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BETWEEN 3ANCレビュー|音質もデザインも妥協したくない人におすすめの2BA+1DDトリプルドライバーイヤホン1選

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▷この記事は自費レビューでお届けします。

音もデザインも抜群のワイヤレスイヤホンがあるんです。

BETWEEN 3ANC

という名の傑作。

アメリカ・ニューヨークに拠点を置く『Status Audio』(ステータスオーディオ)が手掛けたBETWEEN3ANCは、ほとんどの家電量販店で店頭在庫がない状態なので、実機を見たことがあるという方はあまり多くないのではないでしょうか。

日本における知名度はまだ低いSTATUSですが、実はコレ、満足度はバリ高の個性的派スグレモノイヤホンなんです。

白くないです。(※でも白もあります。)
四角いです。
ツートンです。
ビジュだけじゃないです。

一言で言えば、

イヤホン然とした
イヤホンではない

的な。

みんなと同じ“アノ白いイヤホン”じゃないモノがいい人や、ちょっと変わったこだわりのイヤホンを使いたい人にピッタリのワイヤレスイヤホンをご紹介します。

3ANCの推しポイント
  • デザインが唯一無二
  • バランスドアーマチュア2基+ダイナミックドライバーによるトリプルドライバーサウンド
  • ノイキャンONで最大-38dbの騒音カット
  • ノイキャンONで8時間、OFFで12時間再生のロングバッテリー
  • IPX5の防水性能
  • アプリでカスタマイズ

もくじ

BETWEEN 3ANC
開封の儀

当たり前のようにオシャレなパッケージ

スリーブケース正面にはブランド名ロゴの記載なし。“商品にブランドを語らせる”というのがSTATUSのポリシーなんだとか。

イヤホン部分のみこんもり光沢仕様。こういうの好き。スリーブケースを外すと…

ここでやっとブランド名と商品名とご対面。

ブランド:STATUS
モデル名:BETWEEN 3ANC
カラー:ONYX(ブラック)

であることが記載されています。カバーで隠されているため陳列時には見えない部分にもかかわらず、

ここもわざわざエンボス加工が施されています。細かいところに抜かりがないところも好印象です。

フタを開けるとCEOからのメッセージが書かれたシートが封入されていました。

販売代理店のモダニティがサポート窓口となります。日本ではモダニティが販売を請け負っているため、本国のSTATUS公式サイトから購入することができません。(※配送先の選択肢に日本が表示されません。)

本国サイトで頻繁に行われているセールが日本では開催されず悶々とサイトを眺める日々を過ごしていましたが、Amazonのセールで29,700円が7,425円オフの22,275円になっていたので、いいタイミングで買うことができました。

もしもお店にあれば同価格帯のイヤホンと聴き比べてみてください。空間オーディオ非対応だし、コーデックはSBC,AACのみですが、劣らぬ音質を楽しめるはずです。

ワイヤレスイヤホンの価格帯は?

  • BETWEEN3ANC:29,700円
  • AirPodsPro(第2世代):38,192円
  • AirPods(第3世代):26,677円
  • ソニー/WF-1000XM5:32,150円
  • Bose/QuietComfort Ultra Earbuds:39,600円

ノイズキャンセリングや空間オーディオ、高音質コーデックに対応した最新のワイヤレスイヤホンは余裕で2万円〜3万円を超えてきます。正直、もっと安くて高音質な音を楽しめるワイヤレスイヤホンはたくさんあります。が、高いなりの理由、質感、納得感もあるので、そこはお好みで。ちなみにBETWEEN3ANCのみトリプルドライバーで、その他のイヤホンはすべてシングルドライバーです。

はる
はる
ドライバーが1つのイヤホンか、3つのイヤホンか…僕は迷わず3つのドライバーを選びました!

取扱説明書は紛失に注意

メッセージカードの下にはユーザーガイドを封入。WEBで検索をかけてもオンラインマニュアルには辿り着けなかったので、紛失注意

ついに充電ケースとご対面。逸る心を抑え、先に同梱品をチェック。

シリコンフィッティングウイングイヤーチップをそれぞれ3サイズ(1つは本体に装着)とUSB to USB-Cケーブルを同梱。ちなみに僕はウイング→大、イヤーチップ→中がベストな組み合わせです。

長い開封作業を経て、いよいよ本体を愛でる時間がやって参りました…

進化した充電ケース

まずは充電ケースを四方八方からチェック。

フタ上部にはロゴ、正面には充電インジケーター、背面には充電ポートと同期ボタン、底面には仕様がプリントされています。

前モデルのBETWEEN PROと比較すると、充電ポートがケース底面から背面に移動。

ケースは高さが抑えられ少しスリムになりましたが、再生時間+36時間を維持。さらにワイヤレス充電にも対応しています。

ここでようやくケースをオープンし、待ちに待ったイヤホン本体とのご対面です。取り出す前に、ここにも前モデルからの改善点が。

前モデルはケースが深すぎてイヤホン本体を取り出しにくいという難点がありましたが、BETWEEN3ANCは浅くなったため、スムーズに取り出せるようになりました!

この点はSTATUSも把握していて、2023年以降出荷のBETWEEN PROには取り出しやすいよう改善されたケースが採用されています。(※旧ケースが流通している可能性はあります)

そして…

お待たせしました…
お待たせしすぎたのかもしれません…

こちらが…

BETWEEN3ANCです!!!

はる
はる
オシャレンティ!!…なだけじゃないんです!!

イヤホンっていうよりアクセサリー

スクエア&ツートンボディがBETWEENシリーズのアイデンティティ。この唯一無二感が好きなら、もうBETWEENイヤホン一択だと思います。

STATUSがファン心理をよく理解しているからなのか、BETWEEN PROのデザインを踏襲してきたところも素晴らしい。他社とまったく競合しないデザインだから所有欲をくすぐられるんですよね。

アクティブノイズキャンセリングに対応して価格が上がった分、見た目の高級感もちゃんとアップしています。

BETWEEN3ANCは上半分がマットブラック、下半分はメタリックなカラーリングで光沢感あり。

ブラック&メタルカラーのツートン構成は前モデルと同じですが、2モデルを並べてみるとBETWEEN PROは少しプラスチッキーな印象に。

並べる直前まではPROのほうも高級感があると感じていたんですけどね。

ちゃんと『買ってよかったな』と思わせてくれる、価格相応のビジュアルです。

ちなみにBETWEEN3ANCにはホワイトモデルもあります。

ONYX(黒)は重厚感且つクールな印象なので、爽やかで軽やかな耳元のオシャレを楽しみたいのであれば、白(ボーンホワイト)もおすすめです。

BETWEEN3ANCの操作方法

従来通り、イヤホン上部には物理ボタンを配置。主にノイズキャンセリング関連の操作が割り当てられています。最も多用するのは短押しだと思いますが、1回押すごとに、

ノイキャンON&アンビエントモードOFF
ノイキャンOFF&アンビエントモードON

が交互に切り替わるため、ボタン操作のみで両方をオフにすることができません。バッテリー持ちが最も良くなる使い方は両方オフです。両方をオフにする操作は、アプリでのみ行うことができます。

音楽再生・電話応答関連の操作はタッチコントロールサーフェスに割り当てられました。

覚えることは多くて大変ですが、わからなくなったらスマホで操作しましょう(笑)

電話に応答と応答拒否がどちらも2タップ操作なのが意味不明ですが、拒否したかったらスルーすればいいだけなので、この不思議もスルーします。

STATUSアプリに対応

BETWEEN3ANCはアプリでも簡単な操作と音のカスタムを楽しむことができます。

アプリなら物理ボタン操作ではできないノイキャン・アンビエント両方オフ操作が可能です。

サウンドモードはあらかじめ設定された3タイプに加え、自分でカスタムして楽しむこともできます。

デフォルトの“StatusSignature”はSTATUS自慢のモードなのだと思いますが、ライブ感が楽しめる反面、音の輪郭が少しぼんやりしたように聴こえてしまったため、前モデルの聴こえ方で楽しめる“Original Between Proモード”に設定しました。

Between Pro同様、高中低音のバランスが良く、クリアで力強い音でお気に入りの曲を楽しむことができます。

もしもノイズキャンセリングが不要であればBETWEEN PROでもOKです。ただしカラバリが黒一色なので、白が良ければBETWEEN3ANCということになります。

総括

2BA+1DD。何はともあれお買い得だと思う。

日本ではまだまだ無名とも言えるブランドのイヤホンに高いお金を払うには、勇気が必要だと思います。が、メインで使う新しいイヤホンを選ぶにあたり、BETWEEN3ANC以外の選択肢はありませんでした。

BETWEEN3ANCバランスドアーマチュア(以後BA)2基ダイナミックドライバー(以後DD)を採用したトリプルドライバーイヤホンです。

シングルドライバーモデルであればDDが全音域を鳴らすわけですが、BETWEEN3ANC高音域と中音域をBAが、低音域をDDがそれぞれ担当します。

ちなみにBADDの両ドライバーを搭載したイヤホンは“ハイブリッド型”に分類されますが、BAは高価な部品なので、商品価格も自ずと釣り上がります。

ね?10BA+2DDというモンスタースペックなイヤホンになると余裕の10万円超えなわけです。

まぁこれは極端な例ですが、とにかくドライバーの数が増えると音質に期待できる反面、価格は高くなる。

にも関わらず、BETWEEN3ANCは2BA+1DDながら29,700円に抑えられている、と捉えることもできるわけです。

1DDモデルで2万円〜3万円を超えてくるイヤホンが並ぶ中で…です。

前モデルの不満点をちゃんと解決している。

STATUSのイヤホンとは海外クラファンで出会いました。

独特のフォルムでトリプルドライバーのイヤホンが89ドル。幸運にも低価格で高音質なイヤホンをゲットできたことに満足しつつも、強いて言えば、ケースのイヤホンポケットが深すぎて“イヤホンを取り出しにくいなぁ”とは常々思っていたんです。

STATUSはそんなユーザーの声をちゃんと聞いているようで、BETWEEN3ANCの充電ケースはイヤホンを取り出しやすいデザインに改善されました。そればかりか現在ではBETWEEN PROのケースも改良型で出荷されています。

さらにトレンド機能であるアクティブノイズキャンセリングにも対応させてきました。

音質に定評のあるBETWEEN PROにアクティブノイズキャンセリング機能をプラスしたイヤホンがこのBETWEEN3ANCというわけです。

最強です。

円安で…

モダニティのサイトでは29,700円で販売されてているBETWEEN3ANCですが、本国のSTATUS公式サイトでの販売価格は249ドルなんです。

1ドル155円と仮定して計算すると38,595円…ワオ。

いつ価格改定があっても不思議ではありません。

BETWEEN3ANCには満足していますが、もしも販売価格が38,595円だったならば、購入は控えていたと思います。

こればかりは円安のせいであり、メーカーや販売代理店に責任があるわけではないので、このイヤホンに限らず、円安による値上げの可能性がある商品の購入を悩んでいる人は、早めに決断されることをおすすめします。

はる
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お気に入り登録はマスト!セールで安くなった時に毎回教えてくれます

コーデックが…

褒めてばっかりもアレなので、気になる点も挙げておきます。

対応コーデックがSBCAACのみです。スペック的に言えばaptXに対応しておいてもらいたいところではありますが、AACとaptXの違いを聴き分けられる人がどれだけいるんだろう。

そこの聴き分けができて絶対aptX HDに対応していないと困るという人がいれば、おすすめはしません。

あと、タッチコントロールサーフェスの評価が悩ましいところです。

レジでお会計する時はマナーとしてイヤホンを外すようにしているのですが、その時にタッチコントロールサーフェスに触れてしまい、音楽が止まることも多々あります。

BETWEEN PROは物理ボタンでしか操作できなかったので、誤操作することはありませんでした。

とはいえノイキャン機能追加により、物理ボタンのみですべてを操作することは無理なので、この仕様変更は仕方がないわけですが、前のほうがストレスはなかったかも…?

  • 見た目がイケてる
  • 2BA+1DD
  • 良コスパのハイブリッド型
  • 最大12時間再生+36時間
  • ノイキャン対応
  • ワイヤレス充電ケース
  • アプリ対応
  • コーデックはSBC,AACのみ
  • まだ知名度はない
  • 普通の形がいい人には向かない
はる
はる
イヤホンノマドな人の終着地になり得るイヤホンなのではないかと。知名度は高くありませんが、声高におすすめできるワイヤレスイヤホンです!

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