3年A組菅田将暉/柊一颯7話名言『生徒はモノじゃない、人間だ！』

3年A組柊先生の名言を全話分まとめています。その他の回の名言は記事後半のリンクからどうぞ。

『ちょっと遅めの俺の授業を始める。礼。』

ちょっと遅めの11時3分に始まった柊先生の授業で出された課題は、午後8時までに武智が全ての罪を自白すること。もしこの課題がクリアできなければ、武智がもっとも大切にしているものを奪うと宣告する柊先生。武智はそれが血統書付きの飼い犬だと焦るが。。。

『瀬尾、お前のゴールはどこだ。スポーツ推薦で大学に入ることか。それとも大学を卒業しても、選手を続けることか。(知らねぇよ。目の前のことにいっぱいいっぱいで、考えたこともねぇよ。)そっか。お前たちはそれでいい。だが、教師はそうはいかない。お前たちに、頼みがある。俺という人間を、ジャッジしてくれないか。』

スポーツ推薦に固執する瀬尾へのメッセージ。安泰だったはずの推薦というハシゴを外そうとする柊先生に反抗し、学校を抜け出そうと画策する瀬尾。生徒数名で美術準備室に押し掛けるも甲斐らによって脱走計画は失敗。武智のおかげでスポーツ推薦による進学が決まっていた瀬尾。自分を救ってくれた武智を信じたかったのか。それとも自分の将来をただただ守りたかったのか。

 『約束通り、あなたの大切なものをいただきました。名声と権威。それがあなたにとって、何よりも大切なものだった。これで全てを失った。』

“与えられた名声と権威”はその人を表す衣のようなもの。”欲しがった名声と権威”は言うなればメッキ。武智の名声と権威は後者なので、簡単に剥がれてしまいました。

『生徒はモノじゃない！人間だ！俺たちが導いてやらなきゃならない、脆くて、未完成な人間なんだよ！三歩先しか見えてない彼らに、長いレールを敷いてやる。未来を信じて、行く先を案じて、どの道を歩めば、それが彼らにとっての最善なのかを考える。寄り添って、寄り添って一緒に、答えを探す！それが、教師の務めだろ。あいつらの将来を、俺は見届けることができない。でもだからこそ、あいつらには幸せになってもらいたい。』

人生の多様性を教えてくれる先生が身近にいればラッキー。そうでなければ自分で探すしかありません。それは”信じられる誰か”かもしれないし、小説の一説かもしれないし、映画のワンシーンかもしれない。とにかく若い人たちには「自分の人生の指針となる何か」を見つけてもらいたいと僕は思います。

『俺は生徒を信じてる。生徒のこれからを信じてる。いつか必ず、彼らが証明してくれるはずだ。俺がここで伝えたかったことを。あなたのような人間にならないために。お前に、教壇に立つ資格はない。』

生徒たちの心に、柊先生は真の教師として、武智先生は反面教師として刻まれました。

『さぁ、これからが本番だ。』

学校内の掃除はこれにて完了。次は世の中へ向けての魂の授業の始まりです。きっと。

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