
スマホ料金がおもしろいことになりそうな2021年。
総務省からの圧力とドコモ・ahamoの攻めた料金プラン発表を受けて、ソフトバンクも早々に新料金プランを発表しました。
ソフトバンクのドコモにない強みは『ワイモバイル』があることだと思います。
ソフトバンクグループの特徴は、
- ソフトバンク▶︎大容量・ショップサービスあり
- ワイモバイル▶︎低中容量・ショップサービスあり
- LINEMO(ラインモ)▶︎中容量・オンラインのみ
の3ブランドで松竹梅メニューを構成できるところ。
ドコモの場合は大容量プランがよければ5Gギガホプレミアを、安くしたければahamoを選ぶことになるわけですが、ちょうどいいデータ量でそこそこ安くてショップでサービスを受けられるプランがないんです。
※5Gギガライトという下位プランがありますが、それにするくらいならahamoにしたほうがいいと僕は思います。
だからオンライン手続きとかスマホが故障・調子が悪い時に自分でどうにかできない人がahamoにしちゃうと、駆け込み寺がなくて困り果ててしまうことが目に見えているわけです。
だから、そこそこ安くてショップでのサービスも受けられるワイモバイルやUQモバイルの存在意義が薄れることは、今のところ考えにくい。
となると、どこにすればいいのか。
今回はソフトバンクファミリーの3キャリアに絞って解説していきます!
もくじ
大容量ならソフトバンク
メリハリ無制限
- 2021年3月スタート
- 月額6580円(税込7238円)
- 5G・4G対応
- データ通信無制限
- テザリング・データシェア上限30GB
- 3GB以下の月は1500円引き
- 新みんな家族割▶︎2人:-600円/3人以上:-1100円
- おうち割光セット:-1000円
ソフトバンクのプランは『メリハリ無制限』のみなのでシンプルでわかりやすくなりました。
ソフトバンク回線がよくて、データをじゃぶじゃぶ使いたい人は迷わずこのプランを選ぶことになります。
家族2人でソフトバンクを利用すれば毎月全員600円引き、3人以上なら毎月全員1100円引き。
ソフトバンク光・Air加入なら毎月全員1000円引きとなります。
通話オプション
- 準定額オプション+▶︎880円/月(5分通話定額)
- 定額オプション+▶︎1980円/月(24時間通話定額)
+スマホ端末割賦代金
シンプルになり値下がりした料金プランだけを見ると喜びたくなるところですが、スマホを新しく購入したり、割賦代金が残っている人はここに数千円がプラスされることになります。
iPhoneと一言で言っても、iPhone12Proなら余裕の10万円超えだし、iPhoneSEなら4万円台で購入できます。
スマホを購入する前に、端末代金がいくらなのか、自分に合う機能を備えたスマホなのかなどを意識するようにしましょう。
\5Gが無制限!/

ワイモバイル
シンプルS
- 月額1980円(税込2178円)
- 高速通信データ容量:3GB
- 超過後は最大300kbpsで無制限
- 4G+5G
- 通話料:30秒20円
シンプルM
- 月額2980円(税込3278円)
- 高速通信データ容量:15GB
- 超過後は最大1Mbpsで無制限
- 4G+5G
- 通話料:30秒20円
シンプルL
- 月額3780円(税込4158円)
- 高速通信データ容量:25GB
- 超過後は最大1Mbpsで無制限
- 4G+5G
- 通話料:30秒20円
ソフトバンク回線が本家ソフトバンクより安く快適に使えるということで人気のワイモバイルも料金プランが刷新されました。
ドコモ陣営にはないソフトバンク陣営の強みはまさにここで、“データはそんなにいらないけど店舗でのサービスも受けたい”という人にとってはまさにワイモバイルが受け皿となります。
松竹梅の竹ブランド的存在で、プランも松竹梅化されていて、月々の利用データ量に応じたプランを選ぶことができるのもメリット。
また、2月中旬以降は旧プランユーザー含め、5G通信にも対応します。
大きな変更点としては、これまではプランに内包されていた10分通話定額オプションが選択制になったこと。
通話もよく利用する人は通話オプションも忘れずに加入しておきましょう!
通話オプション/月額
- だれとでも定額(通話10分定額):700円
- スーパーだれとでも定額(通話し放題):1700円
割引
- おうち割光セット:-1080円引き/月
- 家族割引サービス(2回線目以降):-1080円
\選べるプランが魅力!/
LINEMO|ラインモ
オンライン専用の新プランド
- 月額料金:2480円(税込2728円)
- データ容量:20GB
- データ容量超過後は1Mbps
- LINEアプリはデータフリー
- かけ放題オプション:500円(5分かけ放題)・1500円(かけ放題)
- 家族割なし
- 4G&5Gネットワーク
- オンライン契約のみ
- eSIM対応
- アメリカ放題対応
- キャリアメールなし
ドコモのahamoに対抗する形で発表されたLINEMO/ラインモはワイモバイルよりもさらに安い月額料金を実現しています。
ワイモバイルのシンプルMと同額ながらデータは5GB多い20GB、5分通話定額付きです。
利用頻度の多いLINEアプリにかかる通信がデータフリーというところも魅力。将来的にはLINEで申込や手続きが完了できるようになる可能性も。
ただし申込や手続きはオンライン限定なので、困った時に駆け込める店舗・窓口はありません。
全て自己解決できる人にとっては魅力的な新ブランドですが、そうでない人にとってはソフトバンク・ワイモバイルの方が安心安全な選択肢ということになります。
\月額2980円!/

どこを選べばいいの?
ソフトバンクがおすすめの人
- ソフトバンク回線がいい人
- データを無制限に使いたい人
- 家のネットがソフトバンク光・Airの人
- ショップでのサービスを受けたい人
- オンライン手続きが苦手な人
ワイモバイルがおすすめの人
- ソフトバンク回線がいい人
- ソフトバンクより安くしたい人
- データ量が3〜25GBで足りる人
- ショップでのサービスを受けたい人
- オンライン手続きが苦手な人
LINEMO/ラインモがおすすめの人
- ソフトバンク回線がいい人
- ワイモバイルより安くしたい人
- データ量が20GBで足りる人
- ショップでのサービスが不要な人
- オンライン手続きが得意な人
- iPhoneのeSIMで利用したい人
データ量とショップの必要性が分かれ目
まずは毎月どのくらいのデータ量が必要なのかを確認してみましょう。
25GB以内に収まるようであればソフトバンクよりワイモバイルのシンプルLの方が月額料金を抑えることができます。
ショップでのサービスが不要であれば、ワイモバイルよりLINEMO/ラインモの方が料金は安く・データは多く使うことができます。
なんとなく使うのではなく、自分にジャストフィットなキャリア・プランを選ぶことで、使えるデータ量を増やしたり、毎月の支払額を大幅に減らすこともできます。



