改めてになりますが2016年9月下旬に4泊6日のイタリア旅行に行きました。
「え?1人で行ったの?」
「え?家族は置いて?」
と結構驚かれます。
家族みんなで行けたらそれが一番ですが、3歳の娘を海外に連れて行くとなると旅費は大人3人分ですし、旅の記憶がどこまで残るかは未知数。
なので、夏前に妻が母を連れての親孝行旅に行った時には僕と娘がお留守番をすることにし、今回は逆に僕がゆっくりさせてもらったというのが今回のいきさつです。
これもひとつの役割分担、家事分担かなと思っています。
夫婦間でこの考えを共有できて本当によかったなーと思います。
もちろんイタリアでは、今度家族3人で行った時の為の情報収集は欠かさずやりました。
これまで未体験だったことにチャレンジし、路面電車に乗ってちょっと遠くへも行ってみました。
それは1人だったからできたポジティブなこと。
反対に1人だったから体験することになったネガティブなこともありました。
お役立ち情報になるかもしれませんので今回はネガティブな体験談をまとめることにします。
もくじ
若くて感じのよい
女の子2人組が登場し…
とあるショッピングモールにて
明るい色のタンクトップに丈の短いパンツを履き、カタコトの日本語を話せる女の子2人組が、
と声をかけてきました。
この時点で、
『No,Thank you』
と答えるのが正解です。
しかし判断を誤った僕は少しばかり話を聞く格好になってしまいました。
どうやら麻薬撲滅を目指す女の子たちで、『ぜひ署名をしてほしい』とのこと。
差し出された紙を見ると、書き込む情報としては名前だけ。
まぁいっかと思った僕は漢字で名前を書き、その場を去ろうとしました。
すると女の子が、
と言い出したんです。
それが外国語で言われたか日本語で言われたかははっきり覚えてませんが、“募金してほしい”というニュアンスはしっかり伝わってきました。
まぁ小銭くらいならばいいかと思った僕は1ユーロ硬貨1枚(※当時のレートで135円くらい)を出したんです…
豹変する女の子たち
すると、1ユーロ硬貨を見た女の子たちが怪訝そうな顔をしたんです…
僕は驚きました。
名前を書いた紙の上の方に、
『募金は40ユーロ以上』
※日本円で約5400円以上!
と書いてあったんです。
人がいい僕はここでやっとこさ気づくことになります。
カタコトのイタリア語と英語でお金がないことを伝えます。
アイハブノーマネー…
ソーリー…
アイムベリーソーリー…
※Mi Scusi(ミースクージ)はイタリア語で「ごめんね」
とひたすら繰り返します。
しばらく押し問答を続けるも、僕に払う気が無いと悟った彼女たちは次の作戦に移ります。
ほっほー。
一旦払わないと決めた僕は再び、
アイハブノーマネー!
ソーリー!
アイムベリーソーリー!
とひたすら繰り返します。(さっさとその場を立ち去れよって?その通り)
またしばらく不毛なやりとりを繰り返していると、彼女たちのディスカウントに拍車がかかります。
5ユーロでもいいよ!
と心の中で全力でツッコんだわけですが、最初に出した1ユーロ硬貨はすでに財布に仕舞っていた僕。
全くお金を出す気のない気配を感じ取ったのか、女の子たちはこう言いました。
さすがにこれ以上話を聞いてあげる義理もないなと思い、僕はようやく、
アイハブノーマネーw
ソーリーw
アイムベリーソーリーw
と言いながらその場を立ち去ったのでした。
女の子たちは最初見せていた感じのよさをすっかり忘れて、イラついた表情をしていましたw
で、その署名用紙をよくよく見ると、名前を書く欄には日本人の名前ばかり。
名前の横には募金額が書かれていたんですが、5ユーロ・10ユーロ・20ユーロなどのディスカウントされた寄付額が記されていました。
- 女の子の声掛けに気を緩めない
- 『寄付して』に惑わされない
- 下手にカッコつけない
- ノーという強さを持つ
- カードは絶対渡さない
\プライオリティパス無料付帯!/
絵を踏んだから、
200ユーロ払え!
フィレンツェを散歩中に…
ショーウィンドウを見ながら歩いていると男性2人組からちょっと小突かれたんです。
足元に目を向けるとたくさんの絵(風景画)が置かれていました。
正直、置かれてるというよりも人通りの多い場所に”敷かれている”ような感じで、どうやら僕は気付かぬうちにその絵を踏んでしまったようなんです。
素直に『あぁ、悪いことをしたなぁ』と思ったので、
アイムベリーソーリー
と感情を込めて伝え、その場を後にしました。
しばらく歩いていると、うしろからさっきの2人が絵を持って駆け寄ってきました。
筒状に丸めた絵を僕に持たせて、
合わせて200ユーロ払え!
と言ってくるではないですか!
約27000円ですって!?
いやいやいや…
デジャブですよ。
そこからはひたすら、
アイハブノーマネー…
ソーリー…
アイムベリーソーリー…
の繰り返し。
絵を踏んでしまった申し訳なさもあるのでとにかく感情を込めて、
アイハブノーマネー…
ソーリー…
アイムベリーソーリー…
と“反省してます感”を上乗せしながら謝り続けました。
しかし相手は聞く耳を持たないばかりか、話してる場所が大通りで人目についていたので、
なんて言うんです。
人目につかなくなる場所に行くのは絶対嫌だったので、大通りに一歩で戻れるようなポジショニングで、
アイハブノーマネー!
ソーリー!
アイムベリーソーリー!
と繰り返すしか、もう僕にはできることはありませんでした。
すると男たちが聞き覚えのあることを言い出したんです。
100ユーロだ。
そういうことね。
冷静になった僕はアナザースカイで俳優の長谷川博己さんが言っていたことをふと思い出しました。
『日本語で大声出したら相手が引いた』
そうだ!
相手の言語に合わせてやる必要はないではないか。
そこからは日本語で、
ごめんけど!!
踏んだのはホントごめん!!!
でもお金ないから!!!!
ちょっと強めに日本語を浴びせ続けてみました。
すると…
なんということでしょう…
男たちは諦めた表情を見せ、
と若干引きながら、僕からお金を奪うことは諦め、絵を持って去って行きました。
- 日本語は強い!
\イタリアでもネットできます!/
同時に起きてしまった
イタリア踏み絵事件
奇しくも同じタイミングで起こったことで、この“踏み絵事件”が偶然ではないことがわかりました。
よくよく見てみると人通りの多いところに絵が敷いてある。
しかも人が通る足元に向かって絵を広げている瞬間も見てしまいました。
絵というか、同じような絵柄のものばかりが売られていたので“踏ませるための紙”と言ってもいいかもしれません。
それが無警戒な足元に向かって飛んでくる。
それを踏んじゃって買わされるっていう。
もちろん純粋にアートを提供している人もいます。
ただ、すべての人がそうではないということも、お人好しな日本人としては頭の隅に置いておいた方がよいかもしれません…
だけどイタリアは大好き!
気を抜かなければ大丈夫
スリには絶えず警戒しなければいけないし、
知らない場所や人通りが少ない通りに立ち入るべきではないし、
強引な鳩の餌やりオジサンから餌をもらったらお金をせびられるし、
知らないおじさんから花を受け取ったらダメだし、
ミサンガおじさんも断り続けないといけないし、
テーブルにスマホなどを置いてよそ見したらスってくれと言ってるようなもんだし、
カフェで通り側の椅子にバッグを置いたら持っていってくれと言ってるようなもんだし…
そんなイタリア旅行の注意事項の中に、今回の、
- 署名事件
- 踏み絵事件
が加えられる結果となりました。
でも、じゃあもうイタリアに行きたくないかっていうと、そんな気持ちは微塵もなかったりします。
というか“将来住みたいな”とさえ思っています。
何度もスリに遭ったことがある人ですら、何度もイタリア旅行を楽しんでいます。
気が緩みがちな旅先で気を引き締めておけばいいだけの話です。
気を抜かずに全力でイタリアを楽しめばいいんです。
服装マナーについて
ミラノのドゥオモ各施設の服装マナーがこちら
ドゥオモ・大聖堂内の注意事項
- 電話はマナーモード
- 脱帽して
- 短パンダメ
- スカートダメ
- 肩出しファッションはダメ
屋上テラスの注意事項
- ハイヒールダメ
- 寝っ転がったらダメ(?)
- ベビーカーダメ
モニターに表示されているNGマークから想像する限り、こんな感じでしょうか。
基本的には教会や大聖堂といった施設に入る時には、短パン・スカート・肩出しNGであることが多いので、必ずパンツスタイルで羽織るものを持ち歩くようにしたいところです。
好きなファッションで観光したい気持ちもあると思いますが、せっかく訪れたのに”入れない!”なんてことになったら最悪なので、おでかけ前に自分の服装がTPOに合っているかを確認しましょう!
▶︎楽天トラベルで検索
▶︎一休.comで検索
▶︎JTBで検索
▶︎タウンライフ旅探し|複数サイト一括見積もり
▶︎タウンライフ旅探し|新婚旅行向けツアー特集
▶︎エクスペディアで検索
ハルさんこんにちは。僕もイタリアではひどい目に合いました。中田英寿がイタリアに行っていた頃ですからもう20年近く前かと思います。スペイン広場の階段のところで、やはり片言の日本語で、サッカーの話、ヒデの話などをしてきて、そのうち手首にミサンガを巻かれて・・・・やばいことになったと気づいた時には遅かった。まだユーロになる前だったのですが日本円で1万円近く巻き上げられました。日本人観光客はやはりいいカモなんでしょうね
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イタリアは日本で広まっている噂とは違い、とてもサービスが良い国です(日本よりも良いと感じる事も多々)。しかし、日本人とわかるとたかろうとする人がいる事も事実です。これはイタリアだけではなく、どこの国でもあります。なので、海外に行ったら、ノーとそっけなく拒否する事が大切、あとは話してもだめなら警察呼ぶと言う事も大切です。日本人はヘラヘラしているので海外ではむやみにヘラヘラしない事も大切です。
サカサさま
いい面も悪い面もあるのは日本も同じですよね。何度かお金を取られそうになったり、余計に払わされそうになったこともありますが、なんとか無事に切り抜けることができました。それとノーを強めに言ったら逆ギレされそうになったことも^^;気を抜いてはいけませんね。
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私と母も今日ハルさんと同じ事態にあい、気が気でないまま警察が巡回しているエリアに逃げ込みました。治安が悪いと言われているテルミニ駅周辺では何も起きず、比較的治安がいいと言われているフィレンツェでこんな目にあうだなんて思っても見ませんでした…。
やはり自分に起こってみないと分からないことがあるのだなと感じました。明日日本に帰るのですが、良い勉強になったなと今は思っています。
もこふさま
コメントくださりありがとうございます!
せっかくの旅行で怖い思いをされましたね。
怪我などはされてないようでよかったです。
僕は4度イタリアに行っていますが、変な目に遭ったのはこの時だけです。
もこふさんがこの先またイタリアに行かれて、
もっともっと楽しい思い出で上書きされることを願っています^^