし。ポイントはいつでも引き出すことができます。
PayPayの
決済上限額は?
PayPayカード会員向けPayPayクレジット支払い上限額
過去24時間 | 過去30日間 | |
本人確認済み本会員 | 50万円 | 200万円 |
本人確認済み家族会員 | 25万円 | 25万円 |
本人確認未完了 | 10万円 | 10万円 |
いわゆる青PayPay(PayPayクレジット)の人の上限金額がこちらです。本人確認を完了させておけば生活費をPayPayで補えるだけの上限額となっています。
PayPay残高支払い上限額
過去24時間 | 過去30日間 | |
PayPay残高 | 50万円 | 200万円 |
赤PayPay(PayPay残高)の人の上限金額がこちらです。紐づけた銀行口座・セブン銀行ATM・ローソン銀行ATMから手数料無料で現金チャージできます。
クレジットカード支払い上限額
過去24時間 | 過去30日間 | |
本人確認済み | 2万円 | 5万円 |
本人確認済み青バッジ | 25万円 | 25万円 |
本人確認未完了 | 5000円 | 5000円 |
PayPayカード以外のクレジットカードを登録した場合の決済上限額はガクンと下がります。しかもポイントが付きません。この決済方法でPayPayを使っている人がいたら、今すぐPayPay残高かPayPayクレジットへの切り替えをおすすめします。
PayPayで
個人間送金する方法
送る方法
- バーコード下の”送る”をタップ
- 画面下の”送る”をタップ
- 送る方法を選択する
PayPayIDや電話番号を知らない相手に送金する場合は『SNSで送る』がおすすめです。送金コードをLINEやSNSのDMで送ることができ、相手はそのリンクから送金を完了させることができます。この方法が一番簡単なので、PayPayIDや電話番号を知っている相手にもSNSで送ることが多いです。
請求する方法
- バーコード下の”送る”をタップ
- 画面下の”請求”をタップ
- 請求する方法を選択する
送る時は『マイコードで残高を受け取る』がおすすめです。金額を入力してQRコードを読み取ってもらうだけで請求が完了します。そばにいない相手にはリンクを送付することで請求できます。
マイコードでの受取方法
個人間送金のメリット
- 手元に現金がなくても大丈夫(送る側)
- 小銭がなくても大丈夫(送る側)
- お釣りがなくても大丈夫(受け取る側)
- 借り倒される心配がない(受け取る側)
- 現金不要だからATM稼働時間に縛られない
- ATM手数料減
- 送金手数料0円
- 24時間いつでも送れる
- スマホの簡単操作で送れる
- 飲み会時の貸し借りがなくなる
- 親から子どもに送れる
- 子どもから親にも返せる
- 個人間での支払いが容易に
個人間送金のメリットは銀行の営業時間・ATMの稼働時間に縛られないことです。時間外に発生するATM手数料を払うこともありません。
飲み会時に手持ちがなくて『今度返すね〜』と言ったり言われたりするケースもあるかと思いますが、そんな時の気まずいお金の貸し借りもなくなります。
24時間いつでもどこでも誰にでも手数料0円で送金できるのが個人間送金ならではのメリットです。
個人間送金に使えるのはマネー・マネーライトだけ
PayPay残高にはPayPayマネー・PayPayマネーライトの2種類があります。
銀行口座からチャージした残高はPayPayマネーとなり、設定した受取用口座に出金可能です。
PayPayカードやPayPayカードゴールド、スマホキャリアのまとめて支払いなどからチャージした残高はPayPayマネーライトとなり、決済や送金には使えますが、出金は不可となります。
PayPayポイントも個人間送金に用いることはできないので、送金に備えて銀行口座設定、もしくはPayPayカード作成の事前準備が必要であることも覚えておきましょう。
PayPay送金で受け取ったPayPayマネーライトは出金することができません。送金する側もマネー・マネーライトの選択はできず、送金の優先順位はマネーライトが先なので、受け取る人が後々出金したいのであれば、PayPayでの個人間送金は避けたいところです。
割り勘・おでかけに!
グループ支払いの使い方
割り勘をキャッシュレスで簡単に
グループ支払いの設定方法
- “すべて”をタップ
- “グループ支払い”をタップ
- グループメンバーを選択する
- グループ支払いで金額を入力する
『グループ支払い』を使えば、複数人で同時に送金を行うことができます。
飲み会・プレゼント共同購入時の割り勘や、パーティや結婚式2次会などでの集金、旅行時に参加者が幹事役に送金しておくことにより財布を一元管理するといった使い方もできます。
メンバーはPayPayIDや電話番号のほか、QRコードでも招待・参加が可能。
事前集金、事後集金、どちらの使い方でも活躍してくれる便利な機能です。
決済音量を調節する
音量変更方法
- アカウントをタップ
- 音量設定をタップ
- バーをスライドし調整する
テキトーではなく
“適正”に使おう!
PayPayでポイントをより多く獲得するためのちょっとしたテクニックについて書いてきました。
細かく見ていけば、PayPayより還元率の良いキャッシュレス決済はあります。でもコード決済が使えるお店において“PayPayだけ対応していない”ってことはほとんどありません。つまり“PayPayが使える率が高い”ということです
だから僕はPayPayに軸足を置くことにしました。
対応店舗数もぶっちぎりで多いPayPayなので“とりあえずPayPayは入れてる”という人も多いはず。
せっかくならより多くポイントがもらえるように、赤か青か、ノーマルカードかゴールドカードか、毎月の条件をクリアできているのかいないのか、などを気にしながら使ってみてください。
そうすることで、
35万ポイント獲得の時期が早まるはずです。
概ね満足のPayPayですが、あとは中国のAlipayやWeChatPayが日本でも使えるように、PayPayも海外で使えるようになったらいいなぁと思ったり。
まぁその辺りはApplePay、GooglePayでカバーできるからいいんですけどね。
長くなりましたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました!
楽しいキャッシュレスライフを!