
2021年11月11日。
10回目の結婚記念日を迎えました。
僕たち夫婦の口癖といえば、
『イタリア行きたいね。』
なわけですが、そもそも僕は結婚するまで海外旅行に行きたい気持ち”0″の人間でした。
婚姻届の提出が2011年11月11日。
結婚披露宴は翌年の11月11日。
新婚旅行はその約3か月前に敢行。

挙式前に新婚旅行に行くと挙式で使える写真や動画が撮れるので、順番的には新婚旅行→結婚披露宴がおすすめです。
※また普通に旅行に行けるようになることを願うばかり…
新婚旅行は同時に僕にとって初めての海外旅行でもありました。
旅行好きな妻が選んでくれた大手旅行会社のツアーは南はカプリ島、北はミラノまで、イタリアの主要観光都市を網羅する充実した内容のものでした。

イタリア訪問200回超えを自負する添乗員・掛井さんのアテンドは素晴らしく、バスの中ではずっとイタリアうんちくを話してくれていたので長い移動時間も苦になりませんでした。
その掛井さん曰く『下見ツアーです』という言葉がしっくりくる弾丸スケジュールツアーで、確かに各観光地での自由時間は短かったものの、その分イタリアのさまざまな表情を効率的に見てまわることができました。
ツアー参加者がいい人たちばかりだったのもラッキーでした。
最高に楽しい新婚旅行となりました。
ツアーのメリットはエアチケット・ホテル・食事・観光プランなどの全てをお膳立てしてもらえるところ。
ツアーのデメリットは団体行動なので自由が制限されてしまうところ。
もしもイタリア旅行が初めてなら、ツアーをおすすめします。
また行きたいと思ったならば、その時はぜひ自由を謳歌できる自力旅を。
\家族3人旅をまとめました!/

きっと帰りの飛行機で『また行きたい!』って全力で思うことになります(笑)
2020年元日に40歳の節目はイタリアで迎えるという目標を立てたものの、新型コロナのせいで渡航できず。
イタリア初旅行から9年。
結婚して10年。
その間イタリアに行くこと4度。
僕たち夫婦の心を鷲掴んで離さないイタリアでの初々しい思い出を久しぶりに振り返ってみることにしました。
そういえば動画編集スキルを身につけるきっかけになったのもイタリア旅行のおかげ。
各都市40分ほどの動画が完成した後にYouTube用にショートバージョンを作ったりして。
あの頃は時間があったなぁ…
若いなぁ…
細いなぁ…
10年経ってもその思い出はまったく色褪せないし、動画編集をめちゃくちゃがんばった当時の僕を褒めてあげたい。
とにかく今思うのは、国体道路と西通り(※いずれも福岡天神)で事足りていた僕を連れ出して、広い世界を見せてくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいです。
もくじ
Napoli&Capli
ナポリ・カプリ島

ちなみにナポリはバスの車窓から見るだけで、散策する時間はなし。
メインはナポリのベヴェレッロ港からフェリーで向かうカプリ島。

カプリ島といえば青の洞窟が有名ですが、行く前まではどんな場所なのかよく知らなくて。
行ってみたら洞窟内に入れるかは天候次第の一か八かみたいな観光スポットで驚きましたが、運良く洞窟内に入ることができ、自然が描きだす青色の美しさに感動&大興奮。

洞窟の出入りの瞬間は絶叫系アトラクションさながらです。
弾丸スケジュールなのでカプリ島での自由時間はなし。
青の洞窟観光後は急いでカプリ島内でランチして、フェリーでナポリに戻って、即バスでローマへ。

青い空
青い海
青の洞窟
僕が青系の服ばかりを買ってしまうようになったのは、初海外初観光で目の当たりにしたこの鮮烈な青体験によるものなのかもしれません。
しょっぱなから魂が歓喜しまくりでした。

浮かれてしまったからかツアー客に配られる迷子防止のためのイヤホン&受信機をどこかに置き忘れてしまったんです。
弁償費用5000円だったか1万円だったか。
旅行開始早々に無駄な出費を強いられることになったにも関わらず、怒らなかった慈愛に満ちた妻。
優しい人と結婚できてよかったなと感じたのを思い出しました。
カプリ島ハイライト
カプリ島|青の洞窟
ナポリ

Roma&Vaticane
ローマ・バチカン

小学生の頃、地図帳で見たバチカン市国。
“世界で一番小さな国”と思っていたバチカンは、とんでもなく巨大なアート空間でした。
全然小さくない。

バチカン美術館では絵画・彫像・タペストリー・地図など多種多様な芸術作品、芸術空間に圧倒されます。
システィーナ礼拝堂にはミケランジェロ『最後の審判』が。
すごすぎてもう人間技じゃないです。
神技、というか神そのもの。
からのサン・ピエトロ大聖堂とサン・ピエトロ広場。

こちらでもミケランジェロの『ピエタ像』など傑作揃い。
規模も数もケタ違いでした。

バチカン観光後はフィレンツェ方面移動前に駆け足でローマ観光。
コロッセオを外側から眺めて、トレビの泉で与えられた自由時間は20分。



それでも、時間がない中でいろいろねじ込んでくれているなぁという旅行会社側の努力を感じたローマ旅でした。
ローマの旅は一日にして成らず。
バチカンで1日、
ローマで1日、
計2日は欲しいところです。
バチカン美術館
サン・ピエトロ大聖堂、広場
外から見たコロッセオ
トレヴィの泉とコインのおまじない
バスから見たサンタンジェロ城・最高裁判所など



Pisa|ピサ

ピサといえば斜塔ですよね。
前日ローマからポンタッシエーベという郊外の町に1泊し、フィレンツェ観光の前に午前中だけサクっとピサ観光。

ピサのドゥオモ広場には洗礼堂・大聖堂・斜塔がそびえ立っています。
斜塔の傾き方は肉眼で見るとなかなかのもので、よく無事でいられたものだなぁと。
ピサの斜塔をバックに撮る記念写真ポーズは世界共通。

登ってみたいならば出国前の予約はマスト。
とはいえ、ツアーで行く場合は自由時間内に登れるかは定かではないので、自力旅の時にぜひ登ってみてください。
ドゥオモ広場のピサの斜塔・大聖堂・洗礼堂

Firenze|フィレンツェ

花の都・フィレンツェ。
フィレンツェといえばドゥオモや花の聖母教会とも呼ばれるサンタマリア・デル・フィオーレ大聖堂。
その大聖堂内に入ることもできました。
大聖堂内は外観の華やかさとは裏腹に落ち着いた空間でしたが、クーポラの内側には『最後の審判』が描かれていて荘厳で神聖な雰囲気を醸し出しています。
クーポラに登ることはできますが要予約で予約は数日先までいっぱいなので、登りたい場合は出国前からの予約は必須です。

ボッティチェッリやダヴィンチの名作が見られる『ウフィッツィ美術館』もあります。こちらも要予約ですがツアーなので行程に組み込まれていました。
作品数が多いため、地元ガイドさんの解説を聞きながら鑑賞できてよかったです。

ポンテベッキオや、フィレンツェが一望できるミケランジェロ広場にも行きました。
本当に居心地が良くて、イタリアを旅行するなら絶対に立ち寄りたい大好きな街です。
フィレンツェハイライト
フィレンツェドライブ
ジョットの鐘楼からドゥオモを愛でる
朝のフィレンツェ
夜のフィレンツェ



Venetia|ベネチア

水の都・ベネチア。
漫画『ワンピース』のウォーターセブンのモデルとなった街、というのは知っていましたが、ようやく本物の街並を見ることができました。
細い路地、水路が張り巡らされた街並は高潮と戦うベネチアの人たちの生き様そのもの。
不便だろうなと思いつつ、それを受け入れて変わらぬ暮らしを続ける人々に感服。

ベネチア観光には丸1日充てられていたので、サン・マルコ寺院、サン・マルコ広場、ゴンドラ遊覧、イカスミパスタなどなど…たっぷりベネチア観光を楽しむことができました。

迷路みたいな街なのであちこち動き回るには多少体力と行動力が必要ですが、サン・マルコ広場へ誘導する案内は随所にありますし、水路を行き交うヴァポレットを活用できれば快適なベネチア観光が楽しめること間違いなしです!
ジェラートを食べ歩きしたのもいい思い出です!
ベネチアハイライト
サン・マルコ寺院、広場、鐘楼解説
行きと帰りのジュデッカ運河




Verona|ヴェローナ





恋人たちの街、ヴェローナ。
ロミオとジュリエットで有名なジュリエットの家もあります。
グッズもラブリーなものが多い印象。
せっかくなのでラブリーなエプロンも購入。
ミラノへ向かう途中の短時間観光だったので訪れたのはジュリエットの家とわずかな自由時間だけでしたが、世界遺産の街・ヴェローナの雰囲気を堪能することができました。
新婚旅行にはぴったりの街ですね。
ヴェローナハイライト

Milano|ミラノ







ミラノといえば“ドゥオモ”と“最後の晩餐”。
最後の晩餐を見るには予約が必要ですが、ツアーだったので問題なく鑑賞できました。
レオナルド・ダ・ヴィンチによって最後の晩餐が描かれたのが1500年頃のこと。
500年以上前の傑作が目の前にある神秘。
アート好きな妻は肉眼で拝むことができて感動していました。
ミラノのドゥオモも圧倒的な存在感と美しさでした。
夜は自由時間だったので、地下鉄に乗って夜のドゥオモへ。
せっかくミラノを訪れるなら、昼夜両方のドゥオモを楽しんでいただきたいです。
ミラノハイライト
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガレリア
レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』について




全イタリア旅行まとめ記事
