2019年9月20日のiPhone11シリーズが発売された時点では、買うつもりはまったくなかったんです。
今使っているiPhoneXに不満はないし、2020年型iPhoneはきっと5G通信に対応したiPhoneになるだろうからその時に乗り換えたらいいや!
と思ってました。
1週間後の2019年9月28日、Apple福岡が移転リニューアルオープン。
この時、オープン時の模様を今日感テレビで取材させてもらいました。
そこでiPhone11Proを触ってしまったんです。
トリプルカメラの中でも特に超広角カメラの実力に感動。
その2日後の2019年9月30日。
消費税8%最後の日。
ふと思ったんです。
格安キャリア利用中の僕が来年の5G対応iPhoneを入手したところで、5G通信は使えないのではないか。。。
5Gサービスを利用できるはドコモ・au・ソフトバンクなどの主要キャリア&主要都市に限られるのではないか。。。
ならば2020年型iPhoneを待つ必要はないのではないか。
だから僕は“運だめし”をすることにしました。
2019年9月30日15時過ぎ。
僕は期待と不安が入り混じる気持ちを抱えたまま、Apple福岡の在庫待ちの列に身を委ねたのです。。。
もくじ
Apple福岡に在庫があるかは運次第!?
平日だけど賑わう店内
消費税8%の最終日。
駆け込み需要で賑わった土日明けの月曜日だからあまり混んでないだろうという僕の思惑とは裏腹に、Apple福岡には当日在庫を求める人たちがたくさん訪れていました。
僕が店に到着したのは15時過ぎ。
僕の前には10人ほど並んでいましたが、最終的には僕のうしろには40人くらい並んでいたので、むしろいいタイミングで並べたんだと思います。
列は少しずつ進みます。
“当日在庫が買える列”に並んではいますが、自分の番になった時に希望の色・容量の在庫があるかどうかはその時にならなければわかりません。
自分の望む色がなかったら諦めよう。
自分の望む容量がなかったら諦めよう。
娘の幼稚園のお迎えに間に合わなければ諦めよう。
でももし希望の色・容量があって時間も間に合ったなら、それは“ご縁があった”ということ。
と決意していました。
16時半。
列は思うように進みません。
そんな中、わが家の権力者である妻から電話がかかってきました。
なんということでしょう。
娘の幼稚園のお迎えに間に合わない時は諦めよう。
と思っていたわけですが、お迎えの任が解かれ、時間的懸念が払拭されたのです!
希望はiPhone11Pro・ゴールド・256GB
上質な輝きを放つiPhone11Proゴールド
カラバリ
- ゴールド
- ミッドナイトグリーン(新色)
- シルバー
- スペースグレイ
税率ビフォーアフター
- 64GB:2136円差
- 256GB:2456円差
- 512GB:2896円差
超広角画質を楽しみたいならiPhone11ProかProMaxを選ぶことになりますが、ProMaxは僕にとっては大きすぎるし、価格も高すぎる。
というわけでiPhone11Proをチョイス。
これまでのiPhoneカラー履歴はiPhone6Sでゴールド、iPhone7でブラック、iPhoneXでスペースグレイを使っていたため2台続けて黒続き。
なので今回はまたゴールドにして、純正レザーケースのサドルブラウンを装着しようかなぁと目論んでいました。
ストレージ容量は64GBでは足りないし、512GBは多すぎるので自ずと256GBに絞られました。
iCloudストレージ2TBがあるから64GBでもいいっちゃいいんですけどね。
新色ミッドナイトグリーンが我が手に…
iPhone11Pro・ミッドナイトグリーン・256GB
ラス1(最後の1台)在庫という一期一会
時刻は17時20分頃。
ようやく列の2番手というところまでやってきました。
僕の前の人はどうやらiPhone11Proのシルバーが欲しかったようですが、残念ながら在庫切れという案内が。
その人は悩みに悩んで“11ProではなくiPhone11を買う”という決断をしていました。
そう、どれだけ時間をかけて並んでも、当日在庫だと希望の機種を手に入れられないこともあるんです。
“じゃあ予約したらいいじゃん”って思う方がいらっしゃるかもしれません。
でも“希望の機種を手に入れること”と“入手タイミングの早さ”を天秤に掛けたら、やっぱり『早く手に入れたい!』っていう思いが勝るのがiPhoneマニアなんです。
だから僕の前に並んでた人は“購入見送り”という選択肢を選ばなかったわけです。
わかるよ、その気持ち。
で、僕の番。
スタッフの人が希望のiPhoneを聞いてきました。
スタッフ:ご希望は?
僕:iPhone11Pro、SIMフリーモデルを。
ス:容量は?
僕:256GBで。
ス:ミッドナイトグリーンなら1台だけあります。
僕:他の色は?
ス:今日はもうないですね。
僕:ミッドナイトグリーンかぁ。ゴールドが希望だったんですけどねー。
ス:他の色は出ちゃったんですよ。今さっきミッドナイトグリーンが入ってきたんです。むしろミッドナイトグリーンを欲しがってた人たちが巡り会えずに他の色を買って行った感じですね。
僕:へー。え、今さっき?
ス:はい。新色は人気ですし、今このタイミングでミッドナイトグリーンがあるのは超ラッキーだと思います。
僕:うーん。(あれ?もしかしてこれって逆に運命じゃない?)
ス:どうされます?
僕:じゃあそれで!
開封
黒い箱がクール
電源アダプタが18W急速充電器に!
見る角度によってはスペースグレイっぽい
フレームも本体カラーに揃えられています
新色・ミッドナイトグリーン
iPhone11Proのパッケージは黒。
そして箱正面にはカメラ側ボディがプリントされ、本体もカメラ側を上にして収納されています。
本体色“ミッドナイトグリーン”は文字通り深く暗めの緑で、見る角度によってはスペースグレイかな?と錯覚しちゃうような色合いです。
背面は従来のツヤっとしたガラスから磨りガラスに変わりました。
スベスベした触り心地で指紋も目立ちにくいです。
ステンレスフレームやカメラリングも本体色と同じ。
“大人・男性っぽさ”を感じさせる新色です。
18W USB-C急速充電器に
USB-C to Lightning
金色だった端子部分が銀色に
同梱品で注目なのが電源アダプタ。
18W急速充電器・USB-C to Lightningケーブルに置き換えられました。
従来のアダプタ(5W)は本体バッテリー容量に対してあまりに非力でしたが、これにより急速充電にも対応。
30分で50%まで充電できるようになったので、朝起きてバッテリー不足でも準備してる間に復活させられるようになりました。
もっとワット数の高い電源アダプタに替えれば、充電時間をさらに短縮できますよ!
https://harulog.jp/41616.html
iPhone11Pro vs iPhoneX
トリプルカメラにスペックアップ
iPhoneXは広角と望遠のデュアルカメラでしたが、iPhone11Proはさらに“超広角”が加わりトリプルカメラになりました。
これまで以上に広い画角の写真・ビデオが撮れます。
望遠カメラのF値が2.4→2.0になっているので、iPhoneXと比べると明るい写真が撮れるようになりました。
背面デザイン・ロゴ位置が変更
光沢感のあるルックスからマットな質感に変更。
さらにりんごマークが中央に移され、”iPhone”の文字もなくなり、トリプルカメラを際立たせるデザインになりました。
Super Retina XDRディスプレイ
画面・ノッチサイズは同じですが。。。
iPhone11Pro
- 5.8インチ有機EL
- 日光の下では最大800ニト
- HDRの写真・ビデオは最大1200ニト
- コントラスト2000000:1
iPhoneX
- 5.8インチ有機EL
- 最大625ニト
- コントラスト1000000:1
どちらも5.8インチ有機ELディスプレイですが、最大輝度とコントラストは格段にレベルアップしました。
FaceIDがレベルアップ
同じ位置からiPhoneを覗き込んでみました。
iPhone11Proのロックは解除され、Xのロックはかかったまま。
従来機種でもiOS13にアップデートすることでFaceIDの動作速度を早めることはできますが、iPhone11Proではより遠く、広い角度から認識してくれるようになりました。
以前は画面と顔を正対させなければいけませんでしたが、軽く覗き込む感じでもロック解除できます。
その他注目のスペック差
サイズ
- iPhone11Pro:
144×71.4×8.1mm/188g - iPhoneX:
143.6×70.9×7.7mm/174g
防沫・防水・防塵性能
- iPhone11Pro:IP68等級
- iPhoneX:IP67等級
チップ
- iPhone11Pro:A13 Bionic
- iPhoneX:A11 Bionic
カメラ
- iPhone11Pro:
望遠(12MP/F2.0)
広角(12MP/F1.8)
超広角(12MP/F2.4) - iPhoneX:
望遠(12MP/F2.4)
広角(12MP/F1.8)
TrueDepthカメラ
- iPhone11Pro:12MP・スローモーション撮影
- iPhoneX:7MP
バッテリー・駆動時間
- iPhone11Pro:ビデオ18時間・音楽65時間再生
- iPhoneX:ビデオ13時間・音楽60時間再生
SIMカード
- iPhone11Pro:nanoSIM+eSIM
- iPhoneX:nanocSIM
Antutuベンチマークテスト
- iPhone11Pro:428214
- iPhoneX:175656
ベンチマークテストの結果には驚きました。
iPhoneXから2年。
iPhone11Proは着実な進化を遂げていました。
データ移行後は買い取ってもらおう!
旧iPhoneは新iPhoneへの軍資金
リセールバリューが高いのがApple製品の魅力です。
大手キャリアから購入していれば2年後に返却して新しいiPhoneに乗り換えるのがスタンダードな流れだと思いますが、僕はSIMフリーモデルを使っているので“じゃんぱら”に持っていくことにしています。
箱・マニュアル・充電アダプタ・ケーブル・イヤホンなどすべてが揃っていて、本体の状態がよければかなり高額で買い取ってもらえる印象です。
ちなみにこの日の【iPhoneX/SIMフリーモデル/256GB/スペースグレイ】の買取価格は57000円!!
満額買取だった場合、iPhone11Pro256GB(税率8%で132624円)が実質75624円で買えることになります。
iPhoneXのガラスフィルムとケースを外し、柔らかい布で端末を磨き上げ、いざじゃんぱらに持って行ったのですが。。。
満額査定額を超えた!?
想像を超えた58800円買取
画面の小キズで-500円。
フレームの小キズで-500円。
査定額は満額57000円から1000円マイナスの56000円でした。
ただしこの日は火曜日でした。
じゃんぱらは毎週火曜日が買取の日で、会員になっておけば査定買取価格が5%アップ。
というわけで5%アップの58800円で買い取ってもらうことができました!!
超広角カメラってどんな感じ?
画角の違いをチェック
作例
望遠カメラ
広角カメラ
超広角カメラ
全部同じカメラポジションで撮影した画像です。
iPhoneX・XS・XSMaxなどデュアルカメラiPhoneをお使いの方なら広角と望遠は撮影できますが、超広角画像に関しては現時点でiPhone11Pro/ProMaxの専売特許です。
近い距離でも幅広く画面に収めることができるので、集合写真・旅行先での人物&風景・広大な景色・近距離であえて超広角撮影などなど、これまでになかった構図の写真を撮ることができます。
ラグビーワールドカップ2019福岡にて
広角カメラ
超広角カメラ
広めのポートレートモードも
暗闇に強すぎるナイトモード
オレンジの豆球だけが点灯した薄暗い部屋で撮った写真がこれ。
iPhone11シリーズから搭載された『ナイトモード』があれば子どもの寝顔もこれだけ明るくクリアに撮影できちゃいます。
難しい設定は一切なし。
暗い場所ではナイトモードが自動でオンになり、シャッターをタップすると光学式手ぶれ補正機能が働き、カメラが複数枚の写真を撮影。
それらの写真をソフトウェアがうまく融合させて、ブレを取り除き、輪郭をシャープにし、自然な見た目になるよう色を調整。
さらに賢くノイズを消してディテールを際立たせて写真を完成させてくれます。
それらの複雑な作業を1タップで成し遂げてくれるiPhone11シリーズのカメラは過去最高に優秀だと断言できます。
まとめ
純正レザーケース/フォレストグリーン装着
レザーケースは経年変化が楽しめるのが魅力
なんと言ってもカメラスペックの進化がハンパないです。
普段よく撮影する人で、画角に不満がある人は超広角カメラでみんなしあわせになれることまちがいなしです。
もちろん超広角”動画”も撮れます。
価格の高さはネックですが、ドコモの人は36回、au・ソフトバンクの人は48回分割で購入できて、プログラムに沿って端末を返却すれば全額を払うこともありません。
そう考えると必ずしも高いとは言い切れなくなってきます。
来年は5G通信対応iPhoneの登場が予定されていますが、5Gエリアカバー率100%までは時間がかかるでしょう。
格安SIMを使っている人も、お使いのキャリアがすぐに5G通信をフルサポートするかどうかは未定です。
そうなると来年を待つ必要があるのか、ということにもなってきます。
そうなると、購入を検討中の人にとっては“今が買い時”と言えるのかもしれません。
iPhone11Pro各キャリア価格まとめ
https://harulog.jp/42268.html
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