今回のブログは「LINEスタンプを作りたいと思ったことがあるけど、作ったことがない人」にぜひ読んでいただきたい内容です。読んでいただきたいと言いつつ、めちゃくちゃ長くなってしまってます。でも、最後まで読んでいただければ、誰でも、間違いなくマイスタンプを仕上げることができるはずです!がんばりましょう!
もくじ
- 1 去年のLINEスタンプ作りでやり残していたこと
- 2 背景が透けたスタンプのほうが見た目スッキリ
- 3 『Procreate』の使い方
- 4 Procreateを立ち上げる
- 5 新規キャンパスに写真を挿入する
- 6 背景色の消し方はレイヤー操作
- 7 消しゴムで透過させたい部分をゴシゴシする
- 8 ペイント→ニッコラルで大胆に消す
- 9 アーティスティック→フレスコ画でボカして消す
- 10 ブラシサイズを調整する
- 11 ブラシの濃淡を調整する
- 12 文字を書く/レイヤーを追加する
- 13 レイヤーを使いこなす
- 14 イラストが完成しました!
- 15 PNGデータとして書き出す
- 16 書き出し完了!
- 17 LINEクリエイターズマーケットに登録する
- 18 アプリを立ち上げましょう
- 19 タイトルを入力しましょう
- 20 スタンプにしたい画像を追加しましょう
- 21 読み込んだ画像を編集しましょう
- 22 シミュレータで見え方を確認しましょう
- 23 ちゃんと透過されていることを確認
- 24 これをスタンプの数だけ繰り返しましょう
- 25 販売申請に関してもう少し詳しく
- 26 LINEスタンプリジェクトへの対応方法
- 27 アプリを使った文字の入れ方
- 28 『Phonto』でより高度なテキスト入力
去年のLINEスタンプ作りでやり残していたこと
質問です!自分用のLINEスタンプを作ってみたいと思ったことはありますか?また、実際に作ってみたことはありますか?もし作ったことがある方がいらっしゃれば、LINESTUDIOのみで作ったのか、別のソフトやアプリを使ったのかもぜひ教えてください!ご協力よろしくお願いします^^ #LINE #LINEスタンプ
— ハル (@harulog1120) May 31, 2018
ツイッターのアンケート機能を使って聞いてみました。
自分用のLINEスタンプを
- 作りたいと思ったことがある?
- 実際に作ったことがある?
- 作りたいと思ったことはない?
作りたいと思いつつも作ったことがない人が比率としては多い結果となりました。実際に作ったことがある僕からすると、絶対にできるからチャレンジして欲しいなというのが正直な気持ちです。LINE CREATORS STUDIOというアプリを使えば、誰でも自分用のLINEスタンプを作ることができます。それを販売することもできます。その便利なアプリを使って、去年、僕は初めてLINEスタンプを作りました。自分にとって身近な博多弁とイタリアのエッセンスを掛け合わせて作ってみたのですが、ありがたいことに10人くらいの方に(笑)お使いいただいております。心より感謝申し上げますm(_ _)m
イタリア・ルネサンス期 feat. 博多弁
このスタンプは、
- iPad Pro +Apple Pencilでメモアプリにイラストを描き
- Phontoで文字を入れ
- LINE CREATORS STUDIOで仕上げる
という行程で作り上げました。
自分の中では納得のいく出来ではあったのですが、当時の自分では力の及ばない部分がありました。
やり残したこと
本当は透過画像にしたかったんです。でも、できませんでした。透けさせる方法を知りませんでした。

だから、LINE CREATORS STUDIOの切り抜き機能でギリギリまで削ってました。でも、限度があるんですよ。緑のドットを指先で動かして切り抜くわけですが、指先での操作になるのでどうしても思い通りにならないところもありました。

あれから1年
先日、AppleStoreで開催されているセッションに参加したんです。「紋を作ろう」というセッションだったんですが、その時に使ったアプリが『Procreate』というドローイングアプリ。そのアプリを使えば、なんと超カンタンに背景を透過させることができちゃったんです。
背景が透けたスタンプのほうが見た目スッキリ
下地のない、絵や文字だけのスタンプのほうが見た目がスッキリしませんか?今回はこの『透けさせる技術』をマスターしましょう。
透けさせる技術て。。。うふ♡
『Procreate』の使い方
背景透過スタンプを作るにあたり、まずはProcreateをダウンロードします。有料アプリなだけあって、機能豊富です。
iPad向けProcreate
iPhone向けProcreate
取説動画
Procreateを立ち上げる

アプリをダウンロードしたら、まずは新規キャンパスを用意します。
- 画面右上の「+」マークをタップ
- お好みのキャンパスサイズを選ぶ
今回は正方形でもいいかなと思いスクエアをチョイスしました。
新規キャンパスに写真を挿入する

新規キャンパスに、加工したい写真や画像を挿入します。
- 設定ボタンをタップ
- イメージをタップ
- 写真を挿入をタップ
- 写真アプリから写真・画像を選ぶ
これで準備完了です。

背景色の消し方はレイヤー操作

初めは自動で白の背景色になってます。まずはこれを消します。
- 右上の紙が重なった「レイヤーマーク」をタップ
- 背景色のチェックを外す
チェックを外すと背景の白地が消えて、元々の画像のみの状態になります。

消しゴムで透過させたい部分をゴシゴシする

- 消しゴムマークをタップする
- 消え方を選ぶ
消しゴムというより、消せる筆先といったところでしょうか。ガサッと消せるものもあれば、優しく消せるものもあります。消すというより、消しながらも描いているような不思議な感覚が楽しめます。
ペイント→ニッコラルで大胆に消す

ガバーっと消してみました。消したところがそのまんま透過部分になります。この調子で不要部分は大胆に消していきます。ある程度、形が整ったところで消しゴムの種類を変えてみます。

アーティスティック→フレスコ画でボカして消す

絵の境界線をボカしたいので、ぼんやりと消すことができるアーティスティックのフレスコ画に変更。フレスコ画消しゴムで縁をなぞってやると境界部分がグラデーションっぽくなります。なんとなく、オーラといいますか、妖気が漂っているような雰囲気にしてみました。

ブラシサイズを調整する

画面左端の上のカーソルでブラシサイズを調整できます。ブラシサイズを少し小さくして、髪の毛部分をボカしていきます。
ブラシの濃淡を調整する

「消えすぎるなー、もうちょっと緩やかに消えてほしいなー」というときはブラシの濃淡を調節しましょう。画面左端の下のカーソルで、ブラシの濃淡を調整できます。
文字を書く/レイヤーを追加する

絵に関しては、いい感じに仕上げることができました。続いて文字を書いてみます。
- レイヤーをタップ
- 「+」ボタンをタップしてレイヤーを追加
絵が描かれているのがレイヤー1です。その上に透明のレイヤー2を重ねました。ここに文字を書いていきます。筆先の数は消しゴムと同じです。

書いてみました。残念ながらテキストツールはないので、文字を入れたい場合は直筆、もしくは他のアプリを使うことになります。

レイヤーを使いこなす

しっくりこなかったり、ちょっと違うかなーと思った時は、またレイヤーを追加してみましょう。レイヤーの追加方法はさっきと同じです。追加したら、レイヤー2のチェックを外します。すると、文字を書いていたレイヤー2だけが非表示になりました。
イラストが完成しました!

元々は四角のデータでしたが、消したり書いたりしながら、背景のない絵と文字だけのイラストが出来上がりました。とにかくProcreateの自由度の高さに驚かされます。
PNGデータとして書き出す

仕上げたイラストを背景透過データとして書き出さねばなりません。その方法です。
- 設定ボタンをタップ
- 共有をタップ
- PNGをタップ
PNGとして書き出しましょう。JPEGなどにすると、結局背景が白地のイラストになってしまいます。
画像を保存

標準の写真アプリに保存されます。
書き出し完了!

アフロディーテをモチーフにしたイラスト。さながら白目に見えるアフロディーテが優しく「見ていますよ」っていうギャップ萌えスタンプの完成です。
LINEクリエイターズマーケットに登録する
LINE CREATORS STUDIO

作ったイラストを今度はLINEスタンプ作成アプリに追加しなくてはなりません。スタンプ作成・販売申請が行えるアプリです。
アプリを立ち上げましょう

画面上部の「+スタンプを作ろう」をタップして新たなパッケージを作っていきます。
タイトルを入力しましょう

40文字以内でタイトルを入力します。ググられそうなタイトル、同じ趣味の人が検索しそうなワードを入れましょう。あとで変更することもできます。
スタンプにしたい画像を追加しましょう

画面下部の「+」ボタンをタップして画像を選びます。
- 手書(描)き
- 写真・画像
- カメラ撮影
手描き
スタンプデータは3つの方法で用意することができます。手書(描)きを使えば、簡単なイラストを即席で描くことができます。スタンダードなフォントに限られますが、テキスト入力することもできます。
カメラ撮影
カメラ撮影を使えば、”今”撮った写真をもとにして、スタンプを作ることができます。
写真・画像
僕は入念にProcreateでデータを作ったので、画像データを使用します。

読み込んだ画像を編集しましょう

画像が読み込まれました。画面下部にある「なぞる・かたち・消しゴム」ツールを使って編集することができます。今回は完成したデータを読み込んでいるので、画面右上の「スキップ」をタップして次に進みます。
シミュレータで見え方を確認しましょう

保存一歩手前まできました。保存する前に、実際にどう見えるのかを確認しておきたいところ。そんな時は画面右下の「シミュレータ」をタップしてみましょう。
ちゃんと透過されていることを確認

LINEで実際に使われた場合は、このように表示されることになります。文字と絵以外のスペースはちゃんと透過されていました。感動♡
これをスタンプの数だけ繰り返しましょう
最少8個で販売申請できます。難しく感じるかもしれませんが、1度覚えたらあとは繰り返すだけです。やはりiPad+ApplePencilで描く作業は楽しいです。今はApplePencilはiPadProだけのものではなくなりました。低価格帯のiPadでもApplePencilを使ってのお絵かきが楽しめます。Procreateも最高のお絵かき帳になります。楽しすぎるオモチャを駆使して、ぜひLINEスタンプ作りにチャレンジしてみてくださいね!
販売申請に関してもう少し詳しく

LINEスタンプリジェクトへの対応方法

アプリを使った文字の入れ方

『Phonto』でより高度なテキスト入力

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