海外のクラウドファンディングサイト『INDIEGOGO』で寄付していた新しいイヤホンが到着しました。
その名も、
BETWEEN PRO
ビットウィーンプロ
メーカーはSTATUS/ステータス。
日本ではあまり馴染みのない名前ではありますが、スペックを見て一目惚れ。
“惚れポイント”としては、
- トリプルドライバー仕様(BA2基+10mmダイナミック)
- 4つのマイクで通話品質を保証
- 12時間再生(ケース併用で48時間)
- IPX-5の耐水性評価
- スタイリッシュなデザイン
などなど。
スペック的にAirPods Proを上回るところもありながら、
- INDIEGOGO価格:99ドル(+送料15ドル)
- STATUS公式サイト価格:169ドル
- 税込19800円
と、コスパも魅力。
※AirPods Pro価格:249ドル
使用中のワイヤレスイヤホンの音質に満足できていない人にぜひともおすすめしたい『BETWEEN PRO』の“推しポイント”を徹底レビューしていきます!
もくじ
BETWEEN PRO
開封の儀
もともとINDIEGOGOでは2020年12月中に発送予定となっていた製品でしたが、コロナの影響などもあり約4か月遅れでの到着となりました。
コントリビューションID#4070の僕に発送通知メールが届いたのが4月25日。
以降追跡するものの、
ずっとこんな状態でしたが、結局トラッキング情報が輸送中に更新されることのないまま5月1日に無事に到着しました。
白いスリーブケースを外すと、黒い化粧箱のフタにはメーカー・イヤホン名がエンボス加工で記載。高級感のあるパッケージです。
箱を開けると黒と白のパンフレットが。
黒の方にはステータスCEOからのメッセージや保証情報が、白の方はBETWEEN PROの使い方などが記載されています。
パンフレットを取り出すと、ついにBETWEEN PROとご対面。
BETWEEN PROはカナル型(耳栓型)ですが、さらにフィットするように各3サイズのイヤーチップとフィットウイングが付属しています。
充電ケースの端子はUSB Type-Cです。
2色使いのボディがオシャレ
市場に出回る他のワイヤレスイヤホンと一線を画したデザインにも惹かれました。
ブラック×スペースグレーでクール&スタイリッシュな佇まい。
幹(ステム)というよりは板状のデザインなので、イヤホンというよりアクセサリー的な雰囲気も漂います。
平たい面が多くタッチでコントロールできそうですが、タッチ操作には非対応。
端末上部に用意されたボタンで操作します。
後述しますが、任意の操作を確実に思い通りに実行できるのはボタン操作のメリットです。
連続再生時間がすごい!
12時間再生/充電ケース併用で48時間
満充電状態であれば再生時間は12時間+ケース充電36時間=最大48時間再生!
- Between Pro:12時間
- AirPods:5時間
- AirPods Pro:4.5時間
※AirPods/Proいずれもケース併用で最大24時間
というスペックと比較すると、BETWEEN PROの再生時間は圧倒的。
充電ケースも併用すれば48時間再生なので、一日2時間ほどの利用であれば20日以上は充電せずに使えることになります。
トリプルドライバーで
圧倒的な音質を実現
バランスドアーマチュアドライバー2基+ダイナミックドライバーを搭載
AirPods Proをはじめほとんどのワイヤレスイヤホンがシングルドライバー仕様ですが、BETWEEN PROは両耳で計6つのドライバーを搭載しています。
画像引用元:Indiegogo
高音から中音を得意とするバランスドアーマチュアドライバー2基に加え、低音を得意とするダイナミックドライバーも搭載。
全音域を忠実に再現してくれます。
透き通る中高音、心地よく響き渡る重低音
BETWEEN PRO|WonderPods Pro|AirPods
手持ちの3イヤホンで聴き比べてみましたが、BETWEEN PROの音の明瞭さ、低音のインパクトは他を圧倒しています。
それまで何の不満もなく使っていたWonderPods Proも、BETWEEN PROと比べると音が篭っているような印象を受けてしまいました。決してWonderPods Proの音質が悪いわけではありません。でも明らかに鳴る音は違いました。
AirPodsもいい音を鳴らしてくれるイヤホンですが、BETWEEN PROと比較すると非力な印象。もちろんカナル型と開放型という違いはありますが、それでも音圧が別次元なんです。
音量は違うけど聴こえ方は同じ。
左:BETWEEN PRO
右:AirPods
BETWEEN PROはしっかり聴こえるので音量を上げる必要がないのですが、AirPodsで同じレベルの音圧で聴こうとするとかなり音量を上げなければなりませんでした。
繰り返しになりますが、確かにカナル型と開放型という違いはあります。
それでも、よくある例えで恐縮ですが、余裕で100km/hを出すスポーツカーと全力で100km/h出している軽自動車くらいの違いは、素人の僕でも感じ取ることができました。
明瞭で伸びやかでツヤのある中高音、バランス良く力強い重低音。
久しぶりに音質に感動できるイヤホンでした。
心躍ってます!
耳にジャストフィット!
イヤーチップ&フィットウイング
幹部分が平たく少し大きめのBETWEEN PROを耳にしっかりフィットさせるため、イヤーチップに加えフィットウイングでもサイズ調整することができます。
イヤーチップは左右同じサイズを装着しましたが、フィットウイングは左右異なるサイズを選択。
人の耳の形も十人十色。左右でも多少形の違いがあるのかも。
ワンサイズのイヤホンやイヤーチップのみのイヤホンと比べると、より耳の形に寄り添わせることができそうです。
操作性がバツグン!
ボタンクリックで確実操作
BETWEEN PROのボタン操作方法
- 再生・停止:ショートタップ(どちらでもOK)
- ボリュームアップ:右ボタンをダブルタップ
- ボリュームダウン:左ボタンをダブルタップ
- 前の曲:左ボタンをロングタップ
- 次の曲:右ボタンをロングタップ
- 音声アシスタント起動:トリプルタップ(どちらでもOK)
- 電話に出る・通話終了:ショートタップ(どちらでもOK)
- 通話拒否:ロングタップ
AirPodsはタップ操作、AirPods Proはステムクリック操作ですが、あれ、僕的には確実性の低い操作方法でした。
タップがうまくいかないことはしょっちゅうあるし、ステムクリック操作は操作したくない時にもつい押し込んでしまって望まない挙動をしてしまったり。
あと、AirPods/AirPods Proでは音量調節ができないじゃないですか。
音量調節って利用頻度の高い操作だと思うんですけどね。
ちなみにBETWEEN PROは音量調節もできるし、ボタンクリックで確実に望む操作ができます。
電池残量確認方法
イヤホン本体のバッテリー残量確認
左:コントロールセンター
右:ウィジェット
BETWEEN PROはAirPodsなどのようにiPhoneにポップアップ表示されないため、電池残量は自分で確認しなければなりません。
イヤホン本体の残量を確認する時はiPhoneのコントロールセンターを見れば右上のアイコンでチェックできます。
もしくはホーム画面の左に隠れたウィジェット画面でも確認可能です。
充電ケースはバッテリーが20%を下回ると赤くゆっくり点滅します。
弱点・デメリットは?
WonderPods ProとBETWEEN PRO
サイズ:WonderPods Pro=AirPods Pro
ケースがちょっと大きい
これに関してはAirPods/AirPodsProと比べての話なのですが、充電ケースが少し大きめなので、ズボンのポケットに入れると明らかにぽっこりします(笑)
ノイズキャンセリングは”パッシブ”
AirPods Proなどはアクティブノイズキャンセリングなので逆相の音を出してノイズを打ち消しますが、BETWEEN PROはイヤーチップや構造で“遮音”するのみ。
ただ、個人的には街中を移動する時などにノイズキャンセリング機能を使うのは危険だと思っているので、パッシブで充分かなという気がしています。
▶︎STATUS|BETWEEN PRO
▶︎INDIEGOGO|BETWEEN PRO