こんにちは、ハルパパ(@harulog1120)です。
今回はパパ兼ガジェヲタの威信にかけて、気になるアレを徹底検証しました!
“忘れんぼの人”が
“失くしては困る大切なモノ”に
AirTag|エアタグ
を取り付けておけば、
- どこかに置き忘れてしまっても
- 悪意ある人に持ち去られてしまっても
iCloudの“探す”アプリで簡単に探せるようになります。
しかも10m以内にあればAirTagまでの道のりをiPhoneが教えてくれます!
“探す”作動中
販売パッケージは、
- 1個➡︎4780円(旧価格3800円)
- 4個➡︎1万5980円(旧価格1万2800円)
の2種類。(※価格はどちらも税込)
今回は娘用とモノが行方不明になりがちな妻のために4個セットを購入。
家の鍵にAirTagを取り付けておくことで、おでかけ直前にありがちな、
という事件とおさらばできればと思っているのですが、もうひとつ期待したいのが、
ということ。
前提としてAppleは“人の位置情報追跡に使うこと”を想定していません。
しかしながら全世界のiPhoneを使って位置情報を共有・表示してくれたり、充電なしで1年以上使える長持ちバッテリーなどは子どもの位置情報追跡に使いたくなるようなスペックであり、従来のGPS見守りサービスに必要な月額利用料金が発生しないのも魅力。
果たしてAirTagは位置情報追跡デバイスとして機能するのか!?
\iPhone14価格比較/
https://harulog.jp/56207.html
https://harulog.jp/56128.html
もくじ
AirTag Q&A
AirTag、どうやって使う?
当初はランドセルにAirTag1つという体制だったのですが、ランドセルを置いてどこかに行かれてしまうとその先は追跡できなくなってしまいます。
そこでAirTagを付けた家の鍵も肌身離さず持たせるようにしました。
これで本人の居場所とランドセルの在り処の両方を取得できるようになるためより安心です。
妻は妻用の鍵にAirTagをつけて度々行方不明になる鍵捜索に役立てています。
AirTagの検索範囲は?
▲10m以内にある時▲
▲10m以内にない時▲
AirTagは世界中のApple端末を頼りに位置情報を割り出すため、Apple製品が近くにある限り世界中のどこにあっても検索することができます。
約10mの範囲内にあるAirTagは探すアプリで確実に見つけることができます。音を鳴らすこともできます。
10m以内にない時は最終更新場所がマップ上に表示されます。
AirTagの更新時間は?
AirTagの位置更新時間はまちまちです。
これは前述したように“近くにApple端末があるかどうか”に起因します。
Apple製品ユーザーが多いエリアにいれば更新タイミングは早まりますが、ユーザーがいない場所であれば更新されない、または最新の位置情報を獲得できない可能性もあるということです。
とはいえiPhoneの日本国内におけるシェアは6割超えなので、市街地にある限りは検索できそうです。
AirTagの月額はいくら?
AirTagにかかる費用はAirTagの購入代金とバッテリーが切れた時の電池代のみです。
月額無料で常時追跡・検索できます。
CR2032コイン型バッテリーの価格はピンキリですが、大手企業パナソニックの2個セットでも500円前後とリーズナブルです。
AirTagの電池はどのくらい持つ?
AirTagのバッテリー持ちは約1年です。
Bluetooth追跡デバイスとしては標準的。
GPS追跡デバイスは2週間〜1か月程度なので頻繁に充電しなくて良いのもメリットです。
AirTagで音が鳴る条件・時間は?
他人のAirTagが自分のiPhoneに近づくと8時間〜24時間の間にランダムに音が鳴る仕様となっています。
子どもに持たせたい場合、学校で音が鳴るのではないかと心配されている方も多いと思いますが、小学生の娘に1年ほど持たせていますが学校で音が鳴ったことはありません。
先生のスマートフォンと連続して8時間接近し続けることはないでしょうから、スマホ持ち込み禁止の学校であるうちは音が鳴る心配はしなくて良さそうです。
AirTagのデメリットは?
この財布には入れられない…
AirTagのデメリットは“ない”というのが私の感想です。
Apple端末がない時は検索できないわけですが、前人未到の僻地に行かない限りその心配はないでしょう。
強いて言えば財布に入れられないことくらいでしょうか。
まぁそれはカードケースを財布代わりにしているからであって、コインポケットがある通常の財布であれば充分入れられるサイズです。
500円玉より大きめ。
厚さ8mm。
もうちょっと薄くなってくれたらと思いますが、ボタン電池分の厚みがあることを思えば優秀です。
AirTagの可能性を探る
娘に”僕のAirTag”を持たせてみた
AirTagは紐付けたiPhoneでのみ追跡できるようになります。
加えてAirTagは、不要な
もしも“他人のAirTag”が持ち物に紛れ込んでしまったらiPhoneにアラートを表示。
仮に気付けなかったとしてもAirTagが音を鳴らして知らせてくれる仕様になっています。
ふむふむ。
手元に届いたAirTagを“僕のiPhone”で登録すべきか、それとも“娘のiPhone”と紐付けるべきか悩みました。
“僕のiPhoneと紐付けた僕のAirTag”を娘が持ち歩いた場合、AirTag所有者以外が持ち歩くことになるので、もしかしたら学校でアラームが鳴ってしまうのではないか。
それを回避するために“娘のiPhoneと紐付けた娘のAirTag”を持たせてみるか。
でもその場合、娘のAirTagの位置を把握するために、常に娘のiPhoneを携帯せねばならなくなります。
やはりベストは“僕のiPhoneで娘の居場所を確認できること”ですから、結果としては、
- 僕のiPhoneと紐付けたAirTagを
- 娘のランドセルに入れておく
というフォーメーションに落ち着きました。
娘のiPhoneは妻のおさがりiPhone7に基本無料のpovoを入れています。とりあえず子どもにスマホ・電話番号を持たせたいのであれば1000円以下のプランも多数あります。損せずお得にスマホデビューさせてあげましょう。
今のところアラート音は鳴らず
2021年6月に使い始めて以来、娘から『学校でAirTagの音が鳴った』という報告は受けていません。
もちろんこれは”AirTagが異変を検知できていない”ということではありません。
試しに娘のAirTagを僕が携帯し続けてみたところ、ちゃんとアラートが表示されました。
「他人のAirTagを持っている」
というアラート表示
そしてファミリー共有しているアカウントのAirTagであれば、通知を一時停止できることもわかりました。
セーフティ通知の一時停止
そこで事前に僕のAirTagを娘に持たせて、娘のiPhoneにアラート表示させた上で、セーフティ通知を“無期限に一時停止設定”にしたものを登下校時に持たせています。
AirTagはコンパクト
AirTagのサイズは500円玉より少し大きめ。
- 直径:31.9mm
- 厚さ:8mm
- 重量:11g
持ち歩きやすいようにキーホルダー型アクセサリーなども用意されていますが、子どもの位置情報追跡に使いたいと考えているならば、AirTagはランドセルのポケットなどに忍ばせておいた方がいいかもしれません。
キーホルダーなどでランドセルの見える位置に着けておいた場合、悪意のある第三者に“AirTagを持っている”ということをわざわざ教えてしまうことになりかねません。
もしAirTagが子どもから離れてしまった場合、その後の居場所を追跡することが困難になってしまいます。
もちろんAirTagが見えていることが犯罪抑止力になるということも考えられますが、悩ましいところです。
※繰り返しになりますが、そもそもAirTagは人の居場所を追跡するために作られたデバイスではありません。
AirTagの電池は長持ち
AirTagのバッテリー寿命は1年以上です。
少なくとも購入後1年は電池切れの心配をする必要はありません。
もしバッテリーが切れたとしても電池は自分で交換可能。
電池はCR2032コイン型バッテリーです。
バッテリー交換方法
- ステンレススチールを押し下げて反時計回りに回す
- カバーと電池を取り外す
- CR2032 3Vのコイン型リチウム電池をプラス面を上にして挿入
- カバーを被せて時計回りに回す
AirTagは水に強い
IP67等級(最大水深1mで最大30分間)なので濡れた手で触ったり、水たまりに落としたくらいでは壊れません。
子どもに持たせても壊される心配はほぼないと思ってよさそうです。
落ちているAirTagを持って帰ってはいけない
“探す”のマップ起動画面
AirTagがある位置を、AirTagの所有者はマップで確認することができます。
もし道端に落ちているAirTagを家に持って帰ってしまうと、AirTag所有者に家がバレてしまうことになります。
AirTagを見つけても“拾わない、持ち帰らない”ということは子どもだけでなく、大人も覚えておきましょう。
AirTagを拾った時の対処法
AirTagをiPhoneに近付けると画面上部にポップアップが表示されます。
紛失モードになっていた場合には画面に電話番号が表示されるので、AirTagの持ち主に電話してあげるという方法もありますが、どこの誰かもわからない人に電話するのは抵抗があるでしょうから、僕は基本的に、
『発見したAirTagは放置』
でいいと思います。
ノーマルモード(左)と紛失モード(右)
紛失モードになっておらず、明らかに誰かに仕込まれたものである場合は、即刻画面の指示に従ってAirTagを無効化してください。
AirTagの登録方法
iPhoneに近づけるだけ
- AirTagのフィルムを剥がす
- AirTagをiPhoneに近付ける
- AirTagの名称を設定する
- このiPhoneを使用をタップ
- Apple IDにAirTagを登録する
- 完了
娘のランドセルのポケットへ
“P”(パパ)シールが目印
左はGPS端末
まだ娘には家の鍵を持たせていないので、ランドセルのポケットにそのまま入れています。
今後鍵を持つようになれば、キーホルダーに着けて持たせてもいいかもしれません。
心配性な僕としてはランドセルを置いて出かけた場合には居場所が辿れなくなってしまうので、将来的にはランドセル用と鍵用で2つのAirTagを持たせておきたいと考えています。
AirTagの場所を確認する方法
- 探すアプリ起動
- “持ち物を探す”をタップ
- 探したい持ち物をタップ
- “サウンドを再生”をタップでAirTag鳴動
- “経路”をタップでAirTagまでのナビ起動
AirTagの追跡能力
AirTagはみんなのiPhoneが頼り
この時、イーゾ・フクオカに滞在していたのですが、AirTagはちゃんとイーゾ・フクオカ上に表示されました。
が、マップ上での位置表示はアバウトで、イーゾフクオカの何階にいるのかまではさすがにわかりません。
AirTagは、
- AirTagがBluetooth信号を送信
- 信号を受け取ったデバイスが位置情報をiCloudに送信
- 『探す』アプリに表示される
という仕組みです。
世界に数億台稼働しているiPhone・iPad・MacデバイスがAirTag追跡のお手伝いをしてくれます。
これ、逆にiPhoneなどのAppleデバイスがないところでは最新の位置情報が検知できない可能性があるということでもあります。
AirTagの詳細な位置が確認できるかどうかは、移動するエリアにどれだけのAppleデバイスがあるかにかかっています。
自分のAppleデバイスも誰かのAirTagを探すお手伝いをしているということになりますが、そのプロセスは完全に匿名で、情報も暗号化されるため、プライバシーが侵害されるようなことはありません。
まったく使えない、
わけではない…
そこそこ追跡してくれる
1分前・2分前・8分前
更新頻度にはムラがあるようです…
娘の登下校時に探すアプリを起動しっぱなしで挙動を確認したところ、GPSのような即時反応ではないものの、早いときには数十秒単位で位置情報が更新されることもありました。
しかし反対に数分間(長い時では数十分)もの間、位置情報が更新されないこともあり、やっと更新されたと思ったらワープしてもう学校に着いているということもありました。
おそらくそれは“近くに誰かのiPhoneがない時”なのだと思います。
マップ表示・位置情報更新の即応性は時と場合によります。
近くに“誰かのiPhone”があればそれなりに追跡できるようですが、“タイムラグがある場合がある”というのは子どもの安全を確認したい親の気持ちからすると、少し不安の残る結果となりました。
※たびたび申し上げておりますが、そもそもAirTagは人やペットの位置情報追跡デバイスとしての使用を想定したものではありません。
学校に着きました・出ました通知はなし
- 家を出ました
- 学校に到着しました
- 学校を出発しました
- 家に着きました
といった通知サービスはありません。
GPS端末を用いた子どもみまもりサービスには高精度で位置情報を把握でき、子どもの移動に合わせて出発・到着通知してくれる機能もあります。
“通知がちゃんと届く”というのは安心に繋がるポイントですが、残念ながらAirTagにはその機能はありません。
近い場所にあればめちゃくちゃ探せる!
AirTagが近くにある時は“正確な場所を見つける機能”で、AirTagまでの距離と進む方向を表示してくれます。
“正確な場所を見つける”は、
- iPhone11
- iPhone11Pro
- iPhone11Pro Max
- iPhone12
- iPhone12mini
- iPhone12Pro
- iPhone12Pro Max
- iPhone13mini
- iPhone13
- iPhone13Pro
- iPhone13Pro Max
- iPhone14
- iPhone14Plus
- iPhone14Pro
- iPhone14ProMax
が対応しています。
結論
結局GPS追跡デバイスを追加購入
いつでもどこでもリアルタイムで位置情報を確認できるわけではないため、AirTagを“子どもみまもりサービス的”に使いたい場合には少し不安な部分があります。
それはAirTagがBluetooth仕様で“全世界のiPhone”に依存する仕組みなので仕方のないところ。
もちろんそれがバッテリー交換せずに1年以上使えるというメリットにも繋がっているわけですが、きめ細やかな位置情報把握にはGPSのほうが向いているように思います。(※iPhoneを学校に持っていけたら万事解決なんですけどね…)
でもAirTagだって負けてない!
AirTagにはAirTagの良さがあります。
大切なものに着けておけば簡単に見つけ出すことができます。
旅行の時にはスーツケースに入れておいても良さそうです。
AirTagはモノの追跡にはものすごく使えるアイテムだと思います。
でももし『子どもの位置情報確認のために使えるのかな?使ってみたいな?』と考えているパパママがいらっしゃったならば、僕はGPS追跡デバイスを併用されることをおすすめします。
しかし、ランニングコスト・手間いらずという点でAirTagが圧勝です。
子に持たせるか、
持たせないかで言えば、
持たせておかない理由がない
製品です。
長くなりましたがご参考まで!
AirTagの類似アイテム
https://harulog.jp/52758.html
https://harulog.jp/56207.html
こんにちは、記事、読ませて頂きました
私は現在、2年生の子供のランドセルにAirTagを取り付けるか、検討しております。
岸田の更新日、4/4時点では、お子様に持たせているAirTagは、アラームが鳴っていないとのことですが、それいらいもアラームは鳴っていないでしょうか?
私の子供はiPhoneは持っておらず、私のiPhoneに AirTagを紐付け、子供のランドセルに取り付けようと考えております。
授業中等にアラームか鳴らないか?を心配しております。
お時間のある際、ご連絡頂けると幸いです。
よろしくお願いします。
まさとさま
お読みくださり、またコメントくださりありがとうございます!わが家の場合もまさとさんの想定と同じ使い方をしていますが、子どもに持たせているAirTagが学校で鳴ったことはありません。例えば妻のAirTagを私のiPhoneに近づけてもすぐに音が鳴ることはありません。もし学校で先生のiPhoneがお子さんのAirTagに近付くことがあっても、音の心配はほぼないと思って良いのではないか、というのが実感です。たまに家で音が鳴ることがありますが、それも数えるほど。音もうるさく鳴るわけではありません。音の心配はさておき、安全のためにもお子さんに持たせるべきかと私は思います。ご参考まで…
ハルパパさま
早速のお返事ありがとうございます
音の心配はなさそうですね
私もAirTagを導入しようと思います!
これからもかげながら応援させて頂きます!
大変参考になりました。一点のみですが(๑•́ ₃ •̀๑)拾った落とし物のAirTagを基本的に放置、とするのは逆の立場だったらイヤかなぁと思いました。AirTagを子どもの迷子防止に使うご家庭が増えたと思うので拾った際は、落ちてましたよ、のご一報だけでも優しい社会になっていくのではないかな、と思います。
コメントくださりありがとうございます!
性善説に基づけば仰る通り連絡してあげてもいいのかなと思うのですが、もしも『取りに行きますので持っていてもらえますか?』と言われてうっかり家に持ち帰ってしまえば相手に家の場所を教えてしまうことになります。悪意ある人がわざと落としていて、拾ってくれる人を隠れて見ている可能性もゼロではありません。そもそもが位置情報を確認できるものなので『置いときますね』という連絡をしてあげる必要がない製品であることも鑑みて、僕はやはり性悪説に基づいて『放置』を推したいです。
せっかくあたたかいコメントをいただいたのにすみません^^;